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公開番号2024041407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146218
出願日2022-09-14
発明の名称接続方向変換型コネクタ及びワイヤーハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】固定前の段階におけるシール部材の傷付きを抑制することができる接続方向変換型コネクタ、及び、そのような接続方向変換型コネクタが端部に設けられたワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】接続方向変換型コネクタ1aのアタッチメント部材12が、アタッチメントハウジング122においてアタッチメント端子121とコネクタ端子112との接続部を内蔵した内蔵部分を囲むとともにシェル123と対向する環状のハウジング側対向面122a-6、及びシェル123においてハウジング側対向面122a-6と対向する環状のシェル側対向面123k、の相互間をシールする環状の第2シール部材124を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
本体コネクタと、
前記本体コネクタが第1接続方向に接続されるとともに、当該第1接続方向と交差する第2接続方向に接続対象と接続されることで、当該接続対象に対する前記本体コネクタの接続を中継するアタッチメント部材と、
を備え、
前記アタッチメント部材が、
前記第1接続方向に延在する第1部分と前記第2接続方向に延在する第2部分とを有した屈曲形状に形成され、前記第1部分が前記本体コネクタのコネクタ端子に接続されるとともに前記第2部分が前記接続対象の端子部分に接続されるアタッチメント端子と、
前記第1部分及び前記コネクタ端子が互いに接続された接続部を内蔵するとともに前記第2部分を突出させて前記アタッチメント端子を保持するアタッチメントハウジングと、
有底筒状に形成され、前記第2部分が前記端子部分に接続可能となるように開口から前記アタッチメントハウジングにおける少なくとも前記接続部の内蔵部分が収容されるとともに周壁に前記本体コネクタが接続され、前記開口側が前記接続対象に固定されるシェルと、
前記アタッチメントハウジングにおいて前記内蔵部分を囲むとともに前記シェルと対向する環状のハウジング側対向面、及び前記シェルにおいて前記ハウジング側対向面と対向する環状のシェル側対向面、の相互間をシールする環状のシール部材と、
を備えたことを特徴とする接続方向変換型コネクタ。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記アタッチメントハウジングが、前記シェルの軸方向について所定のガタを持った状態で前記シェルに固定され、
前記シール部材は、前記シェルの前記接続対象への固定前の段階では、前記アタッチメントハウジングを前記ガタに応じて前記開口から押し出し、前記シェルが前記アタッチメントハウジングを前記接続対象に押し当てるように前記接続対象に固定されると、前記アタッチメントハウジングによって押し潰されてシールを行うことを特徴とする請求項1に記載の接続方向変換型コネクタ。
【請求項3】
前記シェルには、その内底面から前記軸方向へと突出したネジ受け用のボスであって、前記内底面に立設された第1柱部分と、当該第1柱部分の先端から前記開口側に更に突出して前記アタッチメントハウジングの外壁を貫通する、前記第1柱部分よりも細く且つ前記外壁の厚みよりも前記ガタの分だけ長い第2柱部分と、を有し、前記第1柱部分及び前記第2柱部分の境界が段差面となった段差ボスが設けられており、
前記アタッチメントハウジングは、前記第2柱部分が前記外壁を貫通した前記段差ボスに捩じ込まれるボルトにより、当該ボルトの頭部と前記段差面との間に前記外壁が前記ガタを持って挟まれるように前記シェルに固定されることを特徴とする請求項2に記載の接続方向変換型コネクタ。
【請求項4】
前記ハウジング側対向面には、環状の前記シール部材が、前記シェル側対向面に向かって一部が前記ガタに応じた突出量で突出した状態で嵌め込まれる環状のシール溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の接続方向変換型コネクタ。
【請求項5】
前記シェルが前記接続対象に固定された状態でも、前記ハウジング側対向面における前記シール溝以外の部分と前記シェル側対向面とが、前記ガタにおける前記外壁と前記シェルとの間の間隙よりも小さい相互間距離で離れていることを特徴とする請求項4に記載の接続方向変換型コネクタ。
【請求項6】
請求項1~5のうち何れか一項に記載の接続方向変換型コネクタと、
前記コネクタ端子が端部に設けられ、前記本体コネクタから延出した電線と、
