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公開番号2023088068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-26
出願番号2021202703
出願日2021-12-14
発明の名称回転翼航空機
出願人株式会社FINEMECH
代理人
主分類B64D 25/00 20060101AFI20230619BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】
複数のバッテリを有する回転翼航空機において、バッテリの管理・運用を簡素化して、墜落の恐れを回避しながら、製造コストが安い回転翼航空機を得ること。
【解決手段】
機体(10)に、モータ(31a、31b、32a、32b、33a、33b)と連結した少なくとも4つの回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)と、第1バッテリ(41)及び第2バッテリ(42)を備え、第1バッテリ(41)及び第2バッテリ(42)が、モータ(31a、31b、32a、32b、33a、33b)を半数ずつ分担して電力を供給し、第1バッテリ(41)及び第2バッテリ(42)の、一方が失陥した場合に、他方は電力を供給し続けるように構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
機体に、モータと連結した少なくとも4つの回転翼と、第1バッテリ及び第2バッテリを備え、前記第1バッテリ及び第2バッテリが、前記モータを半数ずつ分担して電力を供給し、前記第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、他方は電力を供給し続けることを特徴とする回転翼航空機。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記機体に設けた少なくとも3つのアームの上側と下側に、それぞれ前記回転翼及びモータを有して、前記第1バッテリ及び第2バッテリの、一方が上側の前記モータに電力を供給し、他方が下側の前記モータに電力を供給することを特徴とする請求項1に記載の回転翼航空機。
【請求項3】
前記第1バッテリ及び第2バッテリと前記モータとの間に、それぞれ第1コントローラ及び第2コントローラを備え、これら第1コントローラ及び第2コントローラを制御する中央コントローラを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転翼航空機。
【請求項4】
前記第1コントローラ及び第2コントローラ、または前記中央コントローラは、前記各回転翼を駆動する前記各モータを監視するセンサを有したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転翼航空機。
【請求項5】
前記第1バッテリ及び第2バッテリの他に、第3バッテリをさらに備え、前記第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、前記第3バッテリが、失陥した前記バッテリに代わって、少なくとも着陸時に前記モータに電力を供給可能にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転翼航空機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にドローンまたはマルチコプターと呼ばれ、複数のバッテリを動力源として、モータで駆動する回転翼(プロペラ)を4つ以上備えた回転翼航空機に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のバッテリを動力源として、モータで駆動する回転翼を4つ以上備えた回転翼航空機としては、バッテリの蓄電量(残容量)を検出して、必要に応じて使用するバッテリを切り替える例(例えば、特許文献1、特許文献2)が知られている。
【0003】
しかしながら、上記従来の複数のバッテリを動力源として、モータで駆動する回転翼を4つ以上備えた回転翼航空機にあっては、バッテリの蓄電量が減った場合に墜落を回避する効果を得る半面、バッテリの運用を制御するため、バッテリの蓄電量を検出する必要があり、複雑で製造コストが高いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6195216号公報
特許第6751962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、バッテリの蓄電量を検出する必要があり、複雑で製造コストが高いという点である。
【0006】
すなわち、本発明の目的は、バッテリの管理・運用を簡素化して、墜落の恐れを回避しながら、製造コストが安い回転翼航空機を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の回転翼航空機は、機体に、モータと連結した少なくとも4つの回転翼と、第1バッテリ及び第2バッテリを備え、第1バッテリ及び第2バッテリが、モータを半数ずつ分担して電力を供給し、第1バッテリ及び第2バッテリの、一方が失陥した場合に、他方は電力を供給し続けるように構成した。
【0008】
機体に設けた少なくとも3つのアームの上側と下側に、それぞれ回転翼及びモータを有して、第1バッテリ及び第2バッテリの一方が上側のモータに電力を供給し、他方が下側のモータに電力を供給することが好ましい。
【0009】
第1バッテリ及び第2バッテリとモータとの間に、それぞれ第1コントローラ及び第2コントローラを備え、これら第1コントローラ及び第2コントローラを制御する中央コントローラを設けたことも好ましい。
【0010】
第1コントローラ及び第2コントローラ、または中央コントローラは、各回転翼を駆動する各モータを監視するセンサを有したことも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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