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公開番号2024042621
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147468
出願日2022-09-15
発明の名称ガス発生器をモジュールに取り付ける際の位置合わせ機構
出願人日本化薬株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/264 20060101AFI20240321BHJP(車両一般)
要約【課題】従来よりもガス発生器をエアバッグモジュールなどに迅速且つ容易に取り付けることが可能な位置合わせ機構を得る。
【解決手段】位置合わせ機構80A、80Bは、ガス発生器100の一部およびエアバッグモジュール90A、90Bの一部に組み込まれている。上部側シェル20は、周壁部22の下端から連続して外側に向けて立設されたフランジ25をさらに有している。当該フランジ25は、位置合わせ用突出部81A、81Bと、モジュールに固定可能な固定用突出部と、を有している。位置合わせ用突出部81Aは、フランジ25の外縁から外側に突出するように設けられている。位置合わせ用突出部81Aは、有底筒状の凸部83Aを有している。凸部83Aは、エアバッグモジュール90Aに設けられた穴部82Aに挿入可能なものである。一対の固定用突出部は、フランジ25の外縁から外側に突出するように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジングの側面から前記ハウジングの外側方向に突出するように前記ハウジングに設けられ、エアバッグモジュールの被固定部への固定用突出部と、を有したガス発生器の前記固定用突出部について、前記エアバッグモジュールの前記被固定部との固定位置の位置合わせをする位置合わせ機構であって、
前記ハウジングの側面から前記ハウジングの外側方向に突出するように、前記固定用突出部の位置からずらした位置において、前記ハウジングに設けられた位置合わせ用突出部と、
前記エアバッグモジュールに設けられ、前記位置合わせ用突出部の少なくとも一部を挿入して起点とすることによって、前記固定用突出部について、前記エアバッグモジュールの前記被固定部との取り付け位置の位置合わせが可能な被挿入部と、
を備えていることを特徴とする位置合わせ機構。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記被挿入部は、穴部であり、
前記位置合わせ用突出部の少なくとも一部が、前記穴部に挿入可能な凸部であり、
前記固定用突出部には、取り付け孔が設けられており、
前記エアバッグモジュールの前記被固定部には、取り付け具によって前記取り付け孔を介して前記固定用突出部を固定可能な孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ機構。
【請求項3】
前記固定用突出部が2つ以上設けられており、
前記固定用突出部の少なくとも2つが前記位置合わせ用突出部でもあり、
前記被挿入部が前記位置合わせ用突出部と同数設けられており、
前記被固定部のうち前記位置合わせ用突出部と同数の前記被固定部のそれぞれが、前記被挿入部のそれぞれと一体化して形成されており、
前記被挿入部と一体化している前記被固定部のそれぞれは、前記位置合わせ用突出部を前記被挿入部に挿入した場合に挟持して固定する一組の挟持部材を有していることを特徴とする請求項1に記載の位置合わせ機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガス発生器をモジュールに取り付ける際、当該取り付けを迅速且つ容易にする位置合わせ機構に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に代表されるように、従来から、ガス発生器をエアバッグモジュールまたは車両などに取り付ける場合に使用する取り付け機構が公知となっている。この取り付け機構は、複数の連通孔を有する筒状本体部と、筒状本体部の一端側の開口部において内向きに形成された内側折曲部と、筒状本体部の反対側の開口部に形成されたフランジ部とを有している。また、このフランジ部には、等間隔に形成された4箇所の凸部に取り付け孔が形成されている。この取り付け孔のそれぞれを、モジュールケースなどに設けられた対応する孔に対して位置合わせした後、ボルトおよびナット、または、リベットなどを用いて締結することにより、ガス発生器をエアバッグモジュールなどに固定することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-140028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のガス発生器においては、ボルトおよびナット、または、リベットなどを用いて締結することが必須であるが、締結用の部品が比較的多く、取り付け工程が煩雑となるので、ガス発生器をエアバッグモジュールなどに迅速且つ容易に取り付けることができていなかった。
【0005】
そこで、本発明は、従来よりも、ガス発生器をエアバッグモジュールなどに迅速且つ容易に取り付けることが可能となる位置合わせ機構を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明は、ハウジングと、前記ハウジングの側面から前記ハウジングの外側方向に突出するように前記ハウジングに設けられ、エアバッグモジュールの被固定部への固定用突出部と、を有したガス発生器の前記固定用突出部について、前記エアバッグモジュールの前記被固定部との固定位置の位置合わせをする位置合わせ機構であって、前記ハウジングの側面から前記ハウジングの外側方向に突出するように、前記固定用突出部の位置からずらした位置において、前記ハウジングに設けられた位置合わせ用突出部と、前記エアバッグモジュールに設けられ、前記位置合わせ用突出部の少なくとも一部を挿入して起点とすることによって、前記固定用突出部について、前記エアバッグモジュールの前記被固定部との取り付け位置の位置合わせが可能な被挿入部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
(2) 上記(1)の位置合わせ機構においては、前記被挿入部は、穴部であり、前記位置合わせ用突出部の少なくとも一部が、前記穴部に挿入可能な凸部であり、前記固定用突出部には、取り付け孔が設けられており、前記エアバッグモジュールの前記被固定部には、取り付け具によって前記取り付け孔を介して前記固定用突出部を固定可能な孔が設けられていることが好ましい。
【0008】
(3) 別の観点として、上記(1)の位置合わせ機構においては、前記固定用突出部が2つ以上設けられており、前記固定用突出部の少なくとも2つが前記位置合わせ用突出部でもあり、前記被挿入部が前記位置合わせ用突出部と同数設けられており、前記被固定部のうち前記位置合わせ用突出部と同数の前記被固定部のそれぞれが、前記被挿入部のそれぞれと一体化して形成されており、前記被挿入部と一体化している前記被固定部のそれぞれは、前記位置合わせ用突出部を前記被挿入部に挿入した場合に挟持して固定する一組の挟持部材を有しているものであってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、従来よりも、ガス発生器をエアバッグモジュールなどに迅速且つ容易に取り付けることが可能となる位置合わせ機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施形態に係る位置合わせ機構を含む、ガス発生器の構造およびエアバッグモジュールの一部を示す模式断面図である。
底面側から見た図1のガス発生器の外観図である。
第1実施形態の変形例を示す図である。
第2実施形態に係る位置合わせ機構の少なくとも一部を含む図であって、(a)が底面側から見たガス発生器の外観図、(b)が(a)の矢印方向から見たガス発生器とエアバッグモジュールの一部の断面とを示す図、である。
第3実施形態に係る位置合わせ機構の少なくとも一部を含む図であって、(a)底面側から見たガス発生器の外観図、(b)がエアバッグモジュールにガス発生器を取り付ける場合の説明に用いる図、である。
図4のガス発生器のエアバッグモジュールへの取り付け状態の説明に用いる図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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