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公開番号2024029655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022132028
出願日2022-08-22
発明の名称無機粒子含有分散体
出願人株式会社日本触媒
代理人
主分類C08L 101/02 20060101AFI20240228BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】無機粒子、親水性基を有するポリマー、および溶媒を含み、環境負荷の高い溶媒を用いなくても、無機粒子の分散性に優れるとともに、親水性基を有するポリマーの溶解性に優れる、無機粒子含有分散体を提供する。
【解決手段】無機粒子、親水性基を有するポリマー、およびテルペン類を含む溶媒を含むことを特徴とする無機粒子含有分散体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
無機粒子、親水性基を有するポリマー、およびテルペン類を含む溶媒を含むことを特徴とする無機粒子含有分散体。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の無機粒子含有分散体を含む膜形成材料。
【請求項3】
請求項1に記載の無機粒子含有分散体にバインダー成分を混合することを特徴とする膜形成材料の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無機粒子含有分散体に関する。より詳しくは、無機粒子、親水性基を有するポリマー、およびテルペン類を含む溶媒を含むことを特徴とする無機粒子含有分散体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
有機溶媒に無機粒子を分散含有してなる分散体、該分散体にさらにバインダーや分散剤等として機能する樹脂成分を含有する分散体は、インク、コーティング剤等として、様々な分野で提案されてきた(たとえば特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-198848号公報
特開2003-226844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コーティング剤等に用いる樹脂成分は、目的に応じて選択される。たとえば特許文献1の実施例1~3においてはコーティング組成物を調製する過程で分散組成物に酸価10.5のアクリル系樹脂が使用され、特許文献2の実施例1~6においては酸価が20~90のメタクリル酸―メタクリル酸メチル共重合体が用いられている。酸基等の親水性基を有するポリマーは、得られる膜等において無機粒子を固定化し得る官能基を有する点で好ましい樹脂成分と考えられる。
【0005】
そこで、無機粒子、酸基等の親水性基を有するポリマー、および有機溶媒からなる組成物における無機粒子の分散性に及ぼす有機溶媒の影響を調べた結果、無機粒子を均一に分散させるためには、キシレン等の環境負荷の高い溶媒を用いる必要があること、さらに無機粒子を均一に分散し、且つ、親水性基を有するポリマーを均一に溶解するためには、さらなる検討が必要であることがわかった。よって本発明は、無機粒子、親水性基を有するポリマー、および溶媒を含み、環境負荷の高い溶媒を用いなくても、無機粒子の分散性に優れるとともに、親水性基を有するポリマーの溶解性に優れる、無機粒子含有分散体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成する為に種々検討を行ない、本発明に想到した。すなわち本開示の無機粒子含有分散体は、無機粒子、親水性基を有するポリマー、およびテルペン類を含む溶媒を含むことを特徴とする無機粒子含有分散体である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の無機粒子含有分散体は、環境負荷の高い溶媒を用いなくても、無機粒子の分散性に優れるとともに、親水性基を有するポリマーの溶解性に優れるものである。よって、本開示の無機粒子含有分散体を、インク、コーティング剤等あるいはこれらの原料として用いることにより、環境に優しく、無機粒子が均一に分散含有された膜等を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。また、本明細書において、「(メタ)アクリレート」は、「アクリレート」または「メタクリレート」を意味し、「(メタ)アクリル」は、「アクリル」または「メタクリル」を意味し、「(メタ)アクリロイル」は「アクリロイル」または「メタクリロイル」を意味する。また(メタ)アクリレートを(メタ)アクリル酸エステルということもある。
【0009】
[本開示の無機粒子含有分散体]
本開示の無機粒子含有分散体は、無機粒子、親水性基を有するポリマー、およびテルペン類を含む溶媒を含むことを特徴とする。
【0010】
<無機粒子>
本開示の無機粒子含有分散体に含まれる無機粒子は、特に制限されない。本開示の無機粒子含有分散体の使用目的により適宜選択すればよい。
上記無機粒子を構成する無機成分(材質)としては、特に制限されない。金属であってもよいし、金属化合物であってもよいが、金属化合物を主成分として含むことが好ましい。金属化合物を主成分として含むとは、無機粒子の全質量(100質量%)に対し、金属化合物の占める割合が50質量%以上であることを意味する。上記無機粒子が金属化合物を主成分として含む場合、上記割合が好ましくは80質量%以上であり、より好ましくは95質量%以上であり、特に好ましくは無機粒子が実質的に金属化合物のみからなることが特に好ましい。本明細書において「主成分として含む」を用いた場合、同様の意味である。
(【0011】以降は省略されています)

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