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公開番号
2024111369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023015798
出願日
2023-02-06
発明の名称
端子接続装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
4/38 20060101AFI20240809BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】体格の小型化を図ること。
【解決手段】外周壁11と外周壁11の一端の開口10bに対して深さ方向で対向配置された底壁12とで囲まれた収容室10aを有し、かつ、端子金具Tm2が端末に設けられた電線We2を収容室10aの内外に亘って外周壁11を介して挿通させるハウジング10と、端子金具Tm2における平板状の端子接続部Tmaの貫通孔に差し込ませると共に、端子金具Tm2の物理的且つ電気的な接続対象たる電気接続対象物30の貫通孔に差し込ませる雄螺子部材21と、雄螺子部材21に螺合させ、端子金具Tm2の端子接続部Tmaと電気接続対象物30を共締め固定する雌螺子部材22と、雄螺子部材21を収容室10aで底壁12側から開口10bに向けて立設させて保持し、かつ、外周壁11に対する電線We2の挿通方向へと雄螺子部材21をハウジング10に対して相対移動させるガイドレール50と、を備えること。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外周壁と前記外周壁の一端の開口に対して深さ方向で対向配置された底壁とで囲まれた収容室を有し、かつ、端子金具が端末に設けられた電線を前記収容室の内外に亘って前記外周壁を介して挿通させるハウジングと、
前記端子金具における平板状の端子接続部の貫通孔に差し込ませると共に、前記端子金具の物理的且つ電気的な接続対象たる電気接続対象物の貫通孔に差し込ませる雄螺子部材と、
前記雄螺子部材に螺合させ、前記端子金具の前記端子接続部と前記電気接続対象物を共締め固定する雌螺子部材と、
前記雄螺子部材を前記収容室で前記底壁側から前記開口に向けて立設させて保持し、かつ、前記外周壁に対する前記電線の挿通方向へと前記雄螺子部材を前記ハウジングに対して相対移動させる雄螺子変位構造と、
を備えることを特徴とした端子接続装置。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記雄螺子部材は、前記雌螺子部材を螺合させる雄螺子部と、前記雄螺子部の一端に設けた台座部と、を有し、
前記雄螺子変位構造は、前記ハウジングに対する前記雄螺子部材の相対移動方向へと前記台座部を案内するガイドレールを前記底壁に備えることを特徴とした請求項1に記載の端子接続装置。
【請求項3】
前記外周壁は、前記電気接続対象物としての第1端子金具が端末に設けられた第1電線を前記収容室の内外に亘って挿通させる第1側壁部と、前記第1側壁部に対して前記挿通方向で間隔を空けて対向配置され、前記電線としての第2電線を挿通させる第2側壁部と、を有し、
前記雄螺子部材は、前記第1端子金具の平板状の端子接続部の貫通孔と前記端子金具としての第2端子金具の前記端子接続部の貫通孔とに差し込ませ、前記雌螺子部材を螺合させて前記第1端子金具と前記第2端子金具のそれぞれの前記端子接続部を共締め固定することを特徴とした請求項1又は2に記載の端子接続装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子接続装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
端子接続装置は、ハウジングの収容室の中で端子金具の端子接続部をその電気接続対象物に対して物理的且つ電気的に接続させる。例えば、その端子金具の端子接続部と電気接続対象物は、雄螺子部材と雌螺子部材を用いた端子接続構造によってハウジングの収容室で共締め固定される。この種の従来の端子接続装置については、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-175681号公報
