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公開番号2024057127
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163625
出願日2022-10-12
発明の名称加湿器
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類F24F 6/00 20060101AFI20240417BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】気化フィルタの乾燥時間の短縮を図ることができる加湿器を提供する。
【解決手段】気化フィルタ9の下端が水槽の水面より高い位置となり、かつ第1のガイド板22を備えた一方側が上面となるように気化フィルタ9を回転駆動させて、第1のガイド板22が気化フィルタ9とフィルタケーシング14の間隙を塞ぎ、第2のガイド板23の先端が水槽に水没することで気化フィルタ9と水面の間隙を塞いだ状態で、気化フィルタ9の乾燥運転を実行するようにしたので、気化フィルタ9を横向きにして行う乾燥運転では、気化フィルタ9以外の流路がなく、ほとんどの風量が気化フィルタ9を通過することになるため、気化フィルタ9の乾燥時間の短縮を図ることができる。

【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
器具本体と、
水を貯水する水槽と、
当該器具本体内に設置され空気を送風する送風ファンと、
前記器具本体外の空気を取り入れる吸込口と、
当該吸込口を通過した空気が流通する送風経路と、
当該送風経路中に設けられ、前記水槽の水に下部が浸漬し回転駆動が可能な気化フィルタと、
当該気化フィルタの形状を保持する枠体と、
前記気化フィルタで発生した加湿空気を前記器具本体外へ送風する吹出口と、
前記気化フィルタの上部を囲うフィルタケーシングと、
前記送風経路における前記気化フィルタの一方側に前記枠体に固定された第1のガイド板と、他方側に前記枠体に固定された第2のガイド板と、を備え、
前記気化フィルタの下端が前記水槽の水面より高い位置となり、かつ前記第1のガイド板を備えた一方側が上面となるように前記気化フィルタを回転駆動させて、
前記第1のガイド板が前記気化フィルタと前記フィルタケーシングの間隙を塞ぎ、前記第2のガイド板の先端が前記水槽に水没することで前記気化フィルタと水面の間隙を塞いだ状態で、前記気化フィルタの乾燥運転を実行することを特徴とする加湿器。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記気化フィルタの下部が前記水槽の水に浸漬した状態において、
前記第1のガイド板、及び前記第2のガイド板は、前記送風経路の空気が流通する方向に略平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
【請求項3】
前記気化フィルタの上流に空気を加熱するヒータを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。
【請求項4】
前記水槽が渇水状態では、前記気化フィルタの下部が前記水槽の水に浸漬した状態と同じ姿勢で前記乾燥運転を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。
【請求項5】
前記第1のガイド板及び前記第2のガイド板は、可撓性のある材質で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、気化式の加湿器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種のものでは、加湿運転を停止し、気化フィルタを乾燥運転する際に、気化フィルタを回転自在とし、水槽部の水面と略平行となるよう横向きになったとき、回転を停止して乾燥運転を行う加湿器があった。(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-037080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、気化フィルタが横向き状態においては、気化フィルタと上部のフィルタケーシングとの間と、気化フィルタと水槽の水面との間に間隙が生じる。この間隙は気化フィルタを通過する流路より圧力損失が小さい流路であるため、気化フィルタより間隙に流れる風量が大きくなってしまい、気化フィルタの乾燥にかかる時間が長くなってしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の加湿器では、器具本体と、水を貯水する水槽と、当該器具本体内に設置され空気を送風する送風ファンと、前記器具本体外の空気を取り入れる吸込口と、当該吸込口を通過した空気が流通する送風経路と、当該送風経路中に設けられ、前記水槽の水に下部が浸漬し回転駆動が可能な気化フィルタと、当該気化フィルタの形状を保持する枠体と、前記気化フィルタで発生した加湿空気を前記器具本体外へ送風する吹出口と、前記気化フィルタの上部を囲うフィルタケーシングと、前記送風経路における前記気化フィルタの一方側に前記枠体に固定された第1のガイド板と、他方側に前記枠体に固定された第2のガイド板と、を備え、前記気化フィルタの下端が前記水槽の水面より高い位置となり、かつ前記第1のガイド板を備えた一方側が上面となるように前記気化フィルタを回転駆動させて、前記第1のガイド板が前記気化フィルタと前記フィルタケーシングの間隙を塞ぎ、前記第2のガイド板の先端が前記水槽に水没することで前記気化フィルタと水面の間隙を塞いだ状態で、前記気化フィルタの乾燥運転を実行することを特徴としている。
【0006】
また、請求項2の加湿器では、前記気化フィルタの下部が前記水槽の水に浸漬した状態において、前記第1のガイド板、及び前記第2のガイド板は、前記送風経路の空気が流通する方向に略平行に配置されていることを特徴としている。
【0007】
また、請求項3の加湿器では、前記気化フィルタの上流に空気を加熱するヒータを備えたことを特徴としている。
【0008】
また、請求項4の加湿器では、前記水槽が渇水状態では、前記気化フィルタの下部が前記水槽の水に浸漬した状態と同じ姿勢で前記乾燥運転を実行することを特徴としている。
【0009】
また、請求項5の加湿器では、前記第1のガイド板及び前記第2のガイド板は、可撓性のある材質で構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、気化フィルタの下端が水槽の水面より高い位置となり、かつ第1のガイド板を備えた一方側が上面となるように気化フィルタを回転駆動させて、第1のガイド板が気化フィルタとフィルタケーシングの間隙を塞ぎ、第2のガイド板の先端が水槽に水没することで気化フィルタと水面の間隙を塞いだ状態で、気化フィルタの乾燥運転を実行するようにしたので、気化フィルタを横向きにして行う乾燥運転では、気化フィルタ以外の流路がなく、ほとんどの風量が気化フィルタを通過することになるため、気化フィルタの乾燥時間の短縮を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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