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公開番号2024041546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146421
出願日2022-09-14
発明の名称積層体、印刷シート、及び、物品
出願人株式会社典沃
代理人個人
主分類B32B 3/14 20060101AFI20240319BHJP(積層体)
要約【課題】文字等の表示物を表現するための積層体において、表示物の輪郭への装飾として新規な装飾を実現する。
【解決手段】積層体10は、インク支持面11a上に積層されて表示物20を形成する主インク層12と、インク支持面11a上に積層されて表示物20の輪郭20cに沿って線状に延びる第1輪郭インク層13と、第1輪郭インク層13を被覆するようにインク支持面11a上に積層されて表示物20の輪郭20cに沿って第1輪郭インク層13よりも太い線幅で線状に延びる第2輪郭インク層14と、第1輪郭インク層13及び第2輪郭インク層14の裏側を被覆する光反射層15とを備え、断面視における第1輪郭インク層13の両側面13sには、両側面13sを被覆する第2輪郭インク層14との境界面18が形成され、両側面13sの境界面18は、積層体10の表側から視認可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
インク支持面上に、表側から視認可能な表示物が表現された積層体であって、
前記インク支持面上に積層されて、表示物を形成する主インク層と、
透明又は半透明のインクにより構成されて、前記インク支持面上に積層され、前記表示物の輪郭に沿って線状に延びる第1輪郭インク層と、
透明又は半透明のインクにより構成されて、前記第1輪郭インク層を被覆するように前記インク支持面上に積層され、前記表示物の輪郭に沿って前記第1輪郭インク層よりも太い線幅で線状に延びる第2輪郭インク層と、
前記第1輪郭インク層、及び、前記第2輪郭インク層の裏側を被覆する光反射層とを備え、
断面視における前記第1輪郭インク層の両側面には、該両側面を被覆する前記第2輪郭インク層との境界面が形成され、前記両側面の境界面は、当該積層体の表側から視認可能である、積層体。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記主インク層は、前記インク支持面上に白抜き領域により前記表示物を形成するベースインク層であり、
前記第1輪郭インク層は、前記白抜き領域において前記ベースインク層に近接して配置されている、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記第2輪郭インク層は、前記第1輪郭インク層と共に前記ベースインク層も被覆するように、前記インク支持面上に積層されている、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
断面視において前記第2輪郭インク層の幅方向の中心は、前記第1輪郭インク層の幅方向の中心よりも前記ベースインク層側に位置している、請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記主インク層は、前記光反射層であり、
前記光反射層は、前記インク支持面上に白抜き領域により前記表示物を形成する、請求項1に記載の積層体。
【請求項6】
前記白抜き領域を覆うように、前記光反射層よりも低輝度の装飾インク層が積層されている、請求項5に記載の積層体。
【請求項7】
請求項1乃至6の何れか1つに記載の積層体と、
片面が前記インク支持面を構成する基材層とを備えている、印刷シート。
【請求項8】
請求項1乃至6の何れか1つに記載の積層体を有する物品であって、
前記物品の表面は、前記インク支持面を構成し、
前記光反射層は、前記物品の表面に積層され、
前記第1輪郭インク層、及び、前記第2輪郭インク層は、前記光反射層に積層されている、物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、文字等の表示物を表現するための積層体等に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、文字、数字、記号、図形、模様パターン又は具象画などの表示物を表現するための積層体として、印刷シートなどが知られている。特許文献1には、表示物の輪郭への装飾が施された印刷シートが記載されている。
【0003】
特許文献1には、立体感を有する印刷シートが記載されている。この印刷シートは、透明基材層と、透明基材層に部分的に印刷されて意匠領域を形成するベースインク層と、意匠領域の輪郭に沿って印刷された透明又は半透明の第1輪郭インク層と、意匠領域の輪郭から所定の距離を有し、且つ第1輪郭インク層と重なる領域を有して印刷された透明又は半透明の第2輪郭インク層と、意匠領域、第1及び第2輪郭インク層を覆って透明基材層に印刷された反射層と、を備えている。この印刷シートでは、第1及び第2輪郭インク層が重なる領域を形成することで、意匠領域に立体感とエッジ感を出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-6372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の積層体では、第1輪郭インク層と、第1輪郭インク層に重なる第2輪郭インク層とが、レンズのような働きをすることで、文字等の表示物の輪郭に立体感を付与している。また、第1輪郭インク層の片方の側面に、その側面を覆う第2輪郭インク層との境界面が形成される。本願発明者は、レンズのような働きをする第1及び第2輪郭インク層において、第1輪郭インク層の側面における第2輪郭インク層との境界面が、積層体を厚さ方向(積層方向)に見た場合に、表示物の輪郭に一定の装飾効果を付与していることに気が付いた。そして、本願発明者は、境界面の設け方によって、従来とは異なる輪郭の装飾を実現することができると考えた。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、文字等の表示物を表現するための積層体において、表示物の輪郭への装飾として新規な装飾を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するべく、第1の発明は、インク支持面上に、表側から視認可能な表示物を表現するための積層体であって、インク支持面上に積層されて、表示物を形成する主インク層と、透明又は半透明のインクにより構成されて、インク支持面上に積層され、表示物の輪郭に沿って線状に延びる第1輪郭インク層と、透明又は半透明のインクにより構成されて、第1輪郭インク層を被覆するようにインク支持面に積層され、表示物の輪郭に沿って第1輪郭インク層よりも太い線幅で線状に延びる第2輪郭インク層と、第1輪郭インク層、及び、第2輪郭インク層の裏側を被覆する光反射層とを備え、断面視における第1輪郭インク層の両側面には、該両側面を被覆する第2輪郭インク層との境界面が形成され、両側面の境界面は、表側から視認可能である。
【0008】
第2の発明は、第1の発明において、主インク層は、インク支持面上に白抜き領域により表示物を形成するベースインク層であり、第1輪郭インク層及び第2輪郭インク層は、白抜き領域においてベースインク層に近接して配置されている。
【0009】
第3の発明は、第2の発明において、第2輪郭インク層は、第1輪郭インク層と共にベースインク層も被覆するように、インク支持面上に積層されている。
【0010】
第4の発明は、第3の発明において、断面視において第2輪郭インク層の幅方向の中心は、第1輪郭インク層の幅方向の中心よりもベースインク層側に位置している。
(【0011】以降は省略されています)

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