TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024021286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124008
出願日2022-08-03
発明の名称樹脂組成物
出願人サンノプコ株式会社
代理人個人
主分類C08L 75/04 20060101AFI20240208BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】風合い(柔軟性、破断伸度及び反発弾性等)及び耐久性(耐摩耗性及び耐ブロッキング性等)に優れた乾燥皮膜(シート又は塗膜)を容易に調製できる樹脂組成物を提供することである。
【解決手段】ポリウレタン樹脂(U)又はポリウレタン樹脂(U)及びビニル樹脂(V)から構成される複合樹脂(UV)からなる熱可塑性樹脂(R)と、
リグノセルロース物質(L)と、
溶媒(S)とからなり、
複合樹脂(UV)中のポリウレタン樹脂(U)とビニル系樹脂(V)との重量比(U:V)が30:70~90:10であり、
熱可塑性樹脂(R)、リグノセルロース物質(L)及び溶媒(S)の重量に基づいて、熱可塑性樹脂(R)の含有量が4~40重量%、リグノセルロース物質(L)の含有量が4~30重量%、溶媒(S)の含有量が50~90重量%であることを特徴とする樹脂組成物を用いる。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリウレタン樹脂(U)又はポリウレタン樹脂(U)及びビニル樹脂(V)から構成される複合樹脂(UV)からなる熱可塑性樹脂(R)と、
リグノセルロース物質(L)と、
溶媒(S)とからなり、
複合樹脂(UV)中のポリウレタン樹脂(U)とビニル系樹脂(V)との重量比(U:V)が30:70~90:10であり、
熱可塑性樹脂(R)、リグノセルロース物質(L)及び溶媒(S)の重量に基づいて、熱可塑性樹脂(R)の含有量が4~40重量%、リグノセルロース物質(L)の含有量が4~30重量%、溶媒(S)の含有量が50~90重量%であることを特徴とする樹脂組成物。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
熱可塑性樹脂(R)について、25℃における貯蔵弾性率が4~500MPa、100℃における貯蔵弾性率が0.1~100MPaであり、25℃における破断伸度が100~2000%である請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
リグノセルロース物質(L)が木材及び/又は竹材である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
樹脂組成物の粘度(20℃、JIS Z8803:2011、9単一円筒形回転粘度計による粘度測定方法)が0.1万~50万mPa・sである請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
溶媒(S)が水、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
リグノセルロース物質が微粉粒状及び/又は微細繊維状であって、
この体積平均粒子径が0.1~500μmである請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
溶媒(S)が水であり、熱可塑性樹脂(R)が複合樹脂(UV)であって、
樹脂組成物がポリウレタン樹脂(U)及びビニル系樹脂(V)を同一粒子内に含む水分散体である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の樹脂組成物を基材に塗工した後、乾式凝固、湿式凝固又は感熱凝固により塗膜を乾燥させて乾燥皮膜を調製することを特徴とする乾燥皮膜の製造方法。
【請求項9】
乾燥皮膜の膜厚が0.01~2mmである請求項8記載の乾燥皮膜の製造方法。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の樹脂組成物を用いて合成皮革を調製することを特徴とする合成皮革の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ポリプロピレン樹脂等のプラスチックとおが屑や木片を粉砕して得られる木粉とを二軸押し出し機等で加熱混錬後、押し出し成型することで得られるウッドプラスチックが開発され、ウッドデッキやベンチ等に使用されているが、コーティングや薄膜化が困難という課題があった。これを解決するものとして「アクリル系樹脂(A)、木粉(B)及び溶剤(C)を含有することを特徴とするコーティング剤組成物」(特許文献1)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-91790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
公知のコーティング剤組成物では、風合い(柔軟性、破断伸度及び反発弾性等)と、耐久性(耐摩耗性及び耐ブロッキング性等)とのバランスが不十分であり、いずれかを犠牲にしなければならないという問題がある。
本発明の目的は、風合い(柔軟性、破断伸度及び反発弾性等)及び耐久性(耐摩耗性及び耐ブロッキング性等)に優れた乾燥皮膜(シート又は塗膜)を容易に調製できる樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の樹脂組成物の特徴は、ポリウレタン樹脂(U)又はポリウレタン樹脂(U)及びビニル樹脂(V)から構成される複合樹脂(UV)からなる熱可塑性樹脂(R)と、
リグノセルロース物質(L)と、
溶媒(S)とからなり、
複合樹脂(UV)中のポリウレタン樹脂(U)とビニル系樹脂(V)との重量比(U:V)が30:70~90:10であり、
熱可塑性樹脂(R)、リグノセルロース物質(L)及び溶媒(S)の重量に基づいて、熱可塑性樹脂(R)の含有量が4~40重量%、リグノセルロース物質(L)の含有量が4~30重量%、溶媒(S)の含有量が50~90重量%である点を要旨とする。
【0006】
本発明の乾燥皮膜の製造方法の特徴は、上記の樹脂組成物を基材に塗工した後、乾式凝固、湿式凝固又は感熱凝固により塗膜を乾燥させて乾燥皮膜を調製する点を要旨とする。
【0007】
本発明の合成皮革の製造方法の特徴は、上記の樹脂組成物を用いて合成皮革を調製する点を要旨とする。
【0008】
本発明の人工皮革の製造方法の特徴は、上記の樹脂組成物を用いて人工皮革を調製する点を要旨とする。
【0009】
本発明の化粧シートの製造方法の特徴は、上記の樹脂組成物を用いて、化粧シートを調製する点を要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の樹脂組成物は、風合い(柔軟性、破断伸度及び反発弾性等)及び耐久性(耐摩耗性及び耐ブロッキング性等)に優れた乾燥塗膜を容易に調製できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
多孔質フィルム
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
3日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
1か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリアミド樹脂組成物
26日前
株式会社松風
光硬化性組成物
1か月前
株式会社日本触媒
無機粒子含有分散体
1か月前
AGC株式会社
水性分散液
1か月前
テクノUMG株式会社
物品
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
17日前
株式会社カネカ
樹脂組成物およびフィルム
1か月前
ユニチカ株式会社
多孔質ポリアミドイミド
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
18日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
17日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
11日前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
23日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
日本ユピカ株式会社
成形材
20日前
帝人株式会社
樹脂組成物および光学部材
1か月前
東レ株式会社
重合装置および重合体の製造方法
1か月前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
1か月前
三和化工株式会社
発泡体の製造方法
1か月前
松本油脂製薬株式会社
ポリマー粒子及びその用途
17日前
東ソー株式会社
両親媒性ポリマー溶液の調液方法
10日前
株式会社コバヤシ
成形体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
廃プラスチックのリサイクル方法
26日前
株式会社カネカ
樹脂組成物、成形体およびフィルム
1か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
12日前
アキレス株式会社
農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
17日前
住友電気工業株式会社
樹脂成形体
1か月前
東レ株式会社
プリプレグおよび炭素繊維強化複合材料
17日前
東レ株式会社
強化繊維基材、およびこれを用いた積層体
1か月前
株式会社レゾナック
ポリマー
18日前
出光興産株式会社
組成物
11日前
出光興産株式会社
組成物
11日前
セイコーエプソン株式会社
成形用材料
20日前
続きを見る