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公開番号2024051377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157516
出願日2022-09-30
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/12 20060101AFI20240404BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッド部が4つの陸部を備えたタイヤにおいて、耐偏摩耗性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮させる。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有するタイヤについての発明である。トレッド部2の第1ショルダー陸部11は、複数のショルダーブロック20を含む。複数のショルダーブロック20のそれぞれには、複数のショルダーサイプ25が設けられている。第1クラウン陸部13は、複数のクラウンブロック30を含む。複数のクラウンブロック30のそれぞれには、複数のクラウンサイプ35が設けられている。複数のクラウンサイプ35のそれぞれは、少なくとも一端がクラウンブロック30の踏面で閉じている。1つのクラウンブロック30に形成された全てのクラウンサイプ35のクラウン周方向エッジ成分の総和ΣCvは、1つのショルダーブロック20に形成された全てのショルダーサイプ25のショルダー周方向エッジ成分の総和ΣSvよりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる3本の周方向溝と、前記3本の周方向溝に区分された4つの陸部とを備え、
前記3本の周方向溝は、前記第1トレッド端とタイヤ赤道との間に設けられた第1ショルダー周方向溝と、前記第1ショルダー周方向溝のタイヤ赤道側に隣接するクラウン周方向溝とを含み、
前記4つの陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部と、前記第1ショルダー周方向溝と前記クラウン周方向溝との間に区分された第1クラウン陸部とを含み、
前記第1ショルダー陸部は、前記第1ショルダー周方向溝から少なくとも前記第1トレッド端まで延びる複数のショルダー横溝によって区分された複数のショルダーブロックを含み、
前記複数のショルダーブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のショルダーサイプが設けられており、
前記第1クラウン陸部は、前記第1ショルダー周方向溝から前記クラウン周方向溝まで延びる複数のクラウン横溝によって区分された複数のクラウンブロックを含み、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のクラウンサイプが設けられており、
前記複数のクラウンサイプのそれぞれは、少なくとも一端が前記クラウン周方向溝及び前記第1ショルダー周方向溝のいずれにも連通することなく前記クラウンブロックの接地面で閉じており、
前記複数のショルダーサイプのそれぞれは、タイヤ周方向の長さであるショルダー周方向エッジ成分を含み、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、タイヤ周方向の長さであるクラウン周方向エッジ成分を含み、
1つの前記クラウンブロックに形成された全ての前記クラウンサイプの前記クラウン周方向エッジ成分の総和ΣCvは、1つの前記ショルダーブロックに形成された全ての前記ショルダー周方向エッジ成分の総和ΣSvよりも大きい、
タイヤ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記クラウン周方向エッジ成分の総和ΣCvは、前記ショルダー周方向エッジ成分の総和ΣSvの105%~200%である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記複数のショルダーサイプのそれぞれは、タイヤ軸方向の長さであるショルダー軸方向エッジ成分を含み、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、タイヤ軸方向の長さであるクラウン軸方向エッジ成分を含み、
1つの前記クラウンブロックに形成された全ての前記クラウンサイプの前記クラウン軸方向エッジ成分の総和ΣChは、1つの前記ショルダーブロックに形成された全ての前記ショルダー軸方向エッジ成分の総和ΣShよりも小さい請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記クラウン軸方向エッジ成分の総和ΣChは、前記ショルダー軸方向エッジ成分の総和ΣShの50%~95%である、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記ショルダーブロックには、タイヤ軸方向に並んだ2つの前記ショルダーサイプからなるサイプ対がタイヤ周方向に複数設けられており、
