TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024053956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160496
出願日2022-10-04
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20240409BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】筐体の左右幅をコンパクト化することができる給湯器を提供する。
【解決手段】燃焼室16の下ケーシング17及び中ケーシング18の前面に、中和器55の上部が取付金具59を介して固定されるブラケット金具58と、中和器55の下部が固定される固定バー60とを取り付けている。また、固定バー60に、コントローラ65の上部が取付金具59、59を介して固定されるケース設置孔75、75を設けている。そして、下ケーシング17及び中ケーシング18の前側において、中和器55とコントローラ65とを上下に並設している。したがって、従来よりも給湯器1の筐体2の左右幅をコンパクト化することができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、バーナを備えた燃焼室と、前記燃焼室において発生するドレンを中和する中和器と、前記バーナの動作を制御するコントローラとを備えた給湯器であって、
前記燃焼室のケーシングの前面に、前記中和器の下部が固定される固定金具が取り付けられているとともに、
前記固定金具に、前記コントローラの上部が所定の取付金具を介して固定されるケース設置部が設けられており、
前記ケーシングの前側において、前記中和器と前記コントローラとが上下に並設されていることを特徴とする給湯器。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記固定金具は、左右方向へ延びる帯状のバー本体と、前記バー本体の左右両端から後方へ延びる脚部と、各前記脚部の先端から夫々左右方向で外側へ延びる固定片とを備えた固定バーで、前記固定片を前記ケーシングの前面に固定して取り付けられているとともに、前記バー本体に、前記中和器の下部が固定される設置部と、前記ケース設置部とが設けられている一方、
前記取付金具は、前後方向へ延びる金具本体と、前記金具本体の後端から上下方向へ延びる第1取付片と、前記金具本体の前端から前記第1取付片とは逆の上下方向へ延びる第2取付片とを有し、
前記第1取付片が前記固定バーの前記ケース設置部に、前記第2取付片が前記コントローラに夫々固定されており、
さらに、前記取付金具と同形状の取付金具が前記中和器の上部と前記ケーシングの前面との間に介在され、
前記同形状の取付金具の第1取付片が前記ケーシングの前面側に、前記同形状の取付金具の第2取付片が前記中和器に夫々固定されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記コントローラに、下方へ突出する係合部が設けられているとともに、
前記筐体の底板に、前記係合部が係合可能な被係合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼室において発生するドレンを中和するための中和器が設置されてなる給湯器に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の給湯器には、燃焼室において発生するドレンを中和するための中和器が設置されており、たとえば特許文献1に記載の給湯器では、燃焼室の左側若しくは右側に中和器が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6814401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の給湯器では、上述したように中和器を燃焼室の側方に設置していたため、給湯器の筐体の左右幅が広くなってしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、筐体の左右幅をコンパクト化することができる給湯器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、筐体内に、バーナを備えた燃焼室と、燃焼室において発生するドレンを中和する中和器と、バーナの動作を制御するコントローラとを備えた給湯器であって、燃焼室のケーシングの前面に、中和器の下部が固定される固定金具が取り付けられているとともに、固定金具に、コントローラの上部が所定の取付金具を介して固定されるケース設置部が設けられており、ケーシングの前側において、中和器とコントローラとが上下に並設されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、固定金具は、左右方向へ延びる帯状のバー本体と、バー本体の左右両端から後方へ延びる脚部と、各脚部の先端から夫々左右方向で外側へ延びる固定片とを備えた固定バーで、固定片をケーシングの前面に固定して取り付けられているとともに、バー本体に、中和器の下部が固定される設置部と、ケース設置部とが設けられている一方、取付金具は、前後方向へ延びる金具本体と、金具本体の後端から上下方向へ延びる第1取付片と、金具本体の前端から第1取付片とは逆の上下方向へ延びる第2取付片とを有し、第1取付片が固定バーのケース設置部に、第2取付片がコントローラに夫々固定されており、さらに、取付金具と同形状の取付金具が中和器の上部とケーシングの前面との間に介在され、同形状の取付金具の第1取付片がケーシングの前面側に、同形状の取付金具の第2取付片が中和器に夫々固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、コントローラに、下方へ突出する係合部が設けられているとともに、筐体の底板に、係合部が係合可能な被係合部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、燃焼室のケーシングの前面に、中和器の下部が固定される固定金具を取り付けるとともに、固定金具に、コントローラの上部が所定の取付金具を介して固定されるケース設置部を設けており、ケーシングの前側において、中和器とコントローラとを上下に並設している。