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公開番号2024054818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2023054193
出願日2023-03-29
発明の名称組成物
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類C08L 71/08 20060101AFI20240410BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮できる組成物を提供する。
【解決手段】 下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、結合している塩素原子の量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024054818000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">45</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">153</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、結合している塩素原子の量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
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2024054818000009.tif
45
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続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記芳香族ポリエーテルに結合しているフッ素原子の量が10~10000質量ppmである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
4,4’-ジクロロベンゾフェノンをモノマー成分として形成された芳香族ポリエーテルを含む、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記芳香族ポリエーテルが、下記式(3)で表される繰り返し単位を含む、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
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2024054818000010.tif
22
153
【請求項5】
前記非連続炭素繊維の平均繊維長が0.5~20mmである、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
前記芳香族ポリエーテル100質量部に対する、前記非連続炭素繊維の含有量が5~100質量部である、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独の引張強度に対して2.80倍以上である、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独の引張強度に対して2.35~5.00倍である、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
TIFF
2024054818000011.tif
45
153
【請求項10】
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量と芳香族ポリエーテルにおける全フッ素の含有量の合計に対する芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量の割合が、40~100質量%である芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
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2024054818000012.tif
45
153
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物に関する。
具体的には、本発明は、非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮できる組成物に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、特定の重合触媒作用を有する成分を反応系中に存在させることにより製造された特定の芳香族ポリエーテルに、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、炭酸塩カルシウム、珪酸カルシウム等の強化材又は充填剤を混合して用いることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭64-065129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1をはじめとする従来の技術には、非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮する観点でさらなる改善の余地が見出された。
【0005】
本発明の目的の1つは、非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮できる組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは鋭意検討の結果、特定の芳香族ポリエーテルに非連続炭素繊維を配合した場合に、非連続炭素繊維による補強効果が効率的に発揮されることを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、以下の組成物を提供できる。
1.下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、結合している塩素原子の量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
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2.前記芳香族ポリエーテルに結合しているフッ素原子の量が10~10000質量ppmである、1に記載の組成物。
3.4,4’-ジクロロベンゾフェノンをモノマー成分として形成された芳香族ポリエーテルを含む、1又は2に記載の組成物。
4.前記芳香族ポリエーテルが、下記式(3)で表される繰り返し単位を含む、1~3のいずれかに記載の組成物。
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2024054818000002.tif
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5.前記非連続炭素繊維の平均繊維長が0.5~20mmである、1~4のいずれかに記載の組成物。
6.前記芳香族ポリエーテル100質量部に対する、前記非連続炭素繊維の含有量が5~100質量部である、1~5のいずれかに記載の組成物。
7.引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独の引張強度に対して2.80倍以上である、1~6のいずれかに記載の組成物。
8.引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独の引張強度に対して2.35~5.00倍である、1~6のいずれかに記載の組成物。
9.下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
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2024054818000003.tif
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10.下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量と芳香族ポリエーテルにおける全フッ素の含有量の合計に対する芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量の割合が、40~100質量%である芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む、組成物。
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2024054818000004.tif
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11.前記芳香族ポリエーテルにおける全塩素の含有量が100~10000質量ppmであり、前記芳香族ポリエーテルにおける全フッ素の含有量が100~2000質量ppmである、9又は10に記載の組成物。
12.前記芳香族ポリエーテルが、下記式(3)で表される繰り返し単位を含む、9~11のいずれかに記載の組成物。
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2024054818000005.tif
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13.前非連続炭素繊維の平均繊維長が0.5~20mmである、9~12のいずれかに記載の組成物。
14.前記芳香族ポリエーテル100質量部に対する、前記非連続炭素繊維の含有量が5~100質量部である、9~13のいずれかに記載の組成物。
15.引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独での引張強度に対して2.80倍以上である、9~14のいずれかに記載の組成物。
16.引張強度が、前記芳香族ポリエーテル単独での引張強度に対して2.35~5.00倍である、9~14のいずれかに記載の組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮できる組成物を提供することができる。
これにより、例えば、組成物にある水準の強度を付与する場合に、従来の技術よりも非連続炭素繊維の配合量を削減できる効果が得られる。非連続炭素繊維の配合量を削減できることによって、組成物の粘度増加が抑制されて混練性が向上し、また、組成物を軽量化できる効果も得られる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の組成物について詳述する。
尚、本明細書において、「x~y」は「x以上、y以下」の数値範囲を表すものとする。数値範囲に関して記載された上限値及び下限値は任意に組み合わせることができる。
【0009】
本発明の一態様(第1態様ともいう)に係る組成物は、
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位とを含み、結合している塩素原子の量が10~10000質量ppmである芳香族ポリエーテルと、
非連続炭素繊維とを含む。
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2024054818000006.tif
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【0010】
本態様の組成物によれば、非連続炭素繊維による補強効果を効率的に発揮できる効果が得られる。
これにより、例えば、組成物にある水準の強度を付与する場合に、従来の技術よりも非連続炭素繊維の配合量を削減できる効果が得られる。非連続炭素繊維の配合量を削減できることによって、組成物の粘度増加が抑制されて混練性が向上し、また、組成物を軽量化できる効果も得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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