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公開番号2024103153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007336
出願日2023-01-20
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/533 20060101AFI20240725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】熱膨張によって雄ハウジング及び雌ハウジング間の防水性が低下することを抑制できるコネクタを提供する。
【解決手段】雄ハウジング2は、筒状部21から突出した係合突起25を備えている。雌ハウジング5のフード部51には、ガイド溝55aと、凹部55bと、係合縁55cとが形成されている。雄コネクタ1と雌コネクタ4の嵌合状態では、本外部50とフード部51との間に筒状部21が位置付けられてパッキン6が本体部50の外周面と筒状部21の内周面との間を防水し、係合突起25がガイド溝55aと凹部55bの境界部分に位置付けられている。雄ハウジング2が熱膨張により筒状部21の前側の内径が拡大するように変形する際、係合縁55cが係合突起25の傾斜面25aを摺動することにより雄コネクタ1と雌コネクタ4とが近付く。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
互いに嵌合する雄コネクタと雌コネクタを備え、
前記雄コネクタは、雄端子と、合成樹脂製の雄ハウジングと、を備え、
前記雌コネクタは、雌端子と、合成樹脂製の雌ハウジングと、環状のパッキンと、を備え、
前記雄ハウジングは、前記雄端子を囲んだ筒状部と、前記筒状部の外周面から突出したロック突起と、前記筒状部の外周面から突出した係合突起と、を備え、
前記雌ハウジングは、前記雌端子を収容した本体部と、前記本体部を囲んだフード部と、前記ロック突起に係止して前記雄コネクタと前記雌コネクタの嵌合状態を維持するロックアームと、を備え、
前記フード部の内周面には、当該フード部の前端から後方に延び、前記係合突起を位置付けるガイド溝と、前記ガイド溝の後端に連続して後方に延び、前記ガイド溝よりも深さが深い凹部と、が形成され、
前記ガイド溝と前記凹部の境界部分には、係合縁が形成され、
前記係合突起の後面は、傾斜面とされており、
前記パッキンは、前記本体部の外周面に装着されており、
前記雄コネクタと前記雌コネクタの嵌合状態では、前記本外部と前記フード部との間に前記筒状部が位置付けられて前記パッキンが前記本体部の外周面と前記筒状部の内周面との間を防水し、前記係合突起が前記ガイド溝と前記凹部の境界部分に位置付けられ、
前記雄ハウジングが熱膨張により前記筒状部の前側の内径が拡大するように変形する際、前記係合縁が前記係合突起の傾斜面を摺動することにより前記雄コネクタと前記雌コネクタとが近付く
ことを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記雌ハウジングは、前記本体部の外周面から突出した立壁部と、前記立壁部の前端から後方に当該立壁部を切り欠いた切り欠き部と、を備え、
前記雄コネクタと前記雌コネクタの嵌合状態で、前記筒状部における前記ロック突起の前方に位置する先端部分が前記切欠き部に位置付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに嵌合する雄コネクタ及び雌コネクタを備えたコネクタに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
上記コネクタの一例として、図9,10に示すものが公知である(特許文献1を参照)。図9,10に示すコネクタ504は、互いに嵌合する雄コネクタ502及び雌コネクタ501を備えた防水型のコネクタである。
【0003】
雄コネクタ502は、車載機器の筐体509に設けられている。雄コネクタ502は、雄端子と、合成樹脂製の雄ハウジング508と、を備えている。雄ハウジング508は、雄端子を囲んだ筒状部582と、筒状部582の外表面に突設されたロック突起583と、を備えている。
【0004】
雌コネクタ501は、雌端子と、合成樹脂製の雌ハウジング505と、ゴム製のパッキン506と、雌ハウジング505に組み付けられて雌端子やパッキン506の抜け止めを行う合成樹脂製のリテーナ507と、を備えている。
【0005】
雌ハウジング505は、雌端子を収容した本体部551と、本体部551を囲んだフード部552と、本体部551に連なったロックアーム553と、を備えている。本体部551とフード部552との間に雄ハウジング508の筒状部582が挿入される。ロックアーム553は、雄ハウジング508のロック突起583に係止して、雄コネクタ502と雌コネクタ501の嵌合状態を維持する。
【0006】
パッキン506は、本体部551の外周面に装着されて、雄コネクタ502と雌コネクタ501の嵌合状態において、本体部551の外周面と筒状部582の内周面との間を防水する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2015-195124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記コネクタ504は、エンジンルーム等の高温環境下で使用される場合、図10中の破線矢印に示すように3次元で熱膨張する。この3次元での熱膨張に伴い、筒状部582が軟化しつつパッキン506の圧縮による復元力を受けて変形することで、パッキン506の圧縮率が低下する。その結果、雄ハウジング508と雌ハウジング505間の防水性の低下が懸念されるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、熱膨張によって雄ハウジング及び雌ハウジング間の防水性が低下することを抑制できるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のコネクタは、互いに嵌合する雄コネクタと雌コネクタを備え、前記雄コネクタは、雄端子と、合成樹脂製の雄ハウジングと、を備え、前記雌コネクタは、雌端子と、合成樹脂製の雌ハウジングと、環状のパッキンと、を備え、前記雄ハウジングは、前記雄端子を囲んだ筒状部と、前記筒状部の外周面から突出したロック突起と、前記筒状部の外周面から突出した係合突起と、を備え、前記雌ハウジングは、前記雌端子を収容した本体部と、前記本体部を囲んだフード部と、前記ロック突起に係止して前記雄コネクタと前記雌コネクタの嵌合状態を維持するロックアームと、を備え、前記フード部の内周面には、当該フード部の前端から後方に延び、前記係合突起を位置付けるガイド溝と、前記ガイド溝の後端に連続して後方に延び、前記ガイド溝よりも深さが深い凹部と、が形成され、前記ガイド溝と前記凹部の境界部分には、係合縁が形成され、前記係合突起の後面は、傾斜面とされており、前記パッキンは、前記本体部の外周面に装着されており、前記雄コネクタと前記雌コネクタの嵌合状態では、前記本外部と前記フード部との間に前記筒状部が位置付けられて前記パッキンが前記本体部の外周面と前記筒状部の内周面との間を防水し、前記係合突起が前記ガイド溝と前記凹部の境界部分に位置付けられ、前記雄ハウジングが熱膨張により前記筒状部の前側の内径が拡大するように変形する際、前記係合縁が前記係合突起の傾斜面を摺動することにより前記雄コネクタと前記雌コネクタとが近付くことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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