したがって、従来よりも給湯器の筐体の左右幅をコンパクト化することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、固定金具を、左右方向へ延びる帯状のバー本体と、バー本体の左右両端から後方へ延びる脚部と、各脚部の先端から夫々左右方向で外側へ延びる固定片とを備えた固定バーとし、固定片をケーシングの前面に固定して取り付けるとともに、バー本体に、中和器の下部が固定される設置部と、ケース設置部とを設けている。また、取付金具として、前後方向へ延びる金具本体と、金具本体の後端から上下方向へ延びる第1取付片と、金具本体の前端から第1取付片とは逆の上下方向へ延びる第2取付片とを設け、第1取付片を固定バーのケース設置部に、第2取付片をコントローラに夫々固定している。さらに、取付金具と同形状の取付金具を中和器の上部とケーシングの前面との間に介在し、同形状の取付金具の第1取付片をケーシングの前面側に、同形状の取付金具の第2取付片を中和器に夫々固定している。したがって、中和器の設置とコントローラの設置とに同形状の取付金具を利用するため、部品点数を削減することができ、ひいては製造管理コストを削減することができる。また、前後方向において中和器とケーシングとの間に十分な隙間を確保することができるため、燃焼室の熱による中和器の破損等を防止することができる上、隙間を利用してたとえば樹脂シートを燃焼室の周囲に巻回させる等することで、樹脂シートを用いた過熱防止装置を設置することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、コントローラに、下方へ突出する係合部が設けられているとともに、筐体の底板に、係合部が係合可能な被係合部が設けられているため、簡易な構造でコントローラを設置することができ、部品点数の更なる削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
給湯器を正面側から示した説明図である。
フロントカバーを取り外した状態の給湯器を正面側から示した説明図である。
図1中のA-A線断面を示した説明図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を左後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右前方から見た斜視図である。
中和器、コントローラ、取付金具、及び固定バーが分解されている状態を前側から示した斜視説明図である。
中和器、コントローラ、取付金具、及び固定バーが分解されている状態を後側から示した斜視説明図である。
固定バーを示した斜視説明図である。
取付金具を示した斜視説明図であり、(a)は前側から、(b)は後側から夫々示している。
中ケーシング及び上ケーシングに取り付けられているブラケット金具を示した斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態となる給湯器について、図面にもとづき詳細に説明する。
(給湯器の全体構成の説明)
図1は、給湯器1を正面側から示した説明図である。図2は、フロントカバー4を取り外した状態の給湯器1を正面側から示した説明図である。図3は、図1中のA-A線断面を示した説明図である。図4は、フロントカバー4及び箱本体3の左右の側板7A、7B、背板8、樹脂シート50を省略して筐体2内部を左後方から見た斜視図である。図5は、フロントカバー4及び箱本体3の左右の側板7A、7B、背板8、樹脂シート50を省略して筐体2内部を右後方から見た斜視図である。図6は、フロントカバー4及び箱本体3の左右の側板7A、7B、背板8、樹脂シート50を省略して筐体2内部を右前方から見た斜視図である。図7は、中和器55、コントローラ65、取付金具59、59・・、及び固定バー60が分解されている状態を前側から示した斜視説明図である。図8は、中和器55、コントローラ65、取付金具59、59・・、及び固定バー60が分解されている状態を後側から示した斜視説明図である。図9は、固定バー60を示した斜視説明図である。図10は、取付金具59を示した斜視説明図であり、(a)は前側から、(b)は後側から夫々示している。図11は、中ケーシング18及び上ケーシング19に取り付けられているブラケット金具58を示した斜視説明図である。
【0010】
給湯器1は、縦長箱状の筐体2を有する。筐体2は、箱本体3とフロントカバー4とを備えている。箱本体3は、前面を開口して前後に深底となっている。フロントカバー4は、箱本体3に前方からネジ止めされて前面を閉塞する。フロントカバー4の上部には、後述する上ケーシング19の前側に設けられた円筒状の排気口37が貫通している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社コロナ
室外機
3日前
個人
薪ストーブ
1か月前
株式会社コロナ
加湿器
16日前
株式会社コロナ
空調装置
9日前
株式会社コロナ
加熱調理器
1か月前
日本精機株式会社
空気除菌装置
17日前
日本精機株式会社
空気除菌装置
23日前
株式会社コロナ
窓用空気調和機
3日前
株式会社ノーリツ
蓄熱槽
16日前
シャープ株式会社
温風機
1か月前
マクセル株式会社
加湿器
1か月前
マクセル株式会社
加湿器
1か月前
マクセル株式会社
加湿器
1か月前
株式会社ノーリツ
設備機器
1か月前
シャープ株式会社
送風装置
3日前
シャープ株式会社
送風装置
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
シャープ株式会社
空気清浄機
3日前
トヨタ自動車株式会社
ダクト
8日前
シャープ株式会社
加熱調理器
24日前
株式会社パロマ
給湯器
24日前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
1か月前
マクセル株式会社
空気浄化装置
1か月前
リンナイ株式会社
湯張システム
1か月前
株式会社テクノファイン
加湿器
22日前
株式会社ノーリツ
貯湯給湯装置
3日前
株式会社ノーリツ
貯湯給湯装置
3日前
株式会社コロナ
電動排水栓付き風呂装置
1か月前
リンナイ株式会社
浴室暖房システム
3日前
株式会社熊谷組
空調システム
3日前
シャープ株式会社
空気調和機
8日前
個人
除菌室
1か月前
大阪瓦斯株式会社
風呂装置
今日
大和ハウス工業株式会社
除塵装置
1か月前
大和ハウス工業株式会社
除塵装置
1か月前
続きを見る