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公開番号2024058037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165147
出願日2022-10-14
発明の名称インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクセット、インクメディアセット、及び印刷メディア
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C09D 11/322 20140101AFI20240418BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】乾燥性・濡れ性を有し、循環機構をもつインクジェットヘッドでの吐出が良好であるインクジェット用インク、そのインクジェット用インクを用いた印刷物の提供。
【解決手段】インクをインクジェットヘッド内で循環しながら吐出するインクジェット吐出方式に用いるインクジェット用インクであって、1インクジェットヘッドあたりのインクジェットヘッド内循環流路のインクの流量が、20ml/min~100ml/minであり、かつ、前記インクジェット用インクが、顔料、前記顔料を除く有機化合物、及び水を含有し、前記インクジェット用インクの総質量に対する、前記水の含有率が60~90質量%であり、かつ、前記顔料を除く有機化合物が特定の条件を満たす、インクジェット用インク。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
インクをインクジェットヘッド内で循環しながら吐出するインクジェット吐出方式に用いるインクジェット用インクであって、
1インクジェットヘッドあたりのインクジェットヘッド内循環流路のインクの流量が、20ml/min~100ml/minであり、かつ、前記インクジェット用インクが、顔料、前記顔料を除く有機化合物、及び水を含有し、前記インクジェット用インクの総質量に対する、前記水の含有率が60~90質量%であり、かつ、前記顔料を除く有機化合物が下記(A)の条件を満たす、インクジェット用インク。
(A)
化合物a:下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物b:下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物c:C4-C5のアルカンジオール、下記式(5)で表される化合物、及び下記式(6)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物;
を含む。
TIFF
2024058037000016.tif
21
120
(式(1)中、R

は、直鎖又は分岐鎖のC5-C10の炭化水素基を表す。)
TIFF
2024058037000017.tif
17
113
(式(2)中、R

は、直鎖又は分岐鎖のC6又はC7の炭化水素基を表し、n1は、1または2の整数を表す。)
TIFF
2024058037000018.tif
12
112
(式(3)中、R

は、直鎖又は分岐鎖のC7-C12の炭化水素基を表す。)
TIFF
2024058037000019.tif
15
98
(式(4)中、R

は、フェニル基またはベンジル基を表し、n2は1または2の整数を表す。)
TIFF
2024058037000020.tif
22
101
(式(5)中、R

は、水素原子またはメチル基を表す。)
TIFF
2024058037000021.tif
17
88
(式(6)中、R

は、直鎖又は分岐鎖のC1-C4の炭化水素基を表し、n3は1または2の整数を表す。)
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
1インクジェットヘッドあたりのインクジェットヘッド内循環流路のインクの流量が、30ml/min~70ml/minである請求項1に記載のインク。
【請求項3】
請求項1または2に記載のインクジェット用インクの液滴を、インクジェットヘッドから吐出させて、記録媒体へ印刷を行うインクジェット記録方法。
【請求項4】
前記印刷メディアが、インク難吸収性又はインク非吸収性の印刷メディアである、請求項3に記載のインクジェット記録方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載のインクジェット用インクと、該インクジェット用インクとは異なる他のインクジェット用インクと、を含む、インクジェット用インクセット。
【請求項6】
1色あたりインクジェットヘッドを1つ以上搭載する、請求項3に記載のインクジェット記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクセット、インクメディアセット、及び印刷メディアに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
カラー印刷方法の中でも代表的方法の1つであるインクジェットプリンタによる印刷方法(インクジェット印刷方法)は、インクの小滴を発生させ、これを紙等の印刷メディアに付着させ印刷を行うものである。近年、インクジェット印刷方法は、産業用途としての応用が進んでおり、様々な印刷メディアに対応できることが求められている。
【0003】
産業用途に用いられる印刷メディアの中には、フィルムに代表されるインク非吸収性メディアも存在する。そのようなインク非吸収性メディアに印刷するため、有機溶剤を主溶媒とした溶剤インクや、重合性モノマーを含有させた硬化性インク等の開発が進められてきた。しかし、これらのインクは、自然環境、生体等に対する安全上の問題が多く、用途に限りがあった。そこで、近年は、水を主溶媒とした水系インクの開発が盛んになってきている(例えば、特許文献1~3参照)。
【0004】
しかし、特許文献1~3で提案されている従来のインクは、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPP(ポリプロピレン)フィルムのようなインク非吸収性メディアに対する濡れ性が不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5504890号公報
特開2020-125382号公報
特開2020-55943号公報
特許第5489441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、循環機構を有するインクジェットヘッドでのインクジェット吐出方式で吐出が良好であり、かつ非吸収性メディアに対する濡れ性が良好であり、かつ乾燥性に優れたインク、そのインクを用いた印刷物の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、インクをインクジェットヘッド内で循環しながら吐出するインクジェット吐出方式に用いるインクジェット用インクであって、
1インクジェットヘッドあたりのインクジェットヘッド内循環流路のインクの流量が、20ml/min~100ml/minであり、かつ、前記インクジェット用インクが、顔料、前記顔料を除く有機化合物、及び水を含有し、前記インクジェット用インクの総質量に対する、前記水の含有率が60~90質量%であり、かつ、前記顔料を除く有機化合物が下記(A)の条件を満たす、インクジェット用インク。が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
(A)
化合物a:下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物b:下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物c:C4-C5のアルカンジオール、下記式(5)で表される化合物、及び下記式(6)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物;
を含む。
【0008】
即ち本発明は、以下の1)~6)に関する。
1)
インクをインクジェットヘッド内で循環しながら吐出するインクジェット吐出方式に用いるインクジェット用インクであって、
1インクジェットヘッドあたりのインクジェットヘッド内循環流路のインクの流量が、20ml/min~100ml/minであり、かつ、前記インクジェット用インクが、顔料、前記顔料を除く有機化合物、及び水を含有し、前記インクジェット用インクの総質量に対する、前記水の含有率が60~90質量%であり、かつ、前記顔料を除く有機化合物が下記(A)の条件を満たす、インクジェット用インク。
(A)
化合物a:下記式(1)で表される化合物及び下記式(2)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物b:下記式(3)で表される化合物及び下記式(4)で表される化合物から選択される少なくとも1種の化合物;
化合物c:C4-C5のアルカンジオール、下記式(5)で表される化合物、及び下記式(6)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物;
を含む。
【0009】
TIFF
2024058037000001.tif
21
120
【0010】
(式(1)中、R

は、直鎖又は分岐鎖のC5-C10の炭化水素基を表す。)
(【0011】以降は省略されています)

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