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公開番号2024056318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163115
出願日2022-10-11
発明の名称河川監視システム、河川監視方法、及びプログラム
出願人古野電気株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類G08B 21/10 20060101AFI20240416BHJP(信号)
要約【課題】広範囲を監視可能な河川監視システム、河川監視方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】河川監視システムは、河川1の側壁11に固定された複数のリフレクタ2からなるリフレクタ群に対し、送信方向を変更しながら電波を送信する送信部31と、電波の反射波を受信する受信部32と、複数のリフレクタ2の位置に対応する反射波に基づく値Rと基準値Bとに基づいて、複数のリフレクタ2の状態を一覧で出力する出力部41と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
河川の側壁に固定された複数のリフレクタからなるリフレクタ群に対し、送信方向を変更しながら電波を送信する送信部と、
前記電波の反射波を受信する受信部と、
複数の前記リフレクタの位置に対応する前記反射波に基づく値と基準値とに基づいて、複数の前記リフレクタの状態を一覧で出力する出力部と、
を備える、河川監視システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記基準値は、前記リフレクタからの電波の反射を遮蔽する物体がない状態の前記反射波に基づく値であり、
前記出力部は、前記リフレクタの位置における前記反射波に基づく値が前記基準値よりも低い場合、前記リフレクタからの反射波がない状態と出力し、前記リフレクタの位置における前記反射波に基づく値が前記基準値以上の場合、前記リフレクタからの反射波がある状態と出力する、
請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項3】
前記リフレクタ群は、それぞれ異なるエリアに配置された複数のリフレクタ組を含み、
前記リフレクタ組は、水平方向に所定距離以上離れ、かつ異なる高さに固定された複数のリフレクタを含む、
請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項4】
前記出力部は、複数の前記リフレクタの位置に対応する前記反射波に基づく値と、前記リフレクタの位置における過去の前記反射波に基づく値とに基づいて、前記リフレクタの位置の変化を地形の変化として出力する、
請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項5】
前記一覧に基づいて、任意の前記リフレクタの状態を推定する推定部と、
前記推定部が推定した状態と前記リフレクタの位置の実際の状態が異なる場合、警告を出す警告部をさらに備える、
請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項6】
前記一覧は、それぞれの前記リフレクタの位置からの前記反射波に関する情報の二次元分布である、請求項1から請求項5のいずれかに記載の河川監視システム。
【請求項7】
前記送信部と前記受信部を備えた複数のセンサは、送信電波の届かない死角を互いに補間する位置に設置されている、請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項8】
前記送信部は、回転するアンテナによって送信方向を変更する、請求項1に記載の河川監視システム。
【請求項9】
河川の側壁に固定された複数のリフレクタからなるリフレクタ群に対し、送信部の送信方向を変更しながら電波を送信することと、
前記電波の反射波を受信部で受信することと、
複数の前記リフレクタの位置に対応する前記反射波に基づく値と基準値とに基づいて、複数の前記リフレクタの状態を一覧で出力することと、
を含む、河川監視方法。
【請求項10】
河川の側壁に固定された複数のリフレクタからなるリフレクタ群に対し、送信部の送信方向を変更しながら送信され、受信部で受信された電波の反射波に関するデータを取得することと、
複数の前記リフレクタの位置に対応する前記反射波に基づく値と基準値とに基づいて、複数の前記リフレクタの状態を一覧で出力することと、
を1又は複数のプロセッサに実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、河川監視システム、河川監視方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【0002】
各地でゲリラ豪雨などの異常気象が多発しており、水位などの河川の特徴を広範囲で監視できることが望まれる。
【0003】
特許文献1には、アンダーパス構造の車両用道路における冠水監視システムを開示しているが、河川の冠水監視にも適用できる可能性が記載されている。しかし、河川の広範囲の監視に適用できるかが不明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-32999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、広範囲を監視可能な河川監視システム、河川監視方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の河川監視システムは、河川の側壁に固定された複数のリフレクタからなるリフレクタ群に対し、送信方向を変更しながら電波を送信する送信部と、前記電波の反射波を受信する受信部と、複数の前記リフレクタの位置に対応する前記反射波に基づく値と基準値とに基づいて、複数の前記リフレクタの状態を一覧で出力する出力部と、を備える。
【0007】
この構成によれば、河川の側壁に固定された複数のリフレクタからなるリフレクタ群に対して、送信方向を変更しながら電波をセンサ(送信部及び受信部)が送受信するので、1つのセンサ(送信部及び受信部)で広い範囲の複数のリフレクタの状態を監視可能となり、河川の広範囲の監視に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
河川監視システムを説明するための斜視図。
河川監視システムを示すブロック図。
河川の側壁に設けられる複数のリフレクタの位置に関する説明図。
河川に対するセンサ及びリフレクタの配置位置を示す俯瞰図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
以下、本開示の第1実施形態の河川監視システムを、図面を参照して説明する。図1は、河川監視システムを説明するための斜視図である。図2は、河川監視システムを示すブロック図である。
【0010】
図1及び図2に示すように、河川監視システムは、河川1の側壁11に固定された複数のリフレクタ2からなるリフレクタ群に対して、送信方向を変更しながら電波を送信する送信部31と、電波の反射波を受信する受信部32と、を有する。送信部31及び受信部32はいわゆるレーダ(センサ3とも表記する場合がある)である。第1実施形態において、送信部31は、回転するアンテナ30によって送信方向を変更している。河川1の側壁11は、河川1の増水によって冠水し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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