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公開番号2024043375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148538
出願日2022-09-16
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05D 13/00 20060101AFI20240322BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】枠体や障子に擦り傷等の損傷を来す事態を抑えた上で、障子を閉じた場合に枠体及び障子を互いに押圧すること。
【解決手段】枠体10と、枠体10に対して開閉可能に配設された障子20A,20Bとを備え、障子20A,20Bには、枠体10に対して障子20A,20Bを閉じ位置に配置した際に枠体10に当接することにより、枠体10に対して障子20A,20Bを見込み方向に押圧する下部引き寄せ部材70が設けられた建具であって、下部引き寄せ部材70には、枠体10に対して障子20A,20Bを閉じ位置に配置した際に当接する下部ガイド当接面72a及び下部押圧当接面72bにリブ73が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
枠体と、前記枠体に対して開閉可能に配設された障子とを備え、
前記枠体及び前記障子の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、
前記押圧部材は、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に当接する当接面が凹凸状に構成されていることを特徴とする建具。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記障子は前記枠体に対してスライドすることにより開閉されるものであり、
前記押圧部材は、前記枠体に対して前記障子の見込み方向に押圧することにより、前記枠体及び前記障子の少なくとも一方に設けられたタイト材を他方に押圧させることを特徴とする請求項1に記載の建具。
【請求項3】
前記押圧部材には、前記障子のスライド方向に沿って延在する複数のリブが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の建具。
【請求項4】
前記リブは、直線状に延在し、一方の端部から他方の端部に向けて傾斜するように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
枠体に対して障子が開閉可能に配設された建具には、障子の戸先となる縦框に戸当りピースと称される押圧部品を設ける一方、縦枠に当接板部を設けるようにしたものがある。押圧部材は、弾性を有した樹脂によって成形され、当接板部は縦枠と一体に成形されている。この建具では、枠体に対して障子を閉じ位置に配置すると、縦枠の当接板部に押圧部材が当接し、その反力により枠体に対して障子が見込み方向に押圧された状態となり、例えば障子の脱落を防止したり、枠体と障子との間の水密性や気密性を確保することができる等の利点がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-308241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、障子を閉じ位置に配置する際には、当接板部に対して押圧部材が当接した状態で移動することになる。このため、押圧部材の当接面に砂やゴミ等の異物が付着していた場合には、当接板部に擦り傷等の損傷を来す懸念がある。こうした問題は、障子に当接板部が設けられ、枠体に押圧部材が設けられている場合にも同様に生じ得る。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、枠体や障子に擦り傷等の損傷を来す事態を抑えた上で、障子を閉じた場合に枠体及び障子を互いに押圧することのできる建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る建具は、枠体と、前記枠体に対して開閉可能に配設された障子とを備え、前記枠体及び前記障子の少なくとも一方には、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に他方に当接することにより、前記枠体及び前記障子を相対的に見込み方向に押圧する押圧部材が設けられた建具であって、前記押圧部材は、前記枠体に対して前記障子を閉じ位置に配置した際に当接する当接面が凹凸状に構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、押圧部材の突部を介してのみ枠体及び障子の他方に当接するため、他方に対する接触面積が減少することになり、仮に押圧部材の当接面に砂やゴミ等の異物が付着していた場合にも他方に生じる擦り傷等の損傷を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である建具を室内側から見た姿図である。
図1に示した建具の縦断面図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具の障子を示す要部拡大斜視図である。
図1に示した建具の要部を示すもので、(a)は要部平面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
図1に示した建具に適用する上部摺動部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部平面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部平面図である。
図6に示した上部摺動部材を示すもので、(a)は室内側から見た側面図、(b)は平面図、(c)は内周側から見た背面図、(d)は外周側から見た正面図、(e)は室外側から見た側面図、(f)は斜視図である。
図1に示した建具に適用する下部摺動部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図8に示した下部摺動部材を示すもので、(a)は室内側から見た側面図、(b)は平面図、(c)は内周側から見た背面図、(d)は外周側から見た正面図、(e)は室外側から見た側面図、(f)は斜視図である。
図1に示した建具に適用する押圧部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図10に示した第1の押圧部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は外周側から見た正面図である。
図1に示した建具に適用する押圧部材を示すもので、(a)は障子が閉じ位置に配置される以前の状態の要部横断面図、(b)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
図12に示した第2の押圧部材を示すもので、(a)は平面図、(b)は外周側から見た正面図である。
本発明の変形例である建具の要部を示すもので、(a)は障子が開き位置に配置された状態の要部横断面図、(b)は障子が(a)よりも閉じ位置側に配置された状態の要部横断面図、(c)は障子が閉じ位置に配置された状態の要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
【0010】
図1~図3は、本発明の実施の形態である建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10と、枠体10の室外側となる部分に配設した外障子20Aと、枠体10の室内側となる部分に配設した内障子20Bとを備えた引き違い窓と称されるものである。枠体10は、左右の縦枠11,12、上枠13、下枠14を四周組することによって四角形状に構成したものである。外障子20Aは、四角形状を成す複層ガラス等の面材21と、面材21の四周に配設した左右の縦框22,23、上框24、下框25とを備えて構成したものである。内障子20Bも同様に、四角形状を成す面材21と、面材21の四周に配設した縦框22,23、上框24、下框25とを備えて構成したものである。図示の例では、枠体10の開口を閉じるべく外障子20A及び内障子20Bをそれぞれの閉じ位置(図1に示す位置)に配置した場合、室内側から見て枠体10の左側に外障子20Aが配置され、かつ右側に内障子20Bが配置されるように枠体10、外障子20A及び内障子20Bが構成してある。
(【0011】以降は省略されています)

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