を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接続方向を変えながらコネクタ接続を行う接続方向変換型コネクタ、及び、そのような接続方向変換型コネクタが端部に設けられたワイヤーハーネスに関するものとなっている。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、搭載スペースが限られた場所でのコネクタ接続に利用されるコネクタとして、接続方向を所望の方向に変更してコネクタ接続を行う接続方向変換型コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の接続方向変換型コネクタは、ワイヤーハーネスの端部に設けられ、接続方向を、電線の延出方向に対して90°変更して接続対象の機器とコネクタ接続を行うものとなっている。この接続方向変換型コネクタでは、接続対象に固定される固定面にシール部材が装着されている。そして、接続方向変換型コネクタが接続対象に固定されると、シール部材が固定面と接続対象の外面とに挟まれて密着してシールするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-92441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記の接続方向変換型コネクタでは、接続対象への固定前の段階ではシール部材が露出した状態となり、この段階において露出状態のシール部材が傷付く可能性がある。このため、このような接続方向変換型コネクタは、接続対象への固定前の段階では、シール部材を傷付けないように細心の注意を払って取り扱われる必要があり、そのような取扱いが作業者の負担となる場合がある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、固定前の段階におけるシール部材の傷付きを抑制することができる接続方向変換型コネクタ、及び、そのような接続方向変換型コネクタが端部に設けられたワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、接続方向変換型コネクタは、本体コネクタと、前記本体コネクタが第1接続方向に接続されるとともに、当該第1接続方向と交差する第2接続方向に接続対象と接続されることで、当該接続対象に対する前記本体コネクタの接続を中継するアタッチメント部材と、を備え、前記アタッチメント部材が、前記第1接続方向に延在する第1部分と前記第2接続方向に延在する第2部分とを有した屈曲形状に形成され、前記第1部分が前記本体コネクタのコネクタ端子に接続されるとともに前記第2部分が前記接続対象の端子部分に接続されるアタッチメント端子と、前記第1部分及び前記コネクタ端子が互いに接続された接続部を内蔵するとともに前記第2部分を突出させて前記アタッチメント端子を保持するアタッチメントハウジングと、有底筒状に形成され、前記第2部分が前記端子部分に接続可能となるように開口から前記アタッチメントハウジングにおける少なくとも前記接続部の内蔵部分が収容されるとともに周壁に前記本体コネクタが接続され、前記開口側が前記接続対象に固定されるシェルと、前記アタッチメントハウジングにおいて前記内蔵部分を囲むとともに前記シェルと対向する環状のハウジング側対向面、及び前記シェルにおいて前記ハウジング側対向面と対向する環状のシェル側対向面、の相互間をシールする環状のシール部材と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、ワイヤーハーネスは、上述の接続方向変換型コネクタと、前記コネクタ端子が端部に設けられ、前記本体コネクタから延出した電線と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述の接続方向変換型コネクタ及びワイヤーハーネスによれば、固定前の段階におけるシール部材の傷付きを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る接続方向変換型コネクタ及びワイヤーハーネスを、模式的な接続対象とともに示す斜視図である。
図1に示されている接続方向変換型コネクタ及びワイヤーハーネスを、単独で示す斜視図である。
図1及び図2に示されている接続方向変換型コネクタの分解斜視図である。
図1~図3に示されているアタッチメント部材の分解斜視図である。
第2シール部材を間に挟んだアタッチメントハウジングとシェルとの固定構造を、図1におけるV11-V11線に沿った断面で示した図である。
図5に示されている固定構造における第2シール部材によるシール部分を、その周辺部とともに拡大して示した拡大断面図である。
図1~図6に示されている実施形態の接続方向変換型コネクタに対する比較例を図6と同等の部分断面で示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、接続方向変換型コネクタ及びワイヤーハーネスの一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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