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公開番号2024057545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164373
出願日2022-10-12
発明の名称安全装置用取り付け具、安全装置、および、飛行体
出願人日本化薬株式会社
代理人個人
主分類B64D 17/38 20060101AFI20240417BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】飛行体への安全装置の取り付け位置の自由度を向上させつつ、安全装置の作動時の衝撃を緩衝可能な安全装置用取り付け具、安全装置、飛行体を提供する。
【解決手段】安全装置用取り付け具40は、第1部材41、第2部材42、第3部材43、を備える。第1部材41は、安全装置100に固定可能な第1天板部41aと、第1天板部41aの端部から立設された一対の第1側板部41b、41bと、を有する。第2部材42は、第1天板部41aに対向する位置に配設される第2天板部42aと、第2天板部42aから安全装置100と反対側に立設され、一対の第2側板部42b、42bの間において一対の第1側板部41b、41bと対向した状態で一対の第1側板部41b、41bにそれぞれ固定される一対の第2側板部42b、42bと、一対の第2側板部42b、42bの端部から延設され、飛行体に固定可能な一対の固定部42c、42cと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
射出物を射出する安全装置を飛行体に取り付ける際に用いられる安全装置用取り付け具であって、
前記安全装置と固定可能な第1天板部と、前記第1天板部から前記安全装置と固定される側と反対側に向けて立設された一対の第1側板部と、を有した第1部材と、
前記第1天板部に対向する位置に配設される第2天板部と、前記第2天板部から前記安全装置側と反対側に立設され、前記一対の第1側板部の間において前記一対の第1側板部と対向した状態で前記一対の第1側板部にそれぞれ固定される一対の第2側板部と、前記一対の第2側板部の端部から延設され、前記飛行体に固定可能な固定部と、を有した第2部材と、
を備えていることを特徴とする安全装置用取り付け具。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
板状部材と、前記板状部材の端部から延設され、各種装置を搭載可能な装置搭載部と、を有した第3部材をさらに備え、
前記第1天板部と前記第2天板部との間には、少なくとも前記板状部材を挿入可能な空間が形成されており、
前記空間に前記板状部材を挿入した状態で、前記板状部材が、前記第1部材および前記第2部材の少なくともいずれか一方に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の安全装置用取り付け具。
【請求項3】
収容器と、
前記収容器に収容されている射出物と、
前記射出物を射出する動力源を有したアクチュエータと、
前記収容器に取り付けられる請求項1に記載の安全装置用取り付け具と、
を備えていることを特徴とする安全装置。
【請求項4】
機体と、
請求項1に記載の安全装置用取り付け具によって前記機体に取り付けられた安全装置と、
前記機体に結合され、前記機体を推進させる推進機構と、
を備えていることを特徴とする飛行体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パラシュート又はパラグライダー等の射出物を射出する安全装置を飛行体に取り付ける際に用いられる安全装置用取り付け具、当該安全装置用取り付け具を備えた安全装置、および、飛行体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自律制御技術および飛行制御技術の発展に伴って、例えばドローンと呼ばれる複数の回転翼を備えた飛行体の産業上における利用が加速しつつある。ドローンは、例えば複数の回転翼を同時にバランスよく回転させることによって飛行し、上昇および下降は回転翼の回転数の増減によって行い、前進および後進は回転翼の回転数の増減を介して機体を傾けることによって成し得る。このような飛行体は今後世界的に拡大することが見込まれている。
【0003】
一方で、上記のような飛行体の落下事故のリスクが危険視されており、飛行体の普及の妨げとなっている。こうした落下事故のリスクを低減するために、安全装置として飛行体用パラシュート装置が製品化されつつある。
【0004】
なお、たとえば、下記特許文献1においては、安全装置の底部が飛行体の機体の上部に直接接触した状態で連結部材によって固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国実用新案公告第207644648号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような安全装置においては、飛行体の機体に取り付ける場合において、飛行体への取り付け位置は中央付近に限られてしまう。また、作動時の安全装置におけるパラシュート等の展開時および射出時の衝撃が、飛行体の機体への取り付け部分(たとえば、上記特許文献1の安全装置の下部)に直接かかりやすいため、当該取り付け部分の強度を上記衝撃に耐えうるものとする必要がある。一般的に、当該強度を向上するには、取り付け部分の厚みまたは幅を大きくするなどの対応を行うことになるので、全体として当該安全装置は大きくなってしまいやすい。
【0007】
そこで、本発明は、飛行体への安全装置の取り付け位置の自由度を従来よりも向上させるだけでなく、安全装置の取り付け部分を従来よりも大きくすることなく安全装置の作動時の衝撃を緩衝可能な安全装置用取り付け具、当該安全装置用取り付け具を備えた安全装置、および、飛行体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明は、射出物を射出する安全装置を飛行体に取り付ける際に用いられる安全装置用取り付け具であって、前記安全装置と固定可能な第1天板部と、前記第1天板部から前記安全装置と固定される側と反対側に向けて立設された一対の第1側板部と、を有した第1部材と、前記第1天板部に対向する位置に配設される第2天板部と、前記第2天板部から前記安全装置側と反対側に立設され、前記一対の第1側板部の間において前記一対の第1側板部と対向した状態で前記一対の第1側板部にそれぞれ固定される一対の第2側板部と、前記一対の第2側板部の端部から延設され、前記飛行体に固定可能な固定部と、を有した第2部材と、を備えていることを特徴とする。
【0009】
(2) 上記(1)の安全装置用取り付け具においては、板状部材と、前記板状部材の端部から延設され、各種装置を搭載可能な装置搭載部と、を有した第3部材をさらに備え、前記第1天板部と前記第2天板部との間には、少なくとも前記板状部材を挿入可能な空間が形成されており、前記空間に前記板状部材を挿入した状態で、前記板状部材が、前記第1部材および前記第2部材の少なくともいずれか一方に固定されているものであってもよい。
【0010】
(3) 本発明の安全装置は、収容器と、前記収容器に収容されている射出物と、前記射出物を射出する動力源を有したアクチュエータと、前記収容器に取り付けられる上記(1)に記載の安全装置用取り付け具と、を備えていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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