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公開番号2024048838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154962
出願日2022-09-28
発明の名称荷役車両
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20240402BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】昇降部の下降時に乗員に障害物を認識させやすくすることができる荷役車両を提供すること。
【解決手段】荷役車両10は、昇降部30と、マスト装置40と、荷役レバー50と、制御装置60と、障害物センサ93と、を備えている。昇降部30は、フォーク32と運転台31とが一体となることにより形成される。マスト装置40は、昇降部30を昇降させる。制御装置60は、荷役レバー50の操作に応じてマスト装置40を制御する。障害物センサ93は、運転台31の揚高が高さH1以上である場合に運転台31の下方に存在する障害物100を検知する。制御装置60は、障害物センサ93により障害物100が検知された場合、昇降部30の下降速度V2を制限するようにマスト装置40を制御する下降速度制限処理を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フォークと運転台とが一体となった昇降部と、
前記昇降部を昇降させるマスト装置と、
荷役レバーと、
前記荷役レバーの操作に応じて前記マスト装置を制御する制御装置と、を備える荷役車両であって、
前記運転台が所定の高さ以上のときに前記運転台の下方に存在する障害物を検知する障害物センサを更に備え、
前記制御装置は、前記障害物センサにより障害物が検知された場合、前記昇降部の下降速度を制限するように前記マスト装置を制御する下降速度制限処理を実行することを特徴とする荷役車両。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記荷役レバーの下降指示方向への操作があり、前記障害物センサにより障害物が検知された場合に、前記下降速度制限処理を実行する、請求項1に記載の荷役車両。
【請求項3】
前記制御装置は、前記下降速度制限処理を実行している最中に前記障害物センサにより障害物が検知されている状態から検知されない状態となった場合、前記荷役レバーの下降指示方向への操作を停止しない限り、前記下降速度制限処理を実行し続け、前記荷役レバーの下降指示方向への操作を停止すると、前記下降速度制限処理を解除する、請求項2に記載の荷役車両。
【請求項4】
障害物の存在を乗員に報知する第1報知部と、
前記第1報知部とは異なる手段で障害物の存在を乗員に報知する第2報知部と、を備え、
前記下降速度制限処理が実行されている状態において、前記荷役レバーが下降指示方向に操作されていない場合、前記第1報知部が作動する一方で前記第2報知部が作動せず、
前記下降速度制限処理が実行されている状態において、前記荷役レバーが下降指示方向に操作されている場合、前記第1報知部及び前記第2報知部の双方が作動する、請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の荷役車両。
【請求項5】
前記昇降部の下降量が規定値未満である場合における前記第2報知部の報知パターンと、前記下降量が前記規定値以上である場合における前記第2報知部の報知パターンとが異なる、請求項4に記載の荷役車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷役車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、荷役車両が記載されている。
上記の荷役車両は、昇降部と、マスト装置と、荷役レバーと、制御装置と、を備えている。昇降部は、フォークと運転台とが一体となっている。マスト装置は、昇降部を昇降させる。荷役レバーは、マスト装置を操作する。制御装置は、荷役レバーの操作に応じてマスト装置を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-1026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、昇降部が下降するときに運転台の下方に障害物が存在すると、昇降部が下降したときに運転台が障害物に接触する虞がある。運転台に搭乗している乗員からは、運転台の下方に存在する障害物を目視しにくい。よって、昇降部の下降時に、乗員に障害物を認識させやすくすることが検討されている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する荷役車両は、フォークと運転台とが一体となった昇降部と、前記昇降部を昇降させるマスト装置と、荷役レバーと、前記荷役レバーの操作に応じて前記マスト装置を制御する制御装置と、を備える荷役車両であって、前記運転台が所定の高さ以上のときに前記運転台の下方に存在する障害物を検知する障害物センサを更に備え、前記制御装置は、前記障害物センサにより障害物が検知された場合、前記昇降部の下降速度を制限するように前記マスト装置を制御する下降速度制限処理を実行する。
【0006】
上記構成によれば、障害物を検知した場合、下降速度制限処理が実行されることにより、昇降部の下降速度が制限されるため、昇降部の下降時に乗員に障害物を認識させやすくすることができる。
【0007】
前記制御装置は、前記荷役レバーの下降指示方向への操作があり、前記障害物センサにより障害物が検知された場合に、前記下降速度制限処理を実行するとよい。
上記構成によれば、下降速度制限処理が実行されることにより、昇降部の下降速度が制限されると、荷役レバーの操作量に見合った昇降部の下降速度とならない。このため、乗員に対して荷役レバーの操作に違和感を与えることにより、乗員に障害物をより認識させやすくすることができる。
【0008】
上記の荷役車両において、前記制御装置は、前記下降速度制限処理を実行している最中に前記障害物センサにより障害物が検知されている状態から検知されない状態となった場合、前記荷役レバーの下降指示方向への操作を停止しない限り、前記下降速度制限処理を実行し続け、前記荷役レバーの下降指示方向への操作を停止すると、前記下降速度制限処理を解除するとよい。
【0009】
上記構成によれば、乗員が荷役レバーを下降指示方向に操作しているときに障害物が取り除かれた場合、下降速度制限処理が解除されない。つまり、乗員が荷役レバーを下降操作指示方向に操作しているときに障害物が取り除かれた場合であっても、昇降部の下降速度が大きくなることがないため、乗員に加わる不意なショックを防止できる。
【0010】
上記の荷役車両において、障害物の存在を乗員に報知する第1報知部と、前記第1報知部とは異なる手段で障害物の存在を乗員に報知する第2報知部と、を備え、前記下降速度制限処理が実行されている状態において、前記荷役レバーが下降指示方向に操作されていない場合、前記第1報知部が作動する一方で前記第2報知部が作動せず、前記下降速度制限処理が実行されている状態において、前記荷役レバーが下降指示方向に操作されている場合、前記第1報知部及び前記第2報知部の双方が作動するとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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