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公開番号2023167222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022078233
出願日2022-05-11
発明の名称設備点検システム
出願人河村電器産業株式会社
代理人
主分類B64C 13/18 20060101AFI20231116BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】災害発生時に設置状況が正常なままの設備と、設置状況が正常でなくなった設備とを簡易に判別することができる設備点検システムを提供する。
【解決手段】飛行体10が、読取部13を作動させた状態で、予め設定されている経路データに沿って自律飛行し、読取部13により何れかのキュービクル1A、1B・・の二次元コード2A、2B・・を読み取ると撮像部12を作動させ、二次元コード2A、2B・・を読み取った地点についての所定の撮像時間にわたる映像を撮像データとして取得するとともに、二次元コード2A、2B・・に含まれる識別情報、二次元コード2A、2B・・を読み取った地点の位置情報、及び撮像データを管理装置20に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部を有する飛行体と、前記飛行体が通信可能な管理装置とにより、所定の設備を点検するための設備点検システムであって、
前記管理装置に、前記設備の識別情報に関連付けて、前記設備の初期の設置位置に係る位置情報が記憶されているとともに、
前記設備の外面に、当該設備に係る前記識別情報と前記管理装置に接続するためのアドレスとを含んだコードが表示されている一方、
前記飛行体に、自身の動作を制御する制御部と、前記コードを読み取るための読取部と、GPS信号にもとづいて位置情報を生成するためのGPS部とが設けられており、
前記飛行体は、前記読取部を作動させた状態で、予め設定されている経路データに沿って自律飛行し、
前記読取部により前記コードを読み取ると前記撮像部を作動させ、前記コードを読み取った地点についての画像及び/又は所定の撮像時間にわたる映像である撮像データを取得するとともに、
前記コードに含まれる識別情報、前記地点の位置情報、及び前記撮像データを前記管理装置に送信する一方、
前記管理装置は、受信した前記識別情報と予め記憶されている前記識別情報とを比較するとともに、一致する前記識別情報に関連付けて、前記地点の位置情報、及び前記撮像データを記憶することを特徴とする設備点検システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば高圧受電設備等のような設備の設置状況を飛行体で点検するための設備点検システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ドローン等の飛行体を利用して、送電線及び送電線を支持する鉄塔のような設備の設置状況を点検する設備点検システムとしては、たとえば特許文献1に記載されているようなものが考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-129713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の設備点検システムでは、たとえば地震や洪水等の災害が発生して設備が損壊してしまったり、設備の設置位置が大きくずれてしまったりする可能性がある状況において、設置状況が正常なままの設備と、設置状況が正常でなくなった設備とを判別するというような点検にはむいていない。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、災害発生時に設置状況が正常なままの設備と、設置状況が正常でなくなった設備とを簡易に判別することができる設備点検システムを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、撮像部を有する飛行体と、前記飛行体が通信可能な管理装置とにより、所定の設備を点検するための設備点検システムであって、前記管理装置に、前記設備の識別情報に関連付けて、前記設備の初期の設置位置に係る位置情報が記憶されているとともに、前記設備の外面に、当該設備に係る前記識別情報と前記管理装置に接続するためのアドレスとを含んだコードが表示されている一方、前記飛行体に、自身の動作を制御する制御部と、前記コードを読み取るための読取部と、GPS信号にもとづいて位置情報を生成するためのGPS部とが設けられており、前記飛行体は、前記読取部を作動させた状態で、予め設定されている経路データに沿って自律飛行し、前記読取部により前記コードを読み取ると前記撮像部を作動させ、前記コードを読み取った地点についての画像及び/又は所定の撮像時間にわたる映像である撮像データを取得するとともに、前記コードに含まれる識別情報、前記地点の位置情報、及び前記撮像データを前記管理装置に送信する一方、前記管理装置は、受信した前記識別情報と予め記憶されている前記識別情報とを比較するとともに、一致する前記識別情報に関連付けて、前記地点の位置情報、及び前記撮像データを記憶することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、管理装置に、設備の識別情報に関連付けて、設備の初期の設置位置に係る位置情報が記憶されているとともに、設備の外面に、当該設備に係る識別情報と管理装置に接続するためのアドレスとを含んだコードが表示されている一方、飛行体に、自身の動作を制御する制御部と、コードを読み取るための読取部と、GPS信号にもとづいて位置情報を生成するためのGPS部とが設けられており、飛行体は、読取部を作動させた状態で、予め設定されている経路データに沿って自律飛行し、読取部によりコードを読み取ると撮像部を作動させ、コードを読み取った地点についての画像及び/又は所定の撮像時間にわたる映像である撮像データを取得するとともに、コードに含まれる識別情報、コードを読み取った地点の位置情報、及び撮像データを管理装置に送信する一方、管理装置は、受信した識別情報と予め記憶されている識別情報とを比較するとともに、一致する識別情報に関連付けて、コードを読み取った地点の位置情報、及び撮像データを記憶する。したがって、たとえば災害発生時に設置状況が正常なままの設備と、コードが読み取られなかったり、撮像データで異常が確認できたりする等、設置状況が正常でなくなった設備とを簡易に判別することができる設備点検システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
設備点検システムの概要を示した説明図である。
飛行体のブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる設備点検システムについて、図面にもとづき詳細に説明する。
【0010】
図1は、設備点検システムの概要を示した説明図である。図2は、飛行体10のブロック構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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