特開平11-7990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の端子接続装置においては、ハウジングに予め雄螺子部材を立設しておき、その雄螺子部材を端子接続部の貫通孔に差し込んで、この雄螺子部材に端子金具を組み付ける。このため、端子接続装置においては、例えば、雄螺子部材がハウジングの収容室に予め設けられており、かつ、そのハウジングの外周壁の電線挿通孔を介して収容室の内外に亘って電線を挿通させる場合、この電線の端末の端子金具を収容室で雄螺子部材の上まで持ち上げて、その端子金具の端子接続部の貫通孔に雄螺子部材を差し込んでいくことになる。よって、この端子接続装置においては、端子金具を電線と一緒に収容室で雄螺子部材の上まで持ち上げていくために、外周壁の電線挿通孔から雄螺子部材までの間で所定距離(以下、「持ち上げ必要距離」という。)を確保する必要がある。その端子金具の持ち上げ必要距離は、端子金具の形状及び電線の太さや硬さ等の端子付き電線の仕様に依存して決まる。よって、従来の端子接続装置は、端子付き電線の仕様如何で端子金具の持ち上げ必要距離を長く取る必要があり、ハウジングの大型化に伴う体格の増大を引き起こす可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、体格の小型化が可能な端子接続装置を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、外周壁と前記外周壁の一端の開口に対して深さ方向で対向配置された底壁とで囲まれた収容室を有し、かつ、端子金具が端末に設けられた電線を前記収容室の内外に亘って前記外周壁を介して挿通させるハウジングと、前記端子金具における平板状の端子接続部の貫通孔に差し込ませると共に、前記端子金具の物理的且つ電気的な接続対象たる電気接続対象物の貫通孔に差し込ませる雄螺子部材と、前記雄螺子部材に螺合させ、前記端子金具の前記端子接続部と前記電気接続対象物を共締め固定する雌螺子部材と、前記雄螺子部材を前記収容室で前記底壁側から前記開口に向けて立設させて保持し、かつ、前記外周壁に対する前記電線の挿通方向へと前記雄螺子部材を前記ハウジングに対して相対移動させる雄螺子変位構造と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子接続装置においては、雄螺子部材に端子金具を組み付ける前に、雄螺子部材を雄螺子変位構造で端子金具から引き離す方向に相対移動させ、収容室に占める電線の割合を増やす。これにより、この端子接続装置においては、電線が曲がり易くなるので、この電線と一緒に持ち上げた端子金具の持ち上げ量を増やすことができる。このため、この端子接続装置においては、端子金具を雄螺子部材の先端の上まで電線一緒に持ち上げることができ、この端子金具の端子接続部の貫通孔への雄螺子部材の挿入が容易になるので、端子金具の雄螺子部材に対する組付け作業性を向上させることができる。従って、本発明に係る端子接続装置は、ハウジングの小型化が可能になり、これに伴い体格の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の端子接続装置を示す斜視図である。
図2は、実施形態の端子接続装置における雄螺子変位構造の周辺を示す平面図である。
図3は、図2のX-X線断面図である。
図4は、実施形態の雄螺子変位構造について説明する平面図である。
図5は、図4のX-X線断面図である。
図6は、ガイドレールの一端に相対移動させた雄螺子部材を示す断面図である。
図7は、ガイドレールの一端の雄螺子部材の上に持ち上げた第2端子金具を示す断面図である。
図8は、ガイドレールの一端の雄螺子部材に組み付けた第2端子金具を示す断面図である。
図9は、第2端子金具と一緒にガイドレールの他端へと相対移動させた雄螺子部材を示す断面図である。
図10は、ガイドレールの他端の雄螺子部材の上に持ち上げた第1端子金具を示す断面図である。
図11は、ガイドレールの他端の雄螺子部材に組み付けた第1端子金具を示す断面図である。
図12は、ガイドレールをバスバと一緒に示した平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る端子接続装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
この端子接続装置とは、電線の端末に取り付けられた端子金具をその電気接続対象物に対して物理的且つ電気的に接続させるための装置のことである。例えば、この端子接続装置としては、2本の電線をその端末の端子金具同士で電気的に接続させる中継装置、電源分配器のような1本の電線と他の複数本の電線をそのそれぞれの端末の端子金具同士とバスバ等で電気的に接続させる中継装置などがある。
(【0011】以降は省略されています)
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