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公開番号2024109335
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2023014072
出願日2023-02-01
発明の名称シールド電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01B 7/18 20060101AFI20240806BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】適正なシールド性能を確保することができるシールド電線を提供する。
【解決手段】シールド電線10は、導電性を有する導体部1aと導体部1aの外側を覆う絶縁性を有する絶縁被覆部1bとを含む電線1と、電線1における絶縁被覆部1bの外周を覆い電線1の延在方向に連続して設けられた編組シールド2と、電線1の延在方向の一部において編組シールド2に接触する態様で編組シールド2の外周に設けられたパイプ3,3’と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
導電性を有する導体部と当該導体部の外側を覆う絶縁性を有する絶縁被覆部とを含む電線と、
前記電線における前記絶縁被覆部の外周を覆い前記電線の延在方向に連続して設けられた編組シールドと、
前記電線の延在方向の一部において前記編組シールドに接触する態様で前記編組シールドの外周に設けられたパイプと、
を備える、シールド電線。
続きを表示（約 92 文字）【請求項２】
前記パイプは、金属材からなる、請求項１に記載のシールド電線。
【請求項３】
前記パイプは、樹脂材からなる、請求項１に記載のシールド電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シールド電線に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、特許文献１には、導体を絶縁被覆で包囲してなる電線を金属製のパイプに挿通し、パイプを電線の外周に沿う形状としたシールド導電路が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－１８６６０１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１には、電線の外周に沿って金属製のパイプを設けることで、電線をシールドするとともに保護し、且つ、放熱性を向上することが記載されている。しかし、電線の周囲にシールド機能を持たせるために金属製のパイプを設けると、可撓性が不足して屈曲し難くなり、電線の取り付け作業性が低下する。
【０００５】
ここで、シールド電線として、例えば、可撓性を持たせる部分は電線の周りに編組シールドを設け、保護する部分は編組シールドの代わりに金属製のパイプを設け、編組シールドとパイプとを接続構造で電気的に導通する構成を想定する。この想定したシールド電線は、経路を保持する保護性能と可撓性能とを兼ね備える。しかし、この想定したシールド電線は、電線の外周面とパイプとの間の隙間に電線の熱が籠って放熱性が低下する問題と、編組シールドとパイプとを電気的に接続する接続構造を設けるための部品点数と作業工数が多くなる問題とがある。
【０００６】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正なシールド性能を確保することができるシールド電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係るシールド電線は、導電性を有する導体部と当該導体部の外側を覆う絶縁性を有する絶縁被覆部とを含む電線と、前記電線における前記絶縁被覆部の外周を覆い前記電線の延在方向に連続して設けられた編組シールドと、前記電線の延在方向の一部において前記編組シールドに接触する態様で前記編組シールドの外周に設けられたパイプと、を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本発明に係るシールド電線は、適正なシールド性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、実施形態に係るシールド電線の概略構成を表す側面図である。
図２は、実施形態に係るシールド電線の概略構成を表す部分拡大斜視図である。
図３は、実施形態に係るシールド電線の概略構成を表す拡大断面図である。
図４は、実施形態に係るシールド電線の他の例の概略構成を表す部分拡大斜視図である。
図５は、実施形態に係るシールド電線の他の例の概略構成を表す部分拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
（【００１１】以降は省略されています）

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