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公開番号2024053188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159282
出願日2022-10-03
発明の名称光電式分離型感知器及び光電式分離型感知器の光軸調整方法
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類G08B 17/103 20060101AFI20240408BHJP(信号)
要約【課題】防水仕様を適用する場合に好適で、かつ、高精度の光軸調整を実現できる光電式分離型感知器及び光電式分離型感知器の光軸調整方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る光電式分離型感知器は、発光素子3を有する送光器1と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなるものであって、送光器1又は受光器の少なくともいずれか一方に光軸調整手段7を備え、光軸調整手段7は、レンズ中心が発光素子3又は受光素子の光軸からずれた位置に配置された凸レンズを含む複数枚のレンズと、前記凸レンズを含む少なくとも2枚のレンズをそれぞれ異なる回転速度で、それぞれのレンズ中心からずれた回転軸回りに回転させるレンズ回転手段11と、を有することを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子を有する送光器と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなる光電式分離型感知器であって、
前記送光器又は前記受光器の少なくともいずれか一方に光軸調整手段を備え、
該光軸調整手段は、レンズ中心が前記発光素子又は前記受光素子の光軸からずれた位置に配置された凸レンズを含む複数枚のレンズと、
前記凸レンズを含む少なくとも2枚のレンズをそれぞれ異なる回転速度で、それぞれのレンズ中心からずれた回転軸回りに回転させるレンズ回転手段と、を有することを特徴とする光電式分離型感知器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記レンズ回転手段は、
前記複数枚のレンズを、前記光軸を回転軸として回転させることを特徴とする請求項1に記載の光電式分離型感知器。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の光電式分離型感知器の光軸調整方法であって、
前記複数枚のレンズを回転させると共に、前記受光器の受光量に基づいて前記複数枚のレンズの最適な位置を特定することを特徴とする光電式分離型感知器の光軸調整方法。
【請求項4】
前記複数枚のレンズの回転前の位置を初期位置とし、該初期位置に戻るまで前記回転を行った後、前記受光量が最も大きくなったときの前記複数枚のレンズの位置を前記複数枚のレンズの最適位置と特定し、該最適位置に前記複数枚のレンズを配置することを特徴とする請求項3に記載の光電式分離型感知器の光軸調整方法。
【請求項5】
発光素子を有する送光器と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなる光電式分離型感知器の光軸調整方法であって、
前記送光器及び/又は前記受光器に設けられて、レンズ中心が前記発光素子又は前記受光素子の光軸からずれた位置に配置された凸レンズを含む少なくとも2枚のレンズを、それぞれ異なる回転速度で、それぞれのレンズ中心からずれた回転軸回りに回転させると共に、前記受光器の受光量に基づいて前記レンズの最適な位置を特定することを特徴とする光電式分離型感知器の光軸調整方法。
【請求項6】
前記凸レンズを含む少なくとも2枚のレンズの回転前の位置を初期位置とし、該初期位置に戻るまで前記回転を行った後、前記受光量が最も大きくなったときの前記レンズの位置を前記レンズの最適位置と特定し、該最適位置に前記レンズを配置することを特徴とする請求項5に記載の光電式分離型感知器の光軸調整方法。
【請求項7】
発光素子を有する送光器と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなる光電式分離型感知器であって、
前記送光器又は前記受光器の少なくともいずれか一方に光軸調整手段を備え、
該光軸調整手段は、レンズ中心が前記発光素子又は前記受光素子の光軸からずれた位置に配置された凸レンズと、光の進行方向を偏向するウェッジプリズムと、
前記凸レンズをレンズ中心からずれた回転軸回りに回転させると共に、前記ウェッジプリズムを前記凸レンズの回転速度と異なる回転速度で回転させるレンズ・ウェッジプリズム回転手段と、を有することを特徴とする光電式分離型感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子を有する送光器と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなる光電式分離型感知器及び光電式分離型感知器の光軸調整方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光電式分離型感知器は、発光素子を収容した送光器と、受光素子を収容した受光器とを高所(通常、地上10~15m)において通常5~100mの監視距離を隔てて対向配置して送光器と受光器の間に、煙が存在することによる光の減衰を感知することで、火災を検知するものである。
送光器と受光器を長距離離して設置するため、送光器と受光器の光軸を一致させるための調整が必要である。
【0003】
そのため光電式分離型感知器は、光軸を調整するための光軸調整手段を備えている。
例えば特許文献1に開示される光電式分離型感知器は、光軸調整手段として、発光素子(受光素子)を収容する光学台の角度を調整するための角度調整用ネジと、反射鏡を利用して対向器の位置を視認するための視準孔を有している。
【0004】
特許文献1における光軸調整は、作業者が角度調整用ネジを回転させて反射鏡に映る視準孔の中に対向器が見えるように光学台の角度を粗調整をした後、受光器側で所定の出力が得られているかを確認しながらさらに微調整を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-59784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の光軸調整は、設置現場において光学台を覆うカバーを取り外して行う必要があり、光電式分離型感知器を防水仕様にすることが難しかった。
また、受光器側の受光量ができるだけ大きくなるように光学台の角度調整を行うのが好ましいが、作業者が受光量を確認しながら角度調整をするため、当該角度が最大受光量の角度かどうかを調整中に知ることができず、一通り調整作業を行った後で最大受光量であった角度に合わせ直すという作業が必要となる。したがって、作業が煩雑となり、精度よく調整するのが難しいという問題もある。
【0007】
本発明は、係る課題を解決するためになされたものであり、防水仕様を適用する場合に好適で、かつ、高精度の光軸調整を実現できる光電式分離型感知器及び光電式分離型感知器の光軸調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る光電式分離型感知器は、発光素子を有する送光器と、受光素子を有する受光器とを監視空間内に対向配置してなるものであって、前記送光器又は前記受光器の少なくともいずれか一方に光軸調整手段を備え、該光軸調整手段は、レンズ中心が前記発光素子又は前記受光素子の光軸からずれた位置に配置された凸レンズを含む複数枚のレンズと、前記凸レンズを含む少なくとも2枚のレンズをそれぞれ異なる回転速度で、それぞれのレンズ中心からずれた回転軸回りに回転させるレンズ回転手段と、を有することを特徴とするものである。
【0009】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記レンズ回転手段は、前記複数枚のレンズを、前記光軸を回転軸として回転させることを特徴とするものである。
【0010】
(3)また、本発明に係る光電式分離型感知器の光軸調整方法は、上記(1)又は(2)に記載の光電式分離型感知器の光軸調整方法であって、前記複数枚のレンズを回転させると共に、前記受光器の受光量に基づいて前記複数枚のレンズの最適な位置を特定することを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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