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公開番号2024041444
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146268
出願日2022-09-14
発明の名称リアホルダ固定構造、コネクタ、およびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】固定対象に対する組付け性が向上するリアホルダ固定構造、コネクタ、およびワイヤハーネスを得ることを目的とする。
【解決手段】リアホルダ固定構造は、シールドスリーブ17に対してリアホルダ18を固定するリアホルダ固定構造である。リアホルダ18の内周面には、電線1aが接触した状態で挿通し、リアホルダ18の外周面には、リアホルダ18の中心軸まわりに延びる雄ねじ180aが設けられている。シールドスリーブ17には、雄ねじ180aに螺合する雌ねじ172bが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
固定対象に対して筒状のリアホルダを固定する、リアホルダ固定構造であって、
前記リアホルダの内周面には、電線が接触した状態で挿通し、
前記リアホルダの外周面には、前記リアホルダの中心軸まわりに延びる第一ねじ部が設けられ、
前記固定対象には、前記第一ねじ部に螺合する第二ねじ部が設けられていることを特徴とするリアホルダ固定構造。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記固定対象は、前記電線を周方向に囲む筒状のシールドスリーブであり、
前記第一ねじ部は、前記リアホルダの外周面に設けられた雄ねじであり、
前記第二ねじ部は、前記シールドスリーブの内周面に設けられた雌ねじであることを特徴とする請求項1に記載のリアホルダ固定構造。
【請求項3】
前記リアホルダには、前記リアホルダの内周面と前記電線の外周面との間をシールする第一シール部材が内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のリアホルダ固定構造。
【請求項4】
前記リアホルダは、前記電線を収容するハウジングに固定され、
前記リアホルダと前記ハウジングとの間には、前記リアホルダと前記ハウジングとの間をシールする第二シール部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のリアホルダ固定構造。
【請求項5】
請求項2に記載のリアホルダ固定構造を備えるコネクタであって、
前記リアホルダと、
前記シールドスリーブと、
前記リアホルダおよび前記シールドスリーブを収容するハウジングと、を備えるコネクタ。
【請求項6】
請求項5に記載のコネクタと、前記コネクタに接続される前記電線と、を備えるワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リアホルダ固定構造、コネクタ、およびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電線付きコネクタには、電線を支持するリアホルダが設けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のリアホルダは電線を周方向に囲んで設けられ、端子を収容する円筒状のハウジングの開口に対して電線の長手方向に挿し込まれて固定されている。リアホルダの固定の際には、ハウジングから突出するロック爪を、リアホルダに形成されたロック枠体が電線の径方向外側に弾性変形しながら乗り越えることで、ロック枠体がロック爪に係止される。
【0003】
また、従来のリアホルダとして、図8(A)、(B)に例示する構造を備えるものがある。このリアホルダ28は、円筒状のハウジング21と、ハウジング21に収容される電線2aと、電線2aの一端側に配置されるシールド端子22と、ハウジング21内で電線2aの他端側に配置され電線2aを周方向に囲む円筒状のシールドスリーブ27と、を備えるシールドコネクタの、一部を構成している。リアホルダ28は電線2aを周方向に囲んで設けられ、ハウジング21の開口に対して電線2aの長手方向に挿し込まれて、シールドスリーブ27の内周面と電線2aの外周面との間に固定されている。リアホルダ28の固定の際には、シールドスリーブ27の内周面から突出する被係止爪27aを、リアホルダ28に形成された係止爪28bが電線2aの径方向内側に弾性変形しながら乗り越えることで、係止爪28bが被係止爪27aと噛合うこととなる。(以下、上記ロック枠体や係止爪等の構造をロック構造という場合がある)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-154359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のリアホルダは、電線を支持する構造上、その内周面が電線の外周面に接している。このため、リアホルダを、固定対象、すなわちハウジングやシールドスリーブ、に対して固定する際には、リアホルダと電線との間に摩擦力が発生し、リアホルダを相手方に固定するための力である挿入力が大きくなりやすい。
【0006】
また、リアホルダの固定に際しては、上記のようにロック枠体や係止爪等を弾性変形させ、ロック爪や被係止爪を乗り越えさせる力が必要となり、挿入力が大きくなる。そして、図8(A)、(B)に示す従来のリアホルダでは、係止爪が弾性変形する際に電線の径方向内側に向かって力が加わるため、摩擦力が途中で大きくなり、挿入力がさらに大きくなる。このため、リアホルダの移動が困難となることや、上記乗り越えが完了したか否かの確認、すなわち固定の完了の確認が難しい等、リアホルダの組付けが容易ではない。
【0007】
本発明の目的は、固定対象に対する組付け性が向上するリアホルダ固定構造、コネクタ、およびワイヤハーネスを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決し目的を達成するために、リアホルダ固定構造は、固定対象に対して筒状のリアホルダを固定する、リアホルダ固定構造であって、前記リアホルダの内周面には、電線が接触した状態で挿通し、前記リアホルダの外周面には、前記リアホルダの中心軸まわりに延びる第一ねじ部が設けられ、前記固定対象には、前記第一ねじ部に螺合する第二ねじ部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、固定対象に対する組付け性が向上するリアホルダ固定構造、コネクタ、およびワイヤハーネスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るリアホルダ固定構造を備えるワイヤハーネスの正面図。
ワイヤハーネスを構成するコネクタの一部の構成を示す分解斜視図。
図1のA-A線矢視断面図。
変形例におけるワイヤハーネスの正面図。
変形例におけるコネクタの一部の構成を示す分解斜視図。
図4のB-B線矢視断面図。
図6の領域Bにおける拡大図。
(A)は、従来のワイヤハーネスの正面図であり、(B)は、図8(A)のD-D線矢視断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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