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公開番号2024048435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154331
出願日2022-09-28
発明の名称薪ストーブ
出願人個人
代理人個人
主分類F24B 1/02 20060101AFI20240402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】燃焼熱を利用して食品の調理を行うことを可能とする薪ストーブを提供することである。
【解決手段】薪ストーブ10は、投入部24から投入された燃焼物を燃焼させて生成された煙を排出部から排出するための内部空間を有する箱状の本体部12と、本体部12に積層され、本体部12から伝わる燃焼熱を用いて食品を調理するための内部空間を有する箱状のオーブン部18と、を備え、本体部12は、中央部に配置される仕切り壁15によって区画された燃焼室14と排気室16とを有しており、仕切り壁15は、燃焼室14の他方側に形成されて燃焼室14と排気室16とを連通させるための連通孔部15aを有することを特徴とする。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
投入部から投入された燃焼物を燃焼させて生成された煙を排出部から排出するための内部空間を有する箱状の本体部と、
前記本体部に積層され、前記本体部から伝わる燃焼熱を用いて食品を調理するための内部空間を有する箱状のオーブン部と、
を備え、
前記本体部は、中央部に配置される仕切り壁によって区画された燃焼室と排気室とを有しており、
前記燃焼室は、前記投入部が設けられる一方側から取り込まれた1次燃焼用の空気を他方側に流すための燃焼室側流路を有し、
前記仕切り壁は、前記燃焼室の他方側に形成されて前記燃焼室と前記排気室とを連通させるための連通孔部を有し、
前記排気室は、前記空気の流れとは逆方向の流れとなるように一方側に配置される前記連通孔部から取り込まれた煙を前記排出部が設けられる他方側に流すための排気室側流路を有することを特徴とする薪ストーブ。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の薪ストーブにおいて、
前記燃焼室は、前記燃焼室側流路の中央部において2次燃焼用の空気を取り込むために開閉可能な開閉扉を有することを特徴とする薪ストーブ。
【請求項3】
請求項2に記載の薪ストーブにおいて、
前記1次燃焼用の空気よりも取り込み量が少なくなるように開口面積が小さく設定された開口部を有し、該開口部から取り込まれた3次燃焼用の空気を前記連通孔部付近で排出させるために前記3次燃焼用の空気を流通させるように延伸する延伸流路部を備えることを特徴とする薪ストーブ。
【請求項4】
請求項1に記載の薪ストーブにおいて、
前記本体部と前記オーブン部とは分離可能であることを特徴とする薪ストーブ。
【請求項5】
請求項1に記載の薪ストーブにおいて、
前記投入部に装着され、薪を投入するためのホッパー部を備えることを特徴とする薪ストーブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薪ストーブに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、キャンプブーム等の影響により、薪ストーブが流行している。本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、その一端側に燃焼物が投入される投入開口部を有すると共に、その他端側に連結開口部を有する第1の燃焼室と、前記第1の燃焼室を設置面から浮いた状態にて支持する架台と、前記第1の燃焼室の前記連結開口部に対して着脱自在に配設されると共に、前記第1の燃焼室と連通し、前記第1の燃焼室の長手方向に対して垂直方向に配設される第2の燃焼室と、を備え、前記第1の燃焼室の内側には、長手方向に沿って延在し、複数の空気孔が設けられると共に、前記投入開口部側が開口した第1 の開口端部と、前記連結開口部側が閉口した第1の閉口端部と、を有する第1の空気供給管路が配設され、前記第1の燃焼室及び前記第2の燃焼室の内側には、前記第1の燃焼室から前記第2の燃焼室の長手方向に沿って延在し、複数の空気孔が設けられると共に、その下端側が前記第1の燃焼室の底面を介して開口した第2の開口端部と、その上端側が閉口した第2の閉口端部と、を有する第2の空気供給管路が配設されていることを特徴とする組み立て式ストーブが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、炉本体と伸縮式煙突アセンブリとを含み、前記炉本体は薪を燃やすための炉を有し、前記炉本体の上部の一端に貫通穴を有し、該貫通孔は前記炉と接続しており、前記伸縮式煙突アセンブリには、煙突土台と、円錐台形のテーパー形状の伸縮式煙突とが含まれ、前記テーパー形状の伸縮式煙突は前記煙突土台の内壁に固定して接続され、排煙するために前記炉と繋がっている、携帯用屋外薪ストーブが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-27743号公報
特許2022-52746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1,2には薪ストーブなどが開示されており、ストーブ内部において燃焼物が燃焼することで暖を取ることができるが、この燃焼熱を利用して食品の調理を行うオーブン機能については特許文献1,2には開示されていない。
【0006】
本発明の目的は、燃焼熱を利用して食品の調理を行うことを可能とする薪ストーブを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る薪ストーブは、投入部から投入された燃焼物を燃焼させて生成された煙を排出部から排出するための内部空間を有する箱状の本体部と、前記本体部に積層され、前記本体部から伝わる燃焼熱を用いて食品を調理するための内部空間を有する箱状のオーブン部と、を備え、前記本体部は、中央部に配置される仕切り壁によって区画された燃焼室と排気室とを有しており、前記燃焼室は、前記投入部が設けられる一方側から取り込まれた1次燃焼用の空気を他方側に流すための燃焼室側流路を有し、前記仕切り壁は、前記燃焼室の他方側に形成されて前記燃焼室と前記排気室とを連通させるための連通孔部を有し、前記排気室は、前記空気の流れとは逆方向の流れとなるように一方側に配置される前記連通孔部から取り込まれた煙を前記排出部が設けられる他方側に流すための排気室側流路を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る薪ストーブにおいて、前記燃焼室は、前記燃焼室側流路の中央部において2次燃焼用の空気を取り込むために開閉可能な開閉扉を有することが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る薪ストーブにおいて、前記1次燃焼用の空気よりも取り込み量が少なくなるように開口面積が小さく設定された開口部を有し、該開口部から取り込まれた3次燃焼用の空気を前記連通孔部付近で排出させるために前記3次燃焼用の空気を流通させるように延伸する延伸流路部を備えることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る薪ストーブにおいて、前記本体部と前記オーブン部とは分離可能であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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