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公開番号2024053780
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160208
出願日2022-10-04
発明の名称フラットケーブル組立体および回転コネクタ装置
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 35/04 20060101AFI20240409BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電磁ノイズを確実に低減できるフラットケーブル組立体および回転コネクタ装置を提供する。
【解決手段】フラットケーブル組立体50は、第1フラットケーブル51、第2フラットケーブル52、およびダミーフラットケーブル53を備える。第1フラットケーブル51は、少なくとも4本の導電体51Aを含む。少なくとも4本の導電体51Aは、少なくとも2本の伝送路導電体51C、第1導電体51D、および第2導電体51Eを含む。第1導電体51Dおよび第2導電体51Eは、第1配置方向D1において少なくとも4本の導電体51Aの両端に配置される。少なくとも4本の回路導電体52Aは、電源供給ラインに電気的に接続されるように構成される。第1フラットケーブル51は、フラットケーブル組立体50が装置にセットされている使用状態において、第2フラットケーブル52とダミーフラットケーブル53との間に配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
フラットケーブル組立体であって、
第1配置方向に間隔を空けて並ぶ少なくとも4本の導電体と、前記少なくとも4本の導電体を少なくとも部分的に覆う第1電気絶縁体と、を含む第1フラットケーブルと、
第2配置方向に間隔を空けて並ぶ少なくとも4本の回路導電体と、前記少なくとも4本の回路導電体を少なくとも部分的に覆う第2電気絶縁体と、を含む第2フラットケーブルと、
導電体を含まないダミーフラットケーブルと、を備え、
前記少なくとも4本の導電体は、
伝送路に電気的に接続されるように構成される少なくとも2本の伝送路導電体と、
前記伝送路に電気的に接続されないように構成される第1導電体と、
前記伝送路に電気的に接続されないように構成される第2導電体と、を含み、
前記少なくとも2本の伝送路導電体は、前記第1配置方向において前記第1導電体と前記第2導電体との間に設けられ、
前記第1導電体および前記第2導電体は、前記第1配置方向において前記少なくとも4本の導電体の両端に配置され、
前記少なくとも4本の回路導電体は、電源供給ラインに電気的に接続されるように構成され、
前記第1フラットケーブルは、前記フラットケーブル組立体が装置にセットされている使用状態において、前記第2フラットケーブルと前記ダミーフラットケーブルとの間に配置され、
前記第1フラットケーブルは、前記フラットケーブル組立体の前記使用状態において、前記第1フラットケーブルと前記第2フラットケーブルとの間に他のフラットケーブルが配置されることなく前記第2フラットケーブルに隣接し、
前記第1フラットケーブルは、前記フラットケーブル組立体の前記使用状態において、前記第1フラットケーブルと前記ダミーフラットケーブルとの間に他のフラットケーブルが配置されることなく前記ダミーフラットケーブルに隣接する、
フラットケーブル組立体。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1導電体は、前記電源供給ラインに電気的に接続されるように、または、前記電源供給ラインに電気的に接続されないように構成され、
前記第2導電体は、前記電源供給ラインに電気的に接続されるように、または、前記電源供給ラインに電気的に接続されないように構成される、
請求項1に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項3】
前記少なくとも2本の伝送路導電体は、通信プロトコルを用いてデータを伝送する前記伝送路に電気的に接続されるように構成される、
請求項1に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項4】
前記少なくとも2本の伝送路導電体の総数は、4本以上である、
請求項1から3のいずれか一項に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項5】
前記少なくとも4本の導電体の総数は、前記少なくとも4本の回路導電体の総数と同じである、
請求項1から3のいずれか一項に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項6】
前記少なくとも4本の導電体は、互いに同じ断面形状を有し、
前記少なくとも4本の回路導電体は、互いに同じ断面形状を有する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項7】
第3フラットケーブルをさらに備え、
前記第3フラットケーブルは、前記フラットケーブル組立体の前記使用状態において、前記第2フラットケーブルおよび前記ダミーフラットケーブルの一方と前記第3フラットケーブルとの間に他のフラットケーブルが配置されることなく前記第2フラットケーブルおよび前記ダミーフラットケーブルの前記一方に隣接する、
請求項1から3のいずれか一項に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項8】
前記第2フラットケーブルおよび前記ダミーフラットケーブルの一方は、前記フラットケーブル組立体の前記使用状態において、前記第1フラットケーブルと前記第3フラットケーブルとの間に配置される、
請求項7に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項9】
前記第1フラットケーブルおよび前記第2フラットケーブルの少なくとも一方は、前記フラットケーブル組立体の前記使用状態において、前記ダミーフラットケーブルと前記第3フラットケーブルとの間に配置される、
請求項7に記載のフラットケーブル組立体。
