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公開番号2024025554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022129072
出願日2022-08-12
発明の名称成形体
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08J 5/00 20060101AFI20240216BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高温環境下での変形を抑制できる成形体を提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る成形体は、樹脂組成物の架橋体からなる成形体であって、上記樹脂組成物が、主成分としてのエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が3質量%以上20質量%以下である。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
樹脂組成物の架橋体からなる成形体であって、
上記樹脂組成物が、主成分としてのエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体と、カーボンナノチューブとを含有し、
上記カーボンナノチューブの含有量が3質量%以上20質量%以下である成形体。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
溶融潜熱が4.0J/g以下である請求項1に記載の成形体。
【請求項3】
上記溶融潜熱が未架橋のエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体の溶融潜熱に対して10%以下である請求項2に記載の成形体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、成形体に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEともいう。)を素材とする成形体は、耐薬品性、耐熱性などの材質的に優れた特徴を有し、多く利用されている。
【0003】
従来技術においては、耐摩擦性等の機械的特性に優れたポリテトラフルオロエチレンの成形体を得る方法として、例えば、特許文献1では、ポリテトラフルオロエチレンを含む成形材料に電離性放射線を照射する工程を備えるポリテトラフルオロエチレン成形体の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/043372号
【発明の概要】
【0005】
本開示の一態様に係る成形体は、樹脂組成物の架橋体からなる成形体であって、上記樹脂組成物が、主成分としてのエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が3質量%以上20質量%以下である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
[発明が解決しようとする課題]
上記ポリテトラフルオロエチレンは溶融成形などの加工成形が容易ではない。これに対し、フッ素樹脂の中でも、耐候性や耐薬品性などの特性を有しつつ、成型性が改善されたエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体(以下、ETFEともいう。)が従来から利用されている。
しかしながら、エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体においては、成型性が改善されたものの、融点が300℃を越える他のフッ素樹脂に比べると耐熱性が劣り、高温環境下での形状維持が十分ではないという課題がある。
【0007】
本開示は、高温環境下での変形を抑制できる成形体の提供を目的とする。
【0008】
[本開示の効果]
本開示の成形体は高温環境下での変形を抑制できる。
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の一態様に係る成形体は、樹脂組成物の架橋体からなる成形体であって、上記樹脂組成物が、主成分としてのエチレン-テトラフルオロエチレン共重合体と、カーボンナノチューブとを含有し、上記カーボンナノチューブの含有量が3質量%以上20質量%以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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