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公開番号2024054289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2024018590,2020120659
出願日2024-02-09,2020-07-14
発明の名称フェノール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08G 61/00 20060101AFI20240409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、優れた耐吸水性、電気特性を示すエポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物、その前駆体のフェノール樹脂を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024054289000009.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">56</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">153</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、R1、R2は独立に炭素数1~10のアルキル基またはアリル基、R3、R4は独立にH、グリシジルエーテル基、炭素数1~10のアルキル基またはアリル基、a、bは0~2の実数(a+b≧1)、c、dは1~3の実数、nは1~20の実数。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エポキシ当量が300g/eq.以上600g/eq.未満であって、下記式(1)で表されるエポキシ樹脂
の前駆体である、下記式(2)で表されるフェノール樹脂。
TIFF
2024054289000007.tif
56
153
(式(1)中、R

、R

はそれぞれ独立して炭素数1~10のアルキル基、R

、R

はそれぞれ独立して水素原子を表す。a、bは0~2の実数を表し、a+b≧2である。c、dは1~3の実数を表す。nは繰り返し数であり1~20の実数を表す。)
TIFF
2024054289000008.tif
45
153
(式(2)中、R

、R

はそれぞれ独立して炭素数1~10のアルキル基、R

、R

はそれぞれ独立して水素原子を表す。a、bは0~2の実数を表し、a+b≧2である。c、dは1~3の実数を表す。nは繰り返し数であり1~20の実数を表す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電気電子部品用絶縁材料(高信頼性半導体封止材料など)、積層板(プリント配線板、ビルドアップ基板など)及びFRP(繊維強化プラスチック)を始めとする各種複合材料、接着剤、塗料等、中でも特に積層板等の用途に有用であり、金属箔張り積層板、ビルドアップ基板用絶縁材料、フレキシブル基板材料などに有用である硬化性樹脂組成物を与えるエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
エポキシ樹脂組成物は作業性、及びその硬化物の優れた電気特性、耐熱性、接着性、耐吸水性等により電気・電子部品、構造用材料、接着剤、塗料等の分野で幅広く用いられている。
【0003】
近年、電気・電子分野においては、樹脂組成物の高純度化、密着性向上、フィラーを高充填させるための低粘度化、成型サイクルを短くするための反応性向上等の諸特性のさらなる向上が求められている。特に半導体関連材料の分野においては、非常に高い特性が求められ、電気特性、耐吸水性等の特性が重要視されている。
【0004】
近年の電子デバイスの高性能化及び軽薄短小化に伴い、伝送信号の高周波化が進み、パッケージ材料や基板材料に使用する材料に対して、高周波領域での低誘電率、低誘電正接化が強く求められている。しかしながら、エポキシ樹脂は、エポキシ基と活性水素との反応により極性の高いヒドロキシ基が発生することにより誘電率、誘電正接が高くなるため、未だ充分な電気特性が得られていない。
【0005】
また、吸水性が高い材料は、はんだリフロー時にクラックや剥離不良の原因となるおそれもある。
【0006】
特許文献1では(メタ)アリルエーテル樹脂を酸化してエポキシ樹脂を得ている。また、特許文献2では4,4'-ブチリデンビス(6-t-ブチル-3-メチルフェノール)のジグリシジルエーテルを得ている。しかし、これらの特許文献に記載されているエポキシ樹脂の硬化物の耐吸水性、電気特性は未だ不十分であり、さらなる改善が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-24856号公報
特開2017-48337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、優れた耐吸水性、電気特性を示すエポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物、その前駆体のフェノール樹脂を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定の構造を有するジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂の硬化物が耐吸水性、電気特性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち本発明は、以下の[1]~[7]に示すものである。
[1]
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂。
(【0011】以降は省略されています)

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