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公開番号2024045974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151087
出願日2022-09-22
発明の名称差動式分布型感知器
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類G08B 17/04 20060101AFI20240327BHJP(信号)
要約【課題】簡単に試験を行うことができる差動式分布型感知器を提供する。
【解決手段】警戒区域に敷設される空気管2内の圧力上昇を検知して火災を感知する差動式分布型感知器1であって、空気管2と、空気管2が接続される空気管接続部4と、空気管2内の圧力を検知する圧力センサ5と、試験時、空気管2内に空気管接続部4を介して空気を注入する空気注入手段(テストポンプ)6と、圧力センサ5の出力値に基づいて、火災判定を行うと共に、試験時には、試験結果の判定を行う判定処理部7と、を備える。空気管接続部4の内部には、内部通路として、第1接続孔部4aとリーク孔部4dを連通する第1通路4eと、第2接続孔部4bと試験孔部4cを連通する第2通路4fが設けられる。第1通路4eと第2通路4fは、いずれも、常時固定の通路として設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
警戒区域に敷設される空気管内の圧力上昇を検知して火災を感知する差動式分布型感知器であって、
前記空気管と、
前記空気管が接続される空気管接続部と、
前記空気管内の圧力を検知する圧力センサと、
試験時、前記空気管内に前記空気管接続部を介して空気を注入する空気注入手段と、
前記圧力センサの出力値に基づいて、火災判定を行うと共に、試験時には、試験結果の判定を行う判定処理部と、を備えることを特徴とする差動式分布型感知器。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記空気管接続部には、前記空気管の一方の端部が接続されると共に、前記空気管内の空気を外部に逃がすリーク孔部と連通する第1接続孔部と、前記空気管の他方の端部が接続されると共に、前記空気注入手段が接続される試験孔部と連通する第2接続孔部と、が設けられ、
前記空気管の一方の端部と前記第1接続孔部の間には、両者を連結する連結部が設けられ、
前記圧力センサは、前記連結部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の差動式分布型感知器。
【請求項3】
前記空気管接続部には、前記空気管内の空気を外部に逃がすリーク孔部と連通する第1接続孔部と、前記空気注入手段が接続される試験孔部と連通する第2接続孔部と、が設けられ、
前記空気管の一方の端部と他方の端部の間と、前記第1接続孔部と前記第2節孔部の間を跨ぐように位置しつつ、それら4者を連結する連結部が設けられ、
前記圧力センサは、前記連結部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の差動式分布型感知器。
【請求項4】
前記連結部には、前記空気管の一方の端部と前記空気管接続部の第1接続孔部の間の連通を開閉する開閉部が設けられ、
前記圧力センサは、前記開閉部が閉じていると、前記空気管側の圧力を検知することを特徴とする請求項2に記載の差動式分布型感知器。
【請求項5】
前記判定処理部は、前記空気管の長さを推定することを特徴とする請求項1に記載の差動式分布型感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、差動式分布型感知器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
差動式分布型感知器は、熱感知器の一種であり、監視区域に敷設される空気管内の空気の熱膨張による急激な圧力上昇をダイヤフラム等の圧力検知手段によって検知して火災の感知を行うものである。
【0003】
この種の感知器においては、点検に際し、次のような複数種類の試験が行われている(例えば、特許文献1参照)。
作動試験(ポンプ試験):所定量の空気を注入した際に、感知器が正常に作動するか否かを確認する試験。
流通試験:所定量の空気を注入した際の圧力状態を計測し、空気管が正常か否かを確認する試験。
ダイヤフラム試験:所定量の空気を注入した際の圧力状態を計測し、ダイヤフラムが正常か否かを確認する試験。
リーク試験:所定量の空気を注入した際の圧力状態を計測し、リーク抵抗の機能が正常か否かを確認する試験。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-71474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、試験装置としては、シリンジ(空気注入手段)と、マノメータ(圧力計)等の機器からなるものが用いられている(前記特許文献1参照)。
【0006】
従来の試験装置を用いて上記の試験を行う際には、準備作業として、試験装置側のシリンジとマノメータを感知器側に接続する必要があった。また、感知器側のコックスタンド(感知器本体の空気管が接続される部分)内の空気通路を切り替える必要もあった。
【0007】
しかしながら、シリンジの接続先もマノメータの接続先も、試験ごとに異なると共に、空気通路の切り替え先も、試験ごとに異なる(操作上、コックハンドの切り替え位置が異なる)。そのため、試験ごとに、試験用の機器を接続し直したり、空気通路を切り替えたりする必要があった。さらには、試験ごとに、別々に空気を注入する必要もあった。
【0008】
したがって、従来、上記の試験を行うのは、工程数がとても多く、作業が煩雑であった。
【0009】
この発明は、上記の事情に鑑み、試験を簡単に行うことができる差動式分布型感知器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、警戒区域に敷設される空気管内の圧力上昇を検知して火災を感知する差動式分布型感知器であって、前記空気管と、前記空気管が接続される空気管接続部と、前記空気管内の圧力を検知する圧力センサと、試験時、前記空気管内に空気を注入する空気注入手段と、前記圧力センサの出力値に基づいて、火災判定を行うと共に、試験時には、試験結果の判定を行う判定処理部と、を備えることを特徴とする差動式分布型感知器、である。
(【0011】以降は省略されています)

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