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公開番号2024016463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118609
出願日2022-07-26
発明の名称機体フレーム
出願人株式会社エムアイエー
代理人個人,個人
主分類B64C 1/08 20060101AFI20240131BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】軽量で強固な構造を有するとともに、容易に搬送でき、保管スペースを抑制できる機体フレームを提供することにある。
【解決手段】複数の管状部材11’、12(12’)で構成された略角錐形状を有するユニット10(10’)を複数備え、ユニット10(10’)は、複数の底辺管状部材11A~11D(11A’~11D’)の端部が連結されて角錐の底面Bが形成され、底辺管状部材11A~11D(11A’~11D’)の端部に一方の端部が連結された側辺管状部材12(12’)が他方の端部で互いに連結されて角錐の頂点が形成され、複数のユニット10が着脱可能な状態で連結されて、各々のユニット10(10’)の角錐の底面Bが略同一面上に配置されて上面を形成し、各々のユニット10(10’)の角錐の頂点が上面より下側に配置されている機体フレーム2を提供する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
複数の管状部材で構成された略角錐形状を有するユニットを複数備え、
前記ユニットは、複数の底辺管状部材の端部が連結されて角錐の底面が形成され、前記底辺管状部材の端部に一方の端部が連結された側辺管状部材が他方の端部で互いに連結されて角錐の頂点が形成され、
複数の前記ユニットが着脱可能な状態で連結されて、各々の前記ユニットの角錐の底面が略同一面上に配置されて上面を形成し、各々の前記ユニットの角錐の頂点が前記上面より下側に配置されていることを特徴とする飛行体の機体フレーム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記底辺管状部材により略台形または略三角形の底面が形成され、
平面視において、略台形の短辺または三角形の頂点が内周側に位置するように、複数の前記ユニットの底面が環状に配置されて連結されていることを特徴とする請求項1に記載の機体フレーム。
【請求項3】
各々の前記ユニットの角錐の頂点が離間して配置され、下弦部材により頂点が互いに連結されていることを特徴とする請求項2に記載の機体フレーム。
【請求項4】
少なくとも一部の前記ユニットにおいて、前記底辺管状部材により略台形の底面が形成されており、略台形の対角を結ぶ対角管状部材が取り付けられ、
平面視で、前記対角管状部材が交差する略台形の中央領域に、回転翼及びモータを有する駆動部が取り付けられ、
前記回転翼の回転軸が略台形の底面に対して略直交するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の機体フレーム。
【請求項5】
平面視で、複数の前記回転翼の回転軸が、前記ユニットの底面が環状に配置された環の中心に対して略対称な位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の機体フレーム。
【請求項6】
前記対角管状部材が交差する領域及び略角錐の頂点の間を連結する支持部材が取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の機体フレーム。
【請求項7】
前記対角管状部材が交差する領域で前記対角管状部材が剛性を有して連結されており、
前記対角管状部材が交差する領域及び略角錐の頂点の間を連結する支持部材は存在せず、
前記ユニットの内部領域に前記駆動部が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の機体フレーム。
【請求項8】
少なくとも一部の前記ユニットの角錐の頂点に着陸緩衝部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の機体フレーム。
【請求項9】
前記側辺管状部材が前記底辺管状部材に対して回転可能な状態で連結しており、
角錐の頂点における前記側辺管状部材の間の連結を解除して、前記側辺管状部材を回転させて、前記側辺管状部材を角錐の底面に沿うように配置できることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の機体フレーム。
【請求項10】
前記側辺管状部材が伸縮可能または折り曲げ可能に形成され、
角錐の頂点における前記側辺管状部材の間の連結を解除して、前記側辺管状部材を縮めるまたは折り曲げることができることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の機体フレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飛行体の機体フレームに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数の回転翼を備えた所謂マルチコプタタイプの飛行体が普及してきている。このようなマルチコプタタイプの飛行体は、個々の回転翼が片持ち梁状に支持される場合が多く、曲げモーメントを受け易い。よって、十分な強度を得るためには、重量が増加する課題を有する。この課題に対処するため、棒状部材を連結した飛行体の機体フレームが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の機体フレームは、軽量で強固な構造を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-19493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、棒状部材が連結された一体構造を有するため、飛行体を運搬する場合に大きな運搬設備を要し、また大きな保管スペースを有するという課題を有する。
【0005】
従って、本発明の目的は上記の課題を解決するものであり、軽量で強固な構造を有するとともに、容易に搬送でき、保管スペースを抑制できる機体フレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る飛行体の機体フレームでは、
複数の管状部材で構成された略角錐形状を有するユニットを複数備え、
前記ユニットは、複数の底辺管状部材の端部が連結されて角錐の底面が形成され、前記底辺管状部材の端部に一方の端部が連結された側辺管状部材が他方の端部で互いに連結されて角錐の頂点が形成され、
複数の前記ユニットが着脱可能な状態で連結されて、各々の前記ユニットの角錐の底面が略同一面上に配置されて上面を形成し、各々の前記ユニットの角錐の頂点が前記上面より下側に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
以上のように、本態様においては、軽量で強固な構造を有するとともに、機体フレームを各ユニットに分解可能なので、容易に搬送でき、保管スペースを抑制できる機体フレームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る機体フレームを備えたクアッドコプタタイプの飛行体を模式的に示す斜視図である。
図1Aに示す飛行体の上方から見た平面図である。
図1Aに示す飛行体の側面図である。
図1Aに示す飛行体を各ユニット等に分解した状態を模式的に示す斜視図である。
分解したユニットを更に折りたたむところを模式的に示す図である。
側辺管状部材を底辺管状部材及び対角管状部材に対して回転可能な状態で連結する一例を示す図(写真)である。
本発明の第2の実施形態に係る機体フレームを備えたヘキサコプタタイプの飛行体を模式的に示す斜視図である。
図5Aに示す飛行体の上方から見た平面図である。
図5Aに示す飛行体の側面図である。
図5Aに示す飛行体を各ユニット等に分解した状態を模式的に示す斜視図である。
本発明の第3の実施形態に係る機体フレームを備えたオクトコプタタイプの飛行体を模式的に示す斜視図である。
図7Aに示す飛行体の上方から見た平面図である。
図7Aに示す飛行体の側面図である。
図7Aに示す飛行体を各ユニット等に分解した状態を模式的に示す斜視図である。
伸縮可能な側辺管状部材の一例を示す図(写真)であって、(a)が伸びた状態を示し、(b)が縮めた状態を示す。
折り曲げ可能な側辺管状部材または支持部材の一例を示す図(写真)であって、(a)が折れ曲がっていない状態を示し、(b)が折り曲げた状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための実施形態を説明する。なお、以下に説明する機体フレームや飛行体は、本開示の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本開示を以下のものに限定しない。
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態や実施例に分けて示す場合があるが、異なる実施形態や実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態や実施例では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態や実施例ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。以下おいては、飛行体が略水平面に載置され、飛び上がる方向を上側として記載する。
【0010】
(第1の実施形態に係る機体フレーム)
はじめに、図1Aから図1C及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る機体フレーム及びこの機体フレームを備えた飛行体の説明を行う。図1Aは、本発明の第1の実施形態に係る機体フレームを備えたクアッドコプタタイプの飛行体を模式的に示す斜視図である。図1Bは、図1Aに示す飛行体の上方から見た平面図であり、図1Cは、図1Aに示す飛行体の側面図である。図2は、図1Aに示す飛行体を各ユニット等に分解した状態を模式的に示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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