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公開番号2024049994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156548
出願日2022-09-29
発明の名称加湿器
出願人マクセル株式会社
代理人個人
主分類F24F 6/00 20060101AFI20240403BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】給水タンク内に電解装置が配置される加湿器において、水の電気分解により発生するオゾンなどの揮発ガスが給水タンク内に高濃度で充満することを防ぐ。
【解決手段】水を気化させてミストを生成する加湿ユニット11と、加湿ユニット11への給水を担う給水タンク2とを備え、給水タンク2は、水を貯留するタンク本体6と、タンク本体6内の水を電気分解して除菌水に変化させる電解装置81とを含む加湿器において、水の電気分解により発生してタンク本体6内を浮遊する揮発ガスが、加湿ユニット11で生成されたミストと共に放出されるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水を気化させてミストを生成する加湿ユニット(11)と、加湿ユニット(11)への給水を担う給水タンク(2)とを備えており、
給水タンク(2)は、水を貯留するタンク本体(6)と、タンク本体(6)内の水を電気分解して除菌水に変化させる電解装置(81)とを含み、
水の電気分解により発生してタンク本体(6)内を浮遊する揮発ガスが、加湿ユニット(11)で生成されたミストと共に放出口(9)から放出されることを特徴とする加湿器。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
加湿ユニット(11)と放出口(9)の間に、ミストに揮発ガスを混ぜ合わせる混合室(125)が設けられている請求項1に記載の加湿器。
【請求項3】
加湿ユニット(11)から混合室(125)へミストを案内するミスト筒(7)を備えており、
混合室(125)の上壁が、ミスト筒(7)から立ち昇るミストを受け止めるミスト壁(134)を構成しており、
混合室(125)の底部に、通水可能な回収路(141)が設けられており、
ミスト壁(134)から混合室(125)の底部に滴下した水滴が、回収路(141)を通じてタンク本体(6)内の溜水に合流する請求項2に記載の加湿器。
【請求項4】
回収路(141)が、タンク本体(6)内の揮発ガスを混合室(125)へ吸引するための吸引路(140)を兼ねている請求項3に記載の加湿器。
【請求項5】
加湿ユニット(11)は、ミストの原料となる除菌水を貯める貯水部(44)と、貯水部(44)内の除菌水を気化させる加湿モジュール(36)とを含み、
給水タンク(2)が貯水部(44)の上方に配置されている請求項4に記載の加湿器。
【請求項6】
ミスト筒(7)がタンク本体(6)の内側に配置されており、
タンク本体(6)の内面とミスト筒(7)の外面との間に除菌水が貯留される請求項5に記載の加湿器。
【請求項7】
混合室(125)がミスト筒(7)の上部を囲むように形成されており、
回収路(141)がミスト筒(7)の外面に沿って断続的に形成されている請求項6に記載の加湿器。
【請求項8】
平面視でミスト筒(7)がタンク本体(6)の中心を囲むように配置されている請求項7に記載の加湿器。
【請求項9】
ミスト筒(7)が上窄まりテーパー状に形成されている請求項3から8のいずれかひとつに記載の加湿器。
【請求項10】
混合室(125)がタンク本体(6)の満水位よりも上方に位置する請求項3から8のいずれかひとつに記載の加湿器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給水タンク内の水を電気分解して除菌水に変化させる電解装置を備える加湿器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電解装置を備える加湿器は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の加湿器は、空気の吸込口と吹出口を備える箱型のハウジングの内部に、加湿用吸水体と吹出用送風機と給水タンクなどが収容されている。吹出用送風機は、空気の吸込口から加湿用吸水体を経由して吹出口に至る気流をハウジング内に形成する。つまり、吸込口からハウジング内に吸い込まれた空気は、加湿用吸水体を通過することで加湿空気となって吹出口から吹き出される。
【0003】
給水タンクから加湿用吸水体への送水は、ハウジングの底部に凹み形成された水路を介して行われる。つまり、給水タンクと加湿用吸水体はそれぞれ水路に上方から差し込まれており、両者の下端部が水路内の溜水に浸漬されている。この水路内あるいは給水タンク内にオゾン水生成装置(電解装置)が配置されている。オゾン水生成装置の電極に通電することにより、水路内あるいは給水タンク内の水道水を電気分解して、オゾンガスを含むオゾン水に変化させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4688622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
オゾン水の溶質であるオゾンガスは、水への溶解度が比較的低いためにオゾン水から揮発しやすく、オゾン水生成装置を給水タンク内に配置する場合は、給水タンク内にオゾンガスが充満しやすい。そのため、ユーザーが給水タンクの蓋を開けた際に、そこから高濃度のオゾンガスが放出されて、その特有の刺激臭がユーザーに不快感を与えるおそれがある。
【0006】
本発明は、給水タンク内に電解装置が配置される加湿器において、水の電気分解により発生するオゾンなどの揮発ガスが給水タンク内に高濃度で充満することを防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、水を気化させてミストを生成する加湿ユニット11と、加湿ユニット11への給水を担う給水タンク2とを備える加湿器を対象とする。給水タンク2は、水を貯留するタンク本体6と、タンク本体6内の水を電気分解して除菌水に変化させる電解装置81とを含む。水の電気分解により発生してタンク本体6内を浮遊する揮発ガスが、加湿ユニット11で生成されたミストと共に放出口9から放出されることを特徴とする。
【0008】
加湿ユニット11と放出口9の間に、ミストに揮発ガスを混ぜ合わせる混合室125が設けられている形態を採ることができる。
【0009】
加湿ユニット11から混合室125へミストを案内するミスト筒7を備えており、混合室125の上壁が、ミスト筒7から立ち昇るミストを受け止めるミスト壁134を構成しており、混合室125の底部に、通水可能な回収路141が設けられており、ミスト壁134から混合室125の底部に滴下した水滴が、回収路141を通じてタンク本体6内の溜水に合流する形態を採ることができる。
【0010】
回収路141が、タンク本体6内の揮発ガスを混合室125へ吸引するための吸引路140を兼ねている形態を採ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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