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公開番号2024016992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022119331
出願日2022-07-27
発明の名称ポリエステルフィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08J 5/18 20060101AFI20240201BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム表面粗さのばらつきが小さく、ハンドリング性の良いポリエステルフィルムを提供することにある。
【解決手段】リサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、下記式(I)を満たすポリエステルフィルム。
(Ra-σ)/Ra<15% (I)
ここで、(Ra-σ)/Raは以下により得られる値である。ポリエステルフィルムを10cm四方に切り出し、非接触光学式粗さ測定器(Zygo社製NewView7300)を用い、50倍対物レンズを使用して測定面積139μm×104μmで、場所をランダムに変えて40視野測定を行い、該測定器に内蔵された表面解析ソフトMetroProにより、波長1.65~50μmの帯域通過フィルタを用いて、算術平均粗さ(Ra)およびその標準偏差(Ra-σ)を求める。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
リサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、下記式(I)を満たすポリエステルフィルム。
(Ra-σ)/Ra<15% (I)
ここで、(Ra-σ)/Raは以下により得られる値である。ポリエステルフィルムを10cm四方に切り出し、非接触光学式粗さ測定器(Zygo社製NewView7300)を用い、50倍対物レンズを使用して測定面積139μm×104μmで、場所をランダムに変えて40視野測定を行い、該測定器に内蔵された表面解析ソフトMetroProにより、波長1.65~50μmの帯域通過フィルタを用いて、算術平均粗さ(Ra)およびその標準偏差(Ra-σ)を求める。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
ポリエステル樹脂組成物が、ポリエステル樹脂を解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物とポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む請求項1に記載のポリエステルフィルム。
【請求項3】
2層以上積層していることを特徴とする請求項1に記載のポリエステルフィルム。
【請求項4】
いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む請求項3に記載のポリエステルフィルム。
【請求項5】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである請求項1に記載のポリエステルフィルム。
【請求項6】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである請求項5に記載のポリエステルフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含むポリエステルフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステルは機械特性、熱特性、耐薬品性、電気特性、成形性に優れ、様々な用途に用いられている。ポリエステルの中でも、特にポリエチレンテレフタレート(以降PETと記す)は、透明性や加工性に優れていることから、光学用フィルムや離型用フィルムなど高品位性が求められる用途に幅広く使われているが、離型用フィルムのような工程用フィルムでは使用後廃棄となることから、近年環境負荷低減が求められている。
【0003】
環境負荷の低減として、廃棄となるポリエステル樹脂を燃焼させ熱エネルギーを得るサーマルリサイクルがあるが、サーマルリサイクルを行うと、二酸化炭素の発生があること、またポリエステル原料が損失することから、ポリエステルを再生産するためには新たに石油原料を使用する必要がある。
これらの課題に対して、特許文献1では、ペットボトルから回収されたフィルムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-7175号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、ペットボトルからリサイクルされたポリエステル樹脂を用いた積層フィルムが開示されている。しかしながら、ポリエステル樹脂を再溶融するマテリアルリサイクルを繰り返すことで、ポリエステル樹脂は熱分解・加水分解・酸化分解が進行し、着色や異物の発生、分子量の低下により、フィルム表面の品位、特に表面粗さのバラツキが大きく、ハンドリング性が悪いといった品位の低下が発生する。
【0006】
本発明の目的は、リサイクル樹脂を用いた上で、フィルム表面品位のばらつき、特に表面粗さのばらつきが小さく、ハンドリング性に優れたポリエステルフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、リサイクル樹脂を適用し、フィルム表面粗さのばらつきが小さいポリエステルフィルムに到達した。
本発明の目的は以下の手段によって達成される。
【0008】
(1)リサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、下記式(I)を満たすポリエステルフィルム。
【0009】
(Ra-σ)/Ra<15% (I)
ここで、(Ra-σ)/Raは以下により得られる値である。ポリエステルフィルムを10cm四方に切り出し、非接触光学式粗さ測定器(Zygo社製NewView7300)を用い、50倍対物レンズを使用して測定面積139μm×104μmで、場所をランダムに変えて40視野測定を行い、該測定器に内蔵された表面解析ソフトMetroProにより、波長1.65~50μmの帯域通過フィルタを用いて、算術平均粗さ(Ra)およびその標準偏差(Ra-σ)を求める。
(2)ポリエステル樹脂組成物が、ポリエステル樹脂を解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物とポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む(1)に記載のポリエステルフィルム。
(3)2層以上積層していることを特徴とする(1)に記載のポリエステルフィルム。
(4)いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む(3)に記載のポリエステルフィルム。
(5)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである(1)に記載のポリエステルフィルム。
(6)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである(5)記載のポリエステルフィルム。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、リサイクル樹脂を用いた上で、フィルム表面粗さのばらつきが小さく、ハンドリング性に優れたポリエステルフィルムを提供するものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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