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公開番号2024041300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146024
出願日2022-09-14
発明の名称空調システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類F24F 3/044 20060101AFI20240319BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給して、冷却対象機器を適切に冷却すること。
【解決手段】冷却対象機器が収容される収容ラック2の前端部21同士の間が、冷却装置3から冷却空気が供給されるコールドアイル23とされ、収容ラック2の後端部22同士の間が、収容ラック2から戻される冷却後の空気が通流するホットアイル24とされ、冷却装置3は、コールドアイル23に対して、水平方向に冷却空気を送風させる形態で冷却空気を供給するサイドフロー方式に構成され、冷却装置3は、ラック設置領域13を挟んで対向する状態で収容ラック2の左右方向の両端側に配設され、コールドアイル23には、収容ラック2の左右方向においてラック設置領域13の中央部に、コールドアイル23を一方側領域23aと他方側領域23bとに区画する区画部51が備えられている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象機器が収容される収容ラックと、
その収容ラックから戻される空気を冷却して、冷却空気を収容ラックに供給する冷却装置とが備えられ、
前記収容ラックは、その前端部同士及びその後端部同士が対向して間隔を隔てて並ぶ状態で複数並設され、
前記収容ラックの前端部同士の間が、冷却装置から冷却空気が供給されるコールドアイルとされ、収容ラックの後端部同士の間が、収容ラックから戻される冷却後の空気が通流するホットアイルとされ、
前記冷却装置は、コールドアイルに対して、水平方向に冷却空気を送風させる形態で冷却空気を供給するサイドフロー方式に構成され、
前記冷却装置は、収容ラックの左右方向において収容ラックが設置されるラック設置領域を挟んで対向する状態で収容ラックの左右方向の両端側に配設され、
前記コールドアイルには、収容ラックの左右方向においてラック設置領域の中央部に、コールドアイルを一方側領域と他方側領域とに区画する区画部が備えられている空調システム。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記区画部は、コールドアイルを一方側領域と他方側領域とに区画する区画状態と、コールドアイルの一方側領域と他方側領域とを連通させる非区画状態とに切替自在に構成されている請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記冷却装置からの冷却空気の送風方向を調整自在な送風方向調整部が備えられている請求項1又は2に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却対象機器が収容される収容ラックが備えられ、その収容ラックに冷却空気を供給することで、冷却対象機器を冷却させる空調システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
各種の情報処理装置が設置されるデータセンターやサーバールームでは、情報処理装置が収容される収容ラック(サーバーラックとも称する)が複数備えられている。このデータセンターやサーバールームでは、情報処理装置を冷却対象機器として冷却することが求められることから、冷却空気を収容ラックに供給する冷却装置が備えられ、収容ラックからの冷却後の空気を冷却装置に戻すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の空調システムでは、複数の収容ラックが、データセンターやサーバールームの室内空間の中央側において、その前端部同士及びその後端部同士が対向して間隔を隔てて並ぶ状態で複数並設されている。収容ラックの前端部同士の間が、冷却装置から冷却空気が供給されるコールドアイルとされ、収容ラックの後端部同士の間が、収容ラックから戻される冷却後の空気が通流するホットアイルとされている。
【0004】
冷却装置は、コールドアイルに対して、水平方向に冷却空気を送風させる形態で冷却空気を供給するサイドフロー方式に構成され、収容ラックの左右方向において収容ラックを挟んで対向する状態で収容ラックの左右方向の両端側に配設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5634703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の空調システムでは、冷却装置が、収容ラックを挟んで対向する状態で収容ラックの左右方向の両端部に配設されているので、一方側の冷却装置から供給される冷却空気と他方側の冷却装置から供給される冷却空気とが室内空間の中央部等で衝突して、乱流が生じる可能性がある。
【0007】
収容ラックでは、例えば、収容される機器の数や種類も異なることから、通常、冷却負荷の大きさは、収容ラックによって異なっている。冷却装置は、冷却対象となる収容ラックの冷却負荷を賄うように冷却空気の送風量等を制御しているので、一方側の冷却装置から供給される冷却空気の送風量と他方側の冷却装置から供給される冷却空気の送風量とが異なる場合がある。このような場合には、送風量の差によって乱流が生じ易くなる。
【0008】
このように、冷却空気の流れに乱流が生じると、複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給し難くなり、ホットスポットと呼ばれる規定値以上の高温域が発生する等、冷却対象機器を冷却でき難い状況となる。
【0009】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給して、冷却対象機器を適切に冷却することができる空調システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1特徴構成は、冷却対象機器が収容される収容ラックと、
その収容ラックから戻される空気を冷却して、冷却空気を収容ラックに供給する冷却装置とが備えられ、
前記収容ラックは、その前端部同士及びその後端部同士が対向して間隔を隔てて並ぶ状態で複数並設され、
前記収容ラックの前端部同士の間が、冷却装置から冷却空気が供給されるコールドアイルとされ、収容ラックの後端部同士の間が、収容ラックから戻される冷却後の空気が通流するホットアイルとされ、
前記冷却装置は、コールドアイルに対して、水平方向に冷却空気を送風させる形態で冷却空気を供給するサイドフロー方式に構成され、
前記冷却装置は、収容ラックの左右方向において収容ラックが設置されるラック設置領域を挟んで対向する状態で収容ラックの左右方向の両端側に配設され、
前記コールドアイルには、収容ラックの左右方向においてラック設置領域の中央部に、コールドアイルを一方側領域と他方側領域とに区画する区画部が備えられている点にある。
(【0011】以降は省略されています)

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