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公開番号2023077155
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190334
出願日2021-11-24
発明の名称積層体
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類B32B 29/00 20060101AFI20230529BHJP(積層体)
要約【課題】ガスバリア性や縦ピロー包装適性に優れ、再生可能材料である紙の比率が高い積層体を提供する。
【解決手段】少なくとも(A)層、(B)層、(C)層、(D)層、紙層の順に積層された5層から構成され、(A)層がポリオレフィン(a)、(B)層が接着剤(b)、(C)層が少なくとも1層以上の基材、(D)層が、下記(i)~(iii)の要件を満たすポリエチレン(d)もしくは下記(iv)の要件を満たす、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・無水マレイン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種のエチレン共重合体(e)からなることを特徴とする積層体。
(i)JIS K6922-1に基づき測定された密度が880~915kg/m3
(ii)JIS K6922-1に基づき測定されたメルトマスフローレート(MFR)が2~30g/10分
(iii)膜厚が4~20μm
(iv)JIS K7112に基づき測定された密度が925~940kg/m3
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも(A)層、(B)層、(C)層、(D)層、紙層の順に積層された5層から構成され、(A)層がポリオレフィン(a)、(B)層が接着剤(b)、(C)層が少なくとも1層以上の基材、(D)層が、下記(i)~(iii)の要件を満たすポリエチレン(d)もしくは下記(iv)の要件を満たす、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・無水マレイン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種のエチレン共重合体(e)からなることを特徴とする積層体。
(i)JIS K6922-1に基づき測定された密度が880~915kg/m

(ii)JIS K6922-1に基づき測定されたメルトマスフローレート(MFR)が2~30g/10分
(iii)膜厚が4~20μm
(iv)JIS K7112に基づき測定された密度が925~940kg/m

続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記(D)層を構成するポリエチレン(d)の、JIS K6922-1に基づき測定された密度が880~905kg/m

であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記(D)層を構成するポリエチレン(d)が、密度が915kg/m

未満であるエチレン・α-オレフィン共重合体(1)10~90重量%、および高圧法低密度ポリエチレン(2)5~90重量%((1),(2)の合計は100重量%)を含むエチレン系樹脂組成物(f)であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層体。
【請求項4】
前記エチレン系樹脂組成物(f)を構成するエチレン・α-オレフィン共重合体(1)が、エチレン・プロピレン共重合体またはエチレン・1-ブテン共重合体の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3に記載の積層体。
【請求項5】
前記(A)層を構成するポリオレフィンの、JIS K6922-1に基づき測定された密度が927~940kg/m

であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の積層体。
【請求項6】
積層体全体に対する紙層の重量比が50%を超えていることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載の積層体。
【請求項7】
請求項1乃至6いずれか一項に記載の積層体からなり、前記(A)層同士を130℃~170℃でヒートシールして測定したシール強度が、10~40N/15mmであることを特徴とするピロー包装体。
【請求項8】
請求項7に記載のピロー包装体で構成されている油性菓子用包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスバリア性や縦ピロー包装適性に優れ、再生可能材料である紙の比率が高い積層体に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエチレンフィルムは、適度な柔軟性を有し、透明性、防湿性、耐薬品性等に優れ、かつ、安価であることから、包装材料に使用されている。
【0003】
しかしながら、ポリエチレンフィルムは、剛性、耐衝撃性、耐熱性、ガスバリア性等が低く、単体で使用できない用途もある。このような問題を解決するため、ポリエチレンフィルムと、その他の樹脂フィルム(例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム)とを積層して得られたラミネートフィルムが包装材料として広く使用されている(特許文献1)。
【0004】
一方、近年、廃棄プラスチック等の社会問題が注目され、循環型社会構築の要望の高まりとともに、ラミネートフィルムに再生可能材料である紙の使用が求められてきた。しかし、紙単独では防湿性やガスバリア性、耐衝撃性、ヒートシール性が不足することから、上記のようなプラスチックフィルム、金属蒸着フィルムと積層しなければならず、再生可能材料の比率を高めることが困難であった。また、紙は屈曲によりシワが入りやすく、蒸着フィルム等と積層した場合は、屈曲による蒸着膜に割れが生じ、ガスバリア性が悪化するといった問題があった。特に、スナック菓子等の食品包装において汎用的に用いられる縦ピロー包装において、この問題は顕著であり、改善が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-83930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、ガスバリア性や縦ピロー包装適性に優れ、再生可能材料である紙の比率が高い積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、紙層と基材層の間に特定の樹脂を含む層を積層することで紙層を厚くすることができ、再生可能材料である紙の比率が高い特定の積層体がガスバリア性や縦ピロー包装適性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、少なくとも(A)層、(B)層、(C)層、(D)層、紙層の順に積層された5層から構成され、(A)層がポリオレフィン(a)、(B)層が接着剤(b)、(C)層が少なくとも1層以上の基材、(D)層が、下記(i)~(iii)の要件を満たすポリエチレン(d)もしくは下記(iv)の要件を満たすエチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・無水マレイン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種のエチレン共重合体(e)からなることを特徴とする積層体に関するものである。
(i)JIS K6922-1に基づき測定された密度が880~915kg/m

(ii)JIS K6922-1に基づき測定されたメルトマスフローレート(MFR)が2~30g/10分
(iii)膜厚が4~20μm
(iv)JIS K7112に基づき測定された密度が925~940kg/m

【発明の効果】
【0009】
本発明の積層体は再生可能材料である紙の比率が高く、優れたガスバリア性や縦ピロー包装適性を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一態様である積層体について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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