1つの前記サイプ対に含まれる前記2つのショルダーサイプの前記ショルダー軸方向エッジ成分の合計は、前記ショルダーブロックの接地面のタイヤ軸方向の幅の80%以上である、請求項3に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記クラウンサイプは、タイヤ軸方向に延びる第1サイプ片と、前記第1サイプ片よりもタイヤ赤道側でタイヤ軸方向に延びる第2サイプ片と、前記第1サイプ片と前記第2サイプ片との間に連なり、かつ、タイヤ軸方向に対する角度が前記第1サイプ片及び前記第2サイプ片よりも大きい第3サイプ片とを含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第1クラウン陸部の接地面のタイヤ軸方向の最大の幅は、前記ショルダー陸部の接地面のタイヤ軸方向の最大の幅の95%以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記クラウン周方向溝は、底面から局所的に隆起した複数の突起を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記突起のタイヤ半径方向の最大の高さは、1.0~2.0mmである、請求項8に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に4つの陸部を備えた冬用の空気入りタイヤが提案されている。前記空気入りタイヤのショルダー陸部は、タイヤ周方向に連続して延びる縦サイプによって、ショルダー主溝側の内側陸部と、トレッド端側の外側陸部とに区分されている。前記内側陸部には、ショルダー主溝と縦サイプとの間を連通する複数の内側ショルダー横溝が設けられている。外側陸部には、トレッド端と縦サイプとの間を連通する複数の外側ショルダー横溝が設けられている。各外側ショルダー横溝のタイヤ軸方向の内端部は、内側ショルダー横溝のタイヤ軸方向の外端部をタイヤ軸方向に沿って仮想延長した領域と交わらない位置に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-001976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、車両の高性能化に伴い、タイヤについても氷雪上性能のさらなる向上が期待されている。一方、タイヤには、耐偏摩耗性能を維持することも要求される。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、トレッド部が4つの陸部を備えたタイヤにおいて、耐偏摩耗性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮させることを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる3本の周方向溝と、前記3本の周方向溝に区分された4つの陸部とを備え、前記3本の周方向溝は、前記第1トレッド端とタイヤ赤道との間に設けられた第1ショルダー周方向溝と、前記第1ショルダー周方向溝のタイヤ赤道側に隣接するクラウン周方向溝とを含み、前記4つの陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部と、前記第1ショルダー周方向溝と前記クラウン周方向溝との間に区分された第1クラウン陸部とを含み、前記第1ショルダー陸部は、前記第1ショルダー周方向溝から少なくとも前記第1トレッド端まで延びる複数のショルダー横溝によって区分された複数のショルダーブロックを含み、前記複数のショルダーブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のショルダーサイプが設けられており、前記第1クラウン陸部は、前記第1ショルダー周方向溝から前記クラウン周方向溝まで延びる複数のクラウン横溝によって区分された複数のクラウンブロックを含み、前記複数のクラウンブロックのそれぞれには、タイヤ軸方向に延びる複数のクラウンサイプが設けられており、前記複数のクラウンサイプのそれぞれは、少なくとも一端が前記クラウン周方向溝及び前記第1ショルダー周方向溝のいずれにも連通することなく前記クラウンブロックの接地面で閉じており、前記複数のショルダーサイプのそれぞれは、タイヤ周方向の長さであるショルダー周方向エッジ成分を含み、前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、タイヤ周方向の長さであるクラウン周方向エッジ成分を含み、1つの前記クラウンブロックに形成された全ての前記クラウンサイプの前記クラウン周方向エッジ成分の総和ΣCvは、1つの前記ショルダーブロックに形成された全ての前記ショルダー周方向エッジ成分の総和ΣSvよりも大きい、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上述の構成を採用したことにより、耐偏摩耗性能を維持しつつ、優れた氷雪上性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
図1の第1ショルダー陸部及び第1クラウン陸部の拡大図である。
図2のショルダーブロックの拡大図である。
図2のクラウンブロックの拡大図である。
図3のショルダーサイプの拡大図である。
図4のクラウンサイプの拡大図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
本発明の他の実施形態のタイヤのトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1のトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、冬用の乗用車用の空気入りタイヤとして好適に用いられる。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではない。
【0010】
図1に示されるように、トレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2と、これらの間でタイヤ周方向に連続して延びる3本の周方向溝3と、これらの周方向溝3に区分された4つの陸部4とを備えている。すなわち、本発明のタイヤ1は、トレッド部2が4つの陸部4のみで構成されたタイヤである。このようなタイヤ1は、4本の周方向溝によって区分された5つの陸部を備えたタイヤと比較して、周方向溝の本数が少なく、氷雪上走行時においてタイヤ軸方向の摩擦力が不足する傾向がある。
(【0011】以降は省略されています)

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