TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023086627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-22
出願番号2021201295
出願日2021-12-11
発明の名称回転翼航空機
出願人株式会社FINEMECH
代理人
主分類B64D 31/10 20060101AFI20230615BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】内燃機関またはバッテリを動力源とする回転翼航空機において、1系統の動力源が失陥しても、墜落の恐れを回避する一方、製造コストの安い回転翼航空機を得ること。
【解決手段】機体(10)に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)と、第1動力源(41)及び第2動力源(42)を備え、第1動力源(41)及び第2動力源(42)が、回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を、一緒になって又は分担して駆動し、第1動力源(41)及び第2動力源(42)の一方が失陥した場合に、他方が回転翼(21a、21b、22a、22b、23a、23b)を駆動し続けるように構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
機体に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼と、第1動力源及び第2動力源を備え、前記第1動力源及び第2動力源が、前記回転翼を、一緒になって又は分担して駆動し、前記第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が前記回転翼を駆動し続けるように構成したことを特徴とする回転翼航空機。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記回転翼はモータと連結しており、前記第1動力源を第1バッテリ、前記第2動力源を第2バッテリとしたとき、前記第1動力源及び第2動力源が、前記回転翼を半数ずつ分担して駆動することを特徴とする請求項1に記載の回転翼航空機。
【請求項3】
前記機体に設けた少なくとも3つのアームの上側と下側に、それぞれ前記回転翼を有して、前記第1動力源及び第2動力源の一方が上側の前記回転翼を駆動し、他方が下側の前記回転翼を駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転翼航空機。
【請求項4】
前記第1バッテリ及び第2バッテリの他に、第3バッテリをさらに備え、前記第1バッテリ及び第2バッテリの一方が失陥した場合に、前記第3バッテリが、前記失陥した前記バッテリの代わりに、前記モータに電力を供給可能にしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転翼航空機。
【請求項5】
前記第1動力源を第1内燃機関、前記第2動力源を第2内燃機関としたとき、前記第1内燃機関と前記第2内燃機関は、前記4つの回転翼のうち少なくとも2つの前記回転翼を、それぞれ第1ワンウエイクラッチを介して機械的に駆動可能したことを特徴とする請求項1に記載の回転翼航空機。
【請求項6】
前記第1内燃機関および前記第2内燃機関と連結可能なモータ・ジェネレータを有して、前記第1内燃機関および前記第2内燃機関と前記モータ・ジェネレータとの間に、低速回転において、前記モータ・ジェネレータが前記第1内燃機関および前記第2内燃機関を駆動可能な第2ワンウエイクラッチを備えたことを特徴とする請求項5に記載の回転翼航空機。
【請求項7】
4つの前記回転翼の他に、前記第1動力源及び第2動力源の駆動で前記機体が進行方向に向かう推力を発出する、少なくとも1つの回転翼をさらに備え、前記第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が4つの前記回転翼を駆動して、正常時の半分以上の揚力を発出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の回転翼航空機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にドローンまたはマルチコプターと呼ばれ、内燃機関またはバッテリを動力源として、揚力を発出する回転翼(プロペラ)を4つ以上備えた回転翼航空機に関する。
続きを表示(約 970 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内燃機関またはバッテリを動力源として、揚力を発出する回転翼を4つ以上備えた回転翼航空機としては、内燃機関の動力で発電して、この電力をモータに供給して各回転翼を駆動する例(例えば特許文献1)が知られている。
【0003】
しかしながら、上記従来の回転翼航空機にあっては、内燃機関が唯一の動力源であり、これが飛行中に失陥した場合に墜落の危険性があるという課題があった。
【0004】
一方、この問題に対処するために、4個以上の動力源(エネルギー供給機構)を備えて、そのうちの1個が失陥しても、残りの動力源によって飛行を継続して墜落の危険を回避する例(例えば特許文献2)が提案されている。
【0005】
しかし、4個以上の動力源を備えるのは複雑であり、製造コストが高いという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2019-501057号公報
特開2020-93724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、飛行に用いる動力源が1つの場合に、その動力源が失陥すると墜落の危険性がある半面、4つもの動力源を備えるのは複雑であり、製造コストが高いという点である。
【0008】
すなわち、本発明の目的は、1系統の動力源が失陥しても、墜落の恐れを回避する一方、製造コストの安い回転翼航空機を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、機体に、揚力を発出する少なくとも4つの回転翼と、第1動力源及び第2動力源を備え、第1動力源及び第2動力源が、回転翼を、一緒になって又は分担して駆動し、第1動力源及び第2動力源の一方が失陥した場合に、他方が回転翼を駆動し続けるように構成したことを特徴とする。
【0010】
回転翼はモータと連結しており、第1動力源を第1バッテリ、第2動力源を第2バッテリとしたとき、第1動力源及び第2動力源が、回転翼を半数ずつ分担して駆動することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
飛行体
1か月前
個人
ドローン係留装置
3か月前
個人
ドローンの計測飛行方法
6か月前
個人
マルチコプター型電気飛行機
27日前
個人
人工衛星推進材循環エンジン
5日前
個人
マルチコプター
11か月前
個人
自由落下運航システム
1か月前
合同会社アドエア
飛行体落下補助装置
8か月前
合同会社アドエア
飛行体落下補助装置
3か月前
株式会社FINEMECH
回転翼航空機
10か月前
株式会社FINEMECH
回転翼航空機
10か月前
個人
飛行体
3か月前
河村電器産業株式会社
設備点検システム
5か月前
個人
転落・墜落時事故防止用エアバッグ
11か月前
個人
気球及び温暖化防止システム
12か月前
株式会社中北製作所
羽ばたき装置
12日前
中国電力株式会社
物資運搬ドローン
8か月前
国立大学法人九州大学
飛行体
2か月前
SkyDeer株式会社
衛星制御方法
1か月前
CAPXLE株式会社
緊急避難用気球
5か月前
CAPXLE株式会社
緊急避難用気球
5か月前
株式会社E・C・R
無人飛翔体
12か月前
CAPXLE株式会社
緊急避難用気球
5か月前
京セラ株式会社
発着装置
6か月前
株式会社JVCケンウッド
撮像システム
6か月前
株式会社FINEMECH
連結型回転翼航空機
5か月前
株式会社デンソー
推進装置
3か月前
個人
ドローン
11か月前
個人
ドローン
9か月前
トヨタ自動車株式会社
飛行体
7か月前
株式会社エムアイエー
機体フレーム
3か月前
旭ビルウォール株式会社
移動システム
4か月前
株式会社岩谷技研
気球
1か月前
株式会社デンソー
飛行制御装置
12か月前
株式会社ダイフク
搬送システム
1か月前
日鉄テクノロジー株式会社
ドローン測定装置
5か月前
続きを見る