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公開番号2024045342
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024010676,2022124793
出願日2024-01-29,2018-04-16
発明の名称反応性ポリカルボン酸化合物、それを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及びその用途
出願人日本化薬株式会社
代理人
主分類C08F 290/06 20060101AFI20240326BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、耐熱性、現像性に優れた硬化皮膜を与える活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提供する事を目的とする。
【解決手段】エポキシ樹脂(a)に、一分子中に重合可能なエチレン性不飽和基とカルボキシ基を併せ持つカルボン酸化合物(b)のみ、又は一分子中に重合可能なエチレン性不飽和基とカルボキシ基を併せ持つカルボン酸化合物(b)と一分子中に水酸基とカルボキシ基を併せ持つ化合物(c)のみを反応させて得られる活性エネルギー線反応性エポキシカルボキシレート化合物(d)を、下記式(2)で表される多塩基酸無水物(e)と反応させた活性エネルギー線反応性ポリカルボン酸化合物(A)と着色顔料を含む、樹脂組成物。
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(式(2)中R1は、各々独立して水素原子、炭素数1~10のアルキル基を表わす。mは1~3の整数を表わす。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表されるエポキシ樹脂(a)に、一分子中に重合可能なエチレン性不飽和基とカルボキシ基を併せ持つカルボン酸化合物(b)のみ、又は一分子中に重合可能なエチレン性不飽和基とカルボキシ基を併せ持つカルボン酸化合物(b)と一分子中に水酸基とカルボキシ基を併せ持つ化合物(c)のみを反応させて得られる活性エネルギー線反応性エポキシカルボキシレート化合物(d)を、下記式(2)で表される多塩基酸無水物(e)と反応させた活性エネルギー線反応性ポリカルボン酸化合物(A)と着色顔料を含む、樹脂組成物。
TIFF
2024045342000012.tif
57
170
(式中、Arはそれぞれ独立して(I)又は(II)のいずれかであり、(I)と(II)のモル比率は(I)/(II)=1~3である。Gはグリシジル基を表す。nは繰り返し数の平均値であり、0<n≦5の正数である。)
TIFF
2024045342000013.tif
32
170
(式(2)中R

は、各々独立して水素原子、炭素数1~10のアルキル基を表わす。mは1~3の整数を表わす。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な反応性ポリカルボン酸化合物(A)、それを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物に関する。特に、カラーレジスト、カラーフィルタ用のレジスト材料、ブラックマトリックス材料としても適用可能なレジスト材料として好適な新規な反応性ポリカルボン酸化合物、それを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
プリント配線板は携帯機器の小型軽量化や通信速度の向上をめざし、高精度、高密度化が求められており、それに伴いその回路自体を被覆するソルダーレジストへの要求も増々高度となり、従来の要求よりも、さらに耐熱性、熱安定性を保ちながら基板密着性、高絶縁性、無電解金メッキ性に耐えうる性能が要求されており、より強靭な硬化物性を有する皮膜形成用材料が求められている。
【0003】
これら材料として、一般的なエポキシ樹脂に、カルボン酸と水酸基を有する化合物とアクリル酸を併せて反応せしめて得られるカルボキシレート化合物が、低酸価でありながら優れた現像性を有する材料として公知であり、さらにこの化合物がレジストインキ適性を有することは公知である(特許文献1)。
【0004】
一方、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂(例えば日本化薬製NC-3000など)を基本骨格とした酸変性エポキシアクリレートは、硬化後に高い強靭性を示す材料として一般に公知であり、またこれを用いたソルダーレジストとしての用途についても検討が行われている(特許文献2)。
【0005】
この他、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂を基本骨格とした酸変性エポキシアクリレートにカーボンブラック等を分散させ液晶表示パネル等に用いられるブラックマトリクスレジストに応用する試みも知られている(特許文献3)。
また、着色顔料等の分散性に優れ、かつ高い顔料濃度でも良好な現像特性を有するフェノールアラルキル型の酸変性エポキシアクリレート化合物も検討が行われている(特許文献4)。
【0006】
特開平06-324490号公報
特開平09-211860号公報
特開2005-055814号公報
特開2015-163368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、検討されているフェノールアラルキル型エポキシ樹脂を基本骨格とした酸変性エポキシアクリレートはカーボンブラック等の着色顔料が良好に樹脂と親和し顔料が分散するものの、更なる現像性の改良、かつ、さらに高い耐熱性を有していることが必要とされている。
そこで、本発明は、上記の従来技術の問題点を改善し、着色顔料等の分散性に優れ、かつ高い顔料濃度でも良好な現像特性を有する高耐熱性の酸変性エポキシアクリレート化合物及び、それを含有する活性エネルギー線硬化型樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは前記課題を解決するため、鋭意検討を行った結果、多環式炭化水素基を有するエポキシ樹脂と不飽和基含有カルボン酸、必要に応じて一分子中に水酸基とカルボキシ基を併せ持つ化合物との反応物を、特定の多塩基酸無水物との反応物を用いた樹脂組成物が前記課題を解決することを見いだし、本発明に到達した。
【0009】
即ち、本発明は、
[1]下記式(1)で表されるエポキシ樹脂(a)に、一分子中に重合可能なエチレン性不飽和基とカルボキシ基を併せ持つカルボン酸化合物(b)、必要に応じて一分子中に水酸基とカルボキシ基を併せ持つ化合物(c)を反応させて得られる反応性エポキシカルボキシレート化合物(d)を、下記式(2)又は式(3)で表される多塩基酸無水物(e)と反応させた反応性ポリカルボン酸化合物(A)、
【0010】
TIFF
2024045342000001.tif
59
170
(【0011】以降は省略されています)

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