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公開番号2024034457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138689
出願日2022-08-31
発明の名称樹脂成形体
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08J 3/28 20060101AFI20240306BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】少量のカーボンナノチューブを用いて、電気抵抗の低減効果が良好な樹脂成形体を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る樹脂成形体は、樹脂組成物の電子線架橋体からなり、上記樹脂組成物が、主成分としてのフッ素樹脂と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が0.3質量%以上3.0質量%未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物の電子線架橋体からなり、
上記樹脂組成物が、主成分としてのフッ素樹脂と、カーボンナノチューブとを含有し、
上記カーボンナノチューブの含有量が0.3質量%以上3.0質量%未満である樹脂成形体。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
上記フッ素樹脂がテトラフルオロエチレン-エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、トリフルオロクロロエチレン-エチレン共重合体又はこれらの組み合わせであり、
上記樹脂組成物が架橋助剤をさらに含有し、
上記樹脂組成物における上記架橋助剤の含有量が1質量%以上5質量%以下である請求項1に記載の樹脂成形体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂成形体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂は、耐薬品性、耐熱性、耐候性、非粘着性などの材質的に優れた特徴を有することから、フッ素樹脂を用いた樹脂成形体は多く利用されている。
【0003】
一方、フッ素樹脂は電気抵抗が高く、静電気を帯びて埃を吸着しやすいという性質がある。このような静電気の帯電を防止するには、導電性を持たせることが有効である。従来技術においては、フッ素樹脂組成物に帯電防止性を付与する方法として、例えばテトラフルオロエチレン重合体組成物に炭素粉末、炭素繊維粉末等の炭素材料を混合する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公平06-094525号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様に係る樹脂成形体は、樹脂組成物の電子線架橋体からなり、上記樹脂組成物が、主成分としてのフッ素樹脂と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が0.3質量%以上3.0質量%未満である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[発明が解決しようとする課題]
上記のような導電性の炭素粉末、炭素繊維粉末等の炭素材料粉末を混合して帯電防止性を付与する方法においては、添加量を多くすると、均一に樹脂中に分散させることが容易でないという課題がある。一方、炭素材料としてカーボンナノチューブを用いるとコストが上昇する。このため、より少ない添加量の炭素材料で電気抵抗を低減し、帯電抑制性能を向上することが求められている。
【0007】
本開示は、少量のカーボンナノチューブを用いて、電気抵抗の低減効果を良好にできる樹脂成形体を提供することを目的とする。
【0008】
[本開示の効果]
本開示の樹脂成形体は少量のカーボンナノチューブを用いて、電気抵抗の低減効果を良好にできる。
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の一態様に係る樹脂成形体は、樹脂組成物の電子線架橋体からなり、上記樹脂組成物が、主成分としてのフッ素樹脂と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が0.3質量%以上3.0質量%未満である。
(【0011】以降は省略されています)

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