【請求項10】
前記第3フラットケーブルは、第3配置方向に間隔を空けて並ぶ少なくとも2本の第3導電体と、前記少なくとも2本の第3導電体を少なくとも部分的に覆う第3電気絶縁体と、を含む、
請求項7に記載のフラットケーブル組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に開示される技術は、フラットケーブル組立体および回転コネクタ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
国際公開WO2014/017649A1号公報に記載の回転コネクタ装置は、重ね合せケーブル(100)を有する。重ね合せケーブル(100)は、第1フラットケーブル(101)、2枚のダミーフラットケーブル(102)、および回路導体フラットケーブル(103)を有する。第1フラットケーブル(101)と回路導体フラットケーブル(103)との間に必ずダミーフラットケーブル(102)が介在するので、回路導体フラットケーブル(103)における回路導体(110)の通電によって、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
【0003】
また、国際公開WO2011/136008A1号公報に記載の回転コネクタ装置は、重ね合せケーブル(300)を有する。重ね合せケーブル(300)は、第1ダミーフラットケーブル(301)、シールドフラットケーブル(302)、第1フラットケーブル(303)、および第2ダミーフラットケーブル(304)を有する。第1フラットケーブル(303)は、伝送路導体組(330)を有する。シールドフラットケーブル(302)は、シールド導体(320)を有する。重ね合せケーブル(300)を巻いた状態では、径方向に重ね合わさる伝送路導体組(330)同士の間には、シールド導体(320)と2枚のダミーフラットケーブル(301、304)が介在する。これにより、電磁ノイズによる電気的干渉を防止しつつ、インピーダンスを安定させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2014/017649A1号公報
国際公開WO2011/136008A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願に開示される技術の課題は、電磁ノイズを確実に低減できるフラットケーブル組立体および回転コネクタ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の特徴によれば、フラットケーブル組立体は、第1フラットケーブル、第2フラットケーブル、およびダミーフラットケーブルを備える。第1フラットケーブルは、第1配置方向に間隔を空けて並ぶ少なくとも4本の導電体と、少なくとも4本の導電体を少なくとも部分的に覆う第1電気絶縁体と、を含む。第2フラットケーブルは、第2配置方向に間隔を空けて並ぶ少なくとも4本の回路導電体と、少なくとも4本の回路導電体を少なくとも部分的に覆う第2電気絶縁体と、を含む。ダミーフラットケーブルは、導電体を含まない。少なくとも4本の導電体は、少なくとも2本の伝送路導電体、第1導電体、および第2導電体を含む。少なくとも2本の伝送路導電体は、伝送路に電気的に接続されるように構成される。第1導電体は、伝送路に電気的に接続されないように構成される。第2導電体は、伝送路に電気的に接続されないように構成される。少なくとも2本の伝送路導電体は、第1配置方向において第1導電体と第2導電体との間に設けられる。第1導電体および第2導電体は、第1配置方向において少なくとも4本の導電体の両端に配置される。少なくとも4本の回路導電体は、電源供給ラインに電気的に接続されるように構成される。第1フラットケーブルは、フラットケーブル組立体が装置にセットされている使用状態において、第2フラットケーブルとダミーフラットケーブルとの間に配置される。第1フラットケーブルは、フラットケーブル組立体の使用状態において、第1フラットケーブルと第2フラットケーブルとの間に他のフラットケーブルが配置されることなく第2フラットケーブルに隣接する。第1フラットケーブルは、フラットケーブル組立体の使用状態において、第1フラットケーブルとダミーフラットケーブルとの間に他のフラットケーブルが配置されることなくダミーフラットケーブルに隣接する。
【0007】
第1の特徴に係るフラットケーブル組立体では、第1フラットケーブルの第1導電体および第2導電体が第1配置方向において少なくとも4本の導電体の両端に配置され、かつ、フラットケーブル組立体が装置にセットされている使用状態において、第1フラットケーブルが第2フラットケーブルとダミーフラットケーブルとの間に配置される。したがって、フラットケーブル組立体の特性インピーダンスを所望の範囲内に収めることができ、フラットケーブル組立体が電気的に接続される伝送路の特性インピーダンスとフラットケーブル組立体の特性インピーダンスとの差を小さくできる。これにより、伝送路での信号の反射を低減でき、電磁ノイズを確実に低減できる。
【0008】
第2の特徴によれば、第1の特徴に係るフラットケーブル組立体において、第1導電体は、電源供給ラインに電気的に接続されるように、または、電源供給ラインに電気的に接続されないように構成される。第2導電体は、電源供給ラインに電気的に接続されるように、または、電源供給ラインに電気的に接続されないように構成される。
【0009】
第2の特徴に係るフラットケーブル組立体では、フラットケーブル組立体の特性インピーダンスを所望の範囲内に確実に収めることができ、フラットケーブル組立体が電気的に接続される伝送路の特性インピーダンスとフラットケーブル組立体の特性インピーダンスとの差をより小さくできる。すなわち、電磁ノイズをより確実に低減できる。
【0010】
第3の特徴によれば、第1または第2の特徴に係るフラットケーブル組立体において、少なくとも2本の伝送路導電体は、通信プロトコルを用いてデータを伝送する伝送路に電気的に接続されるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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