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公開番号2024047333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152896
出願日2022-09-26
発明の名称嵌合コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/74 20060101AFI20240329BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】嵌合コネクタを固定するボルトに対する工具による操作を規制できる嵌合コネクタを提供する。
【解決手段】嵌合コネクタ1は、第一ギア部31および第二ギア部32を有する伝達ギア3と、伝達ギアを支持する第一ハウジング2と、第一ハウジングに装着されたスライド部材4と、を有し、かつスライド部材が第一ギア部と噛み合う第一ラックギアを有する第一コネクタ10と、貫通孔が設けられたフランジ部63と、嵌合部と、第二ギア部と噛み合う第二ラックギアと、を有する第二ハウジング6を含む第二コネクタ20と、フランジ部を壁面に対して締結する複数のボルト8と、を備え、スライド部材は、ボルトの頭部における工具からの操作力が入力される入力部を覆うことが可能なガード部42を有し、スライド部材は、第一ハウジングと第二ハウジングとが完全嵌合した状態で、ガード部によって入力部を覆う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第一ギア部および第二ギア部を有する伝達ギアと、前記伝達ギアを回動可能に支持する第一ハウジングと、前記第一ハウジングに対して前記第一ハウジングの軸方向にスライド可能に装着されたスライド部材と、を有し、かつ前記スライド部材が前記第一ギア部と噛み合う第一ラックギアを有する第一コネクタと、
貫通孔が設けられたフランジ部と、前記軸方向に沿って前記第一ハウジングと嵌合する嵌合部と、前記第二ギア部と噛み合う第二ラックギアと、を有する第二ハウジングを含む第二コネクタと、
頭部と、前記頭部から突出しており、かつ雄ねじ部が形成された軸と、を有し、前記フランジ部を壁面に対して締結する複数のボルトと、
を備え、
前記スライド部材は、前記頭部における工具からの操作力が入力される入力部を覆うことが可能なガード部を有し、
前記スライド部材は、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合するときに、前記フランジ部に近づく側へと前記第一ハウジングに対して前記軸方向にスライドし、
前記スライド部材は、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが完全嵌合した状態で、前記ガード部によって前記入力部を覆う
ことを特徴とする嵌合コネクタ。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記軸方向と直交する断面における前記頭部の断面形状は、正多角形であり、
前記入力部は、前記頭部が有する複数の側面であり、
前記スライド部材は、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが完全嵌合した状態で、前記ガード部によって前記頭部の前記側面を覆う
請求項1に記載の嵌合コネクタ。
【請求項3】
前記ガード部は、前記軸方向において前記頭部と対向する第一対向壁と、前記軸方向と直交する方向において前記頭部と対向して前記頭部と外部空間とを仕切る第二対向壁と、を有する
請求項1に記載の嵌合コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嵌合コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、嵌合コネクタがある。特許文献1には、第1ハウジングと、第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、スライド部材と、伝達ギア部材と、スライド部材に設けられた第1ラックギア部と、伝達ギア部材の従動ギア部と、伝達ギア部材の主動ギア部と、第2ハウジングに設けられた第2ラックギア部と、を備えるコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-9614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
嵌合コネクタが筐体等に対してボルトによって固定される構成において、ボルトに対するアクセスが容易であることは好ましくない。例えば、ユーザがボルトを取り外してしまい回路ショート等のトラブルを招く可能性がある。嵌合コネクタを固定するボルトへのアクセスを規制できることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、嵌合コネクタを固定するボルトに対する工具による操作を規制できる嵌合コネクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の嵌合コネクタは、第一ギア部および第二ギア部を有する伝達ギアと、前記伝達ギアを回動可能に支持する第一ハウジングと、前記第一ハウジングに対して前記第一ハウジングの軸方向にスライド可能に装着されたスライド部材と、を有し、かつ前記スライド部材が前記第一ギア部と噛み合う第一ラックギアを有する第一コネクタと、貫通孔が設けられたフランジ部と、前記軸方向に沿って前記第一ハウジングと嵌合する嵌合部と、前記第二ギア部と噛み合う第二ラックギアと、を有する第二ハウジングを含む第二コネクタと、頭部と、前記頭部から突出しており、かつ雄ねじ部が形成された軸と、を有し、前記フランジ部を壁面に対して締結する複数のボルトと、を備え、前記スライド部材は、前記頭部における工具からの操作力が入力される入力部を覆うことが可能なガード部を有し、前記スライド部材は、前記第一ハウジングが前記第二ハウジングと嵌合するときに、前記フランジ部に近づく側へと前記第一ハウジングに対して前記軸方向にスライドし、前記スライド部材は、前記第一ハウジングと前記第二ハウジングとが完全嵌合した状態で、前記ガード部によって前記入力部を覆うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る嵌合コネクタのスライド部材は、第一ハウジングと第二ハウジングとが完全嵌合した状態で、ガード部によってボルトの入力部を覆う。本発明に係る嵌合コネクタによれば、嵌合コネクタを固定するボルトに対する工具による操作を規制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る嵌合コネクタの斜視図である。
図2は、実施形態に係る第一コネクタの斜視図である。
図3は、実施形態に係る第一ハウジングの斜視図である。
図4は、実施形態に係る伝達ギアの斜視図である。
図5は、実施形態に係るスライド部材の斜視図である。
図6は、実施形態に係る第二コネクタの正面図である。
図7は、実施形態に係る嵌合コネクタの断面図である。
図8は、実施形態に係るボルトの斜視図である。
図9は、実施形態に係る嵌合コネクタの側面図である。
図10は、実施形態に係る嵌合コネクタの断面図である。
図11は、実施形態に係る嵌合コネクタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る嵌合コネクタにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図11を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、嵌合コネクタに関する。図1は、実施形態に係る嵌合コネクタの斜視図、図2は、実施形態に係る第一コネクタの斜視図、図3は、実施形態に係る第一ハウジングの斜視図、図4は、実施形態に係る伝達ギアの斜視図、図5は、実施形態に係るスライド部材の斜視図、図6は、実施形態に係る第二コネクタの正面図、図7は、実施形態に係る嵌合コネクタの断面図、図8は、実施形態に係るボルトの斜視図、図9は、実施形態に係る嵌合コネクタの側面図、図10および図11は、実施形態に係る嵌合コネクタの断面図である。図7には、図9のVII-VII断面が示されている。図10には、図9のX-X断面が示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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