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公開番号2023082406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-14
出願番号2021196156
出願日2021-12-02
発明の名称工程用フィルム
出願人ユニチカ株式会社
代理人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20230607BHJP(積層体)
要約【課題】薄膜状のセラミックグリーンシートを積層した状態で、長期保管した場合であっても初期と変わらぬ優れた離型性を示す、すなわち、経時的に離型性が変化せず、さらに、樹脂層表面が平滑である工程用フィルムを提供する。
【解決手段】ポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に樹脂層が形成されている工程用フィルムであり、樹脂層は、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有し、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体におけるα-オレフィン成分の炭素数が5以上であり、樹脂層表面の算術平均粗さ(Sa)が20nm以下であり、かつ、セラミックグリーンシートを積層した状態で25℃、4週間静置前後における剥離力差が0.02N/cm以下である、ことを特徴とする工程用フィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に樹脂層が形成されている工程用フィルムであり、
樹脂層は、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有し、
酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体におけるα-オレフィン成分の炭素数が5以上であり、
樹脂層表面の算術平均粗さ(Sa)が20nm以下であり、かつ、
セラミックグリーンシートを積層した状態で25℃、4週間静置前後における剥離力差が0.02N/cm以下である、ことを特徴とする工程用フィルム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体を構成するエチレン成分とα-オレフィン成分との質量比(エチレン成分/α-オレフィン成分)が、99/1~60/40である請求項1に記載の工程用フィルム。
【請求項3】
架橋剤の含有量が、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体100質量部に対して、5~40質量部である請求項1または2に記載の工程用フィルム。
【請求項4】
酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体の酸変性量が、1~5質量%である請求項1~3のいずれかに記載の工程用フィルム。
【請求項5】
酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体の重量平均分子量が、20000~300000である請求項1~4のいずれかに記載の工程用フィルム。
【請求項6】
樹脂層とアクリル系粘着テープに対する剥離強度が、1.0N/cm以下であることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の工程用フィルム。
【請求項7】
樹脂層の動的粘弾性が、温度120℃における貯蔵弾性率E’が10

以上であり、かつ、
25℃における損失弾性率E’’が10

Pa以上であることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の工程用フィルム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の工程用フィルムを製造するための方法であって、
酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有する樹脂層形成用液状物をポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に塗布し、乾燥する工程と、
樹脂層が形成されたポリエステルフィルムを延伸、熱処理する工程と、を含む工程用フィルムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミックグリーンシートの製造に好適に用いることができる工程用フィルムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
セラミックコンデンサ等の材料であるセラミックグリーンシートを製造する際の工程用キャリアフィルムは、耐熱性、寸法安定性、平滑性、透明性、強度が求められる。
セラミックグリーンシート製造の離型フィルムとしては、シリコーン系離型フィルムが知られているが、シリコーン系樹脂中に含まれる低分子量のシリコーン化合物やシリコーン樹脂被膜の一部がセラミックグリーンシート表面を汚染するという問題がある。
【0003】
そこで、非シリコーン系の離型フィルムの開発が行われている。
例えば、特許文献1や2のように、ポリエステルフィルム表面に非シリコーン系の離型層を形成した離型フィルムが、セラミックグリーンシートの製造工程用フィルムとして使用できることが開示されている。
【0004】
近年、セラミックコンデンサは、小型化および大容量化が進み、これに伴いセラミックグリーンシートの薄膜化が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-111884号公報
特開2016-175322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1や2の離型フィルムを用いて薄膜状のセラミックグリーンシートを作製する場合、離型フィルムとセラミックグリーンシートを積層した状態で放置すると、剥離が経時的に重くなり、離型時に薄膜状のセラミックグリーンシートが破損して(割れて)しまう場合があった。
【0007】
本発明は、前記課題に鑑み、薄膜状の
セラミックグリーンシートを積層した状態で、長期保管した場合であっても初期と変わらぬ優れた離型性を示す、すなわち、経時的に離型性が変化せず、さらに、樹脂層表面が平滑である工程用フィルムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定の酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有する樹脂層をポリエステルフィルムに形成する工程用フィルムを用いることで、前記課題を解決できることを見出し、本発明に達した。
【0009】
すなわち、本発明の要旨は下記の通りである。
(1)ポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に樹脂層が形成されている工程用フィルムであり、樹脂層は、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有し、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体におけるα-オレフィン成分の炭素数が5以上であり、樹脂層表面の算術平均粗さ(Sa)が20nm以下であり、かつ、セラミックグリーンシートを積層した状態で25℃、4週間静置前後における剥離力差が0.02N/cm以下である、ことを特徴とする工程用フィルム。
(2)酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体を構成するエチレン成分とα-オレフィン成分との質量比(エチレン成分/α-オレフィン成分)が、99/1~60/40である(1)に記載の工程用フィルム。
(3)架橋剤の含有量が、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体100質量部に対して、5~40質量部である(1)または(2)に記載の工程用フィルム。
(4)酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体の酸変性量が、1~5質量%である(1)~(3)のいずれかに記載の工程用フィルム。
(5)酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体の重量平均分子量が、20000~300000である(1)~(4)のいずれかに記載の工程用フィルム。
(6)樹脂層とアクリル系粘着テープに対する剥離強度が、1.0N/cm以下であることを特徴とする(1)~(5)のいずれかに記載の工程用フィルム。
(7)樹脂層の動的粘弾性が、温度120℃における貯蔵弾性率E’が105以上であり、かつ、25℃における損失弾性率E’’が106Pa以上であることを特徴とする(1)~(6)のいずれかに記載の工程用フィルム。
(8)前記(1)~(7)のいずれかに記載の工程用フィルムを製造するための方法であって、酸変性エチレン-α-オレフィン共重合体および架橋剤を含有する樹脂層形成用液状物をポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に塗布し、乾燥する工程と、樹脂層が形成されたポリエステルフィルムを延伸、熱処理する工程と、を含む工程用フィルムの製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、セラミックグリーンシートとの剥離力に優れ、長期間保管前後において経時的に離型性が変化せず、樹脂層表面が平滑である工程用フィルムを提供することができる。
上記フィルムは、耐熱性や耐溶剤性のバランスに優れるため、セラミック層をより薄膜化し、セラミック層を2μm以下にした場合の工程用フィルムとして使用が可能である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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