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公開番号2024061162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168919
出願日2022-10-21
発明の名称貯湯給湯装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 15/184 20220101AFI20240425BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】混合弁の異常の有無を判定して高温の出湯を事前に防止することができるとともに、給湯使用を妨げずに混合弁の異常の有無を判定することができる貯湯給湯装置を提供すること。
【解決手段】熱源機(4)と、貯湯タンク(2)と、熱源機(4)で加熱された湯水を貯湯タンク(2)に貯湯する貯湯運転を制御する制御部(18)と、貯湯タンク(2)から出湯された湯水と上水とを混合して給湯する混合弁(14)を有する貯湯給湯装置(1)において、制御部(18)は、貯湯運転の目標貯湯温度が予め設定された高温基準温度以上の場合に、貯湯開始前に混合弁(14)の動作確認を行うように構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
熱源機と、貯湯タンクと、前記熱源機で加熱された湯水を前記貯湯タンクに貯湯する貯湯運転を制御する制御部と、前記貯湯タンクから出湯された湯水と上水とを混合して給湯する混合弁を有する貯湯給湯装置において、
前記制御部は、前記貯湯運転の目標貯湯温度が予め設定された高温基準温度以上の場合には、前記貯湯運転の貯湯開始前に前記混合弁の動作確認を行うことを特徴とする貯湯給湯装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記混合弁の動作確認において異常が検知された場合には、前記高温基準温度以上の目標貯湯温度の貯湯を禁止することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記混合弁の動作確認において異常が検知された場合には、前記貯湯運転の目標貯湯温度を前記高温基準温度未満の温度に変更して貯湯することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記混合弁の動作確認中に給湯要求があったときに、前記貯湯タンクに給湯可能な温度の湯水がある場合には前記動作確認を中止して前記混合弁による混合を制御して給湯し、前記貯湯タンクに給湯可能な温度の湯水がない場合には前記動作確認を継続することを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の貯湯給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱源機で加熱して貯湯タンクに貯湯した湯水を給湯に使用する貯湯給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、熱源機として例えば発電時の熱を利用する湯水加熱装置やヒートポンプユニット等で加熱された湯水を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯タンクの湯水を給湯に使用する貯湯給湯装置が広く利用されている。この貯湯給湯装置は、熱源機と、貯湯タンクを備えた貯湯ユニットに加えて、貯湯タンクに給湯可能な温度の湯水がない場合でも給湯できるように、例えば燃焼式の補助熱源機を備えている場合が多い。
【0003】
貯湯給湯装置には、貯湯ユニットから出湯された湯水が、補助熱源機を介して給湯栓に給湯されるように構成されたものがある。この貯湯給湯装置は、給湯栓の開栓により給湯使用が開始されると、貯湯タンクから出湯された高温の湯水と低温の上水とが貯湯ユニットの混合弁で混合され、温度が調整された湯水が貯湯ユニットから出湯される。そして、貯湯ユニットから出湯された湯水が、補助熱源機を介して給湯栓に給湯される。
【0004】
このとき補助熱源機は、貯湯ユニットから出湯された湯水の温度に応じて加熱して又は非加熱で給湯する。補助熱源機の加熱運転は、給湯設定温度で給湯可能な温度の湯水が貯湯タンクにない場合に行い、貯湯ユニットから出湯された湯水を給湯設定温度になるように加熱して給湯する。一方、給湯設定温度に調整された湯水が貯湯ユニットから出湯される場合には、非加熱で給湯する。
【0005】
補助熱源機の加熱運転では、貯湯ユニットからの湯水を給湯設定温度に加熱するために、加熱能力を調整する。しかし、貯湯タンクの湯水温度が給湯設定温度未満であって給湯設定温度に近い温度の場合には、補助熱源機の最小加熱能力で加熱しても給湯設定温度よりも高温の給湯になる虞がある。そのため、補助熱源機で加熱する場合には、混合弁で上水を混合して所定の目標出湯温度以下に温度を下げた湯水を貯湯ユニットから出湯し、補助熱源機の加熱運転によって給湯設定温度に調整して給湯する。
【0006】
ところで、貯湯ユニットの混合弁において貯湯タンクからの湯水と上水の混合に不具合が生じた場合、貯湯ユニットから給湯設定温度よりも高温の湯水が出湯される虞がある。この場合、補助熱源機は、この高温の湯水を非加熱でそのまま給湯することになり、ユーザが予期しない高温の給湯による火傷の危険がある。
【0007】
それ故、貯湯ユニットには、予め設定された規定温度以上の高温出湯の回避手段として、例えば特許文献1の給湯システムのように、混合弁をバイパスして混合弁の下流側に低温の上水を供給するためのバイパス通路と、このバイパス通路を開閉する電磁弁が装備されている。そして、混合弁の下流側に所定の高温基準温度以上の高温の湯水が流通した場合に、電磁弁を開けることによりバイパス通路から低温の上水が高温の湯水に混合され、温度が大きく下がった湯水が出湯される。この特許文献1には、メンテナンス時に、混合弁とバイパス通路の電磁弁の故障診断を容易に行うことができる技術が記載されている。
【0008】
また、例えば特許文献2のようにバイパス通路の電磁弁の故障の有無を判定する技術が知られている。その上、特許文献3のように、給湯時に混合弁の不具合が発生して出湯温度が異常になった場合に、バイパス通路を開閉するバイパス弁を開けると共に混合弁を湯側全開にして、混合弁とバイパス弁の異常判定を行うものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第4003682号公報
特開2014-190634号公報
特許第6623834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記の特許文献1、2では、出湯した状態で湯水混合弁又は高温出湯回避弁を作動させて出湯温度の変化に基づいて故障診断を行うので、故障診断中には給湯使用が妨げられる。また、特許文献3では、設定された温度より高温の出湯になっている場合に混合弁とバイパス弁の異常の有無を判定するので、高温の出湯を事前に防止することができない。
(【0011】以降は省略されています)

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