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公開番号2024075392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186809
出願日2022-11-22
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20240527BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】コントローラの収納ケースの防滴性を高める。
【解決手段】給湯器1のコントローラ65は、電装基板66と、電装基板66を収納して筐体2内に縦置きされ、上面及び下面、背面がそれぞれ閉塞面となり、前面が開口面67aとなる箱状の収納ケース67と、収納ケース67の上面に取り付けられて収納ケース67の開口面67aを閉塞するカバー68とを含んでなる。収納ケース67の上面には、通気口67bが形成されると共に、通気口67bよりも背面側に、カバー68が係止可能な上側係止部72aが設けられている。カバー68は、上側係止部72aが係止可能な切り込み83及び角穴84を有する上板80と、上板80と一体に設けられて開口面67aを閉塞する前板81とを有し、切り込み83及び角穴84に上側係止部72aを係止させた状態で、上板80は、開口面側67aから背面側へ向かうに従って低くなる傾斜姿勢となっている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、前記バーナを制御するコントローラとが収容され、
前記コントローラが、電装基板と、前記電装基板を収納して前記筐体内に縦置きされ、上面及び下面、前記上面と前記下面とを繋ぐ一面がそれぞれ閉塞面となり、前記一面と対向する面が開口面となる箱状の収納ケースと、前記収納ケースの上面に取り付けられて前記開口面を閉塞するカバーとを含んでなる給湯器であって、
前記収納ケースの上面に、通気口が形成されると共に、前記通気口よりも前記一面側に、前記カバーが係止可能な上側係止部が設けられ、
前記カバーは、前記上側係止部が係止可能な被係止部を有する上板と、前記上板と一体に設けられて前記開口面を閉塞する縦板とを有し、前記被係止部に前記上側係止部を係止させた状態で、前記上板は、前記開口面側から前記一面側へ向かうに従って低くなる傾斜姿勢となっていることを特徴とする給湯器。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記収納ケースの上面における前記上側係止部よりも前記開口面側には、前記上側係止部を前記被係止部に係止させた前記上板の前記開口面側の下面に当接して、前記上板の前記開口面側を前記一面側よりも高い位置で支持する支持突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記収納ケースの下面には、下側係止部が設けられる一方、前記カバーの縦板には、前記収納ケースの下面側に折り曲げ形成される折り曲げ部が形成され、前記折り曲げ部には、前記下側係止部が係止可能な第2の被係止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電装基板を含むコントローラを備えた給湯器に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
給湯器は、バーナ及び熱交換器を収容する燃焼室と、バーナ等を制御するコントローラ等を筐体に収容している。筐体は、箱本体と、箱本体の前面を閉塞するフロントカバーとを備えている。コントローラは、例えば特許文献1に開示されるように、箱本体内で縦置きされる箱形の収納ケースに電装基板を収納してなる。収納ケースは、フロントカバーを取り外した状態で電装基板にアクセスできるように、前面に開口部が形成されている。
収納ケースには、開口部による防滴性の低下を防止するために、防滴カバーが設けられている。防滴カバーは、開口部を前方から覆って上下方向に延びるメインカバーと、メインカバーの上端から後方へ折曲されるサブカバーとからなる。収納ケースの上面には、水平孔を備えたカバー取付部が左右方向に複数設けられている。サブカバーの後端縁には、カバー取付部が嵌合すると共に、水平孔へ差し込み可能な突出部を備えた取付部位が、左右方向に複数設けられている。サブカバーは、各取付部位を各カバー取付部へ取り付けた状態で前下がり傾斜姿勢となる。よって、サブカバー上に落下した水滴は、メインカバーの前側に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6451479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の基板収納構造では、サブカバー上を流れる水がカバー取付部に付着すると、その水は毛細管現象によってカバー取付部を伝ってサブカバーの下面側に回り込み、収納ケースの上面に流れ落ちる。収納ケースの上面に、樹脂成形時に必要な金型の抜き勾配が前下がり傾斜で形成されていると、収納ケースの前面に水が流れ落ちる。よって、流れ落ちた水滴が上面に設けた開口部を介して収納ケース内部に浸入すると、電装基板をショート等させるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、コントローラの防滴性を高めることができる給湯器を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、筐体内に、バーナ及び熱交換器を有する燃焼室と、バーナを制御するコントローラとが収容され、
コントローラが、電装基板と、電装基板を収納して筐体内に縦置きされ、上面及び下面、上面と下面とを繋ぐ一面がそれぞれ閉塞面となり、当該一面と対向する面が開口面となる箱状の収納ケースと、収納ケースの上面に取り付けられて開口面を閉塞するカバーとを含んでなる給湯器であって、
収納ケースの上面に、通気口が形成されると共に、通気口よりも当該一面側に、カバーが係止可能な上側係止部が設けられ、
カバーは、上側係止部が係止可能な被係止部を有する上板と、上板と一体に設けられて開口面を閉塞する縦板とを有し、被係止部に上側係止部を係止させた状態で、上板は、開口面側から当該一面側へ向かうに従って低くなる傾斜姿勢となっていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、収納ケースの上面における上側係止部よりも開口面側には、上側係止部を被係止部に係止させた上板の開口面側の下面に当接して、上板の開口面側を当該一面側よりも高い位置で支持する支持突起が設けられていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、収納ケースの下面には、下側係止部が設けられる一方、カバーの縦板には、収納ケースの下面側に折り曲げ形成される折り曲げ部が形成され、折り曲げ部には、下側係止部が係止可能な第2の被係止部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、雨水等の水滴がコントローラ上に落下しても、上面と下面とを繋ぐ一面側へ下り傾斜するカバーの上板によって収納ケースの当該一面側へ導かれる。また、被係止部は当該一面寄りに設けられているので、上板上を流れる水滴が、毛細管現象によって被係止部から上板の下面側に流れ込むことがあっても、そのまま収納ケースの当該一面側に流れて落下する。よって、雨水が開口面や通気口から収納ケースの内部に浸入することを防止でき、コントローラの防滴性を高めることができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、収納ケースの上面における上側係止部よりも開口面側には、上側係止部を被係止部に係止させた上板の開口面側の下面に当接して、上板の開口面側を当該一面側よりも高い位置で支持する支持突起が設けられているので、上板の傾斜姿勢を確実に維持することができる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、収納ケースの下面には、下側係止部が設けられる一方、カバーの縦板には、収納ケースの下面側に折り曲げ形成される折り曲げ部が形成され、折り曲げ部には、下側係止部が係止可能な第2の被係止部が設けられているので、縦板の下部が開口面から離れる側へ位置ずれすることを防止でき、縦板による開口面の閉塞状態を確実に保持可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
給湯器の正面図である。
フロントカバーを取り外した給湯器の正面図である。
図1のA-A線断面図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を左後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右前方から見た斜視図である。
図2のB-B線拡大断面図である。
コントローラの前方からの分解斜視図である。
コントローラの後方からの分解斜視図である。
カバーの上板の係止部分の拡大斜視図である。
図2のC-C線部分の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(給湯器の全体構成の説明)
図1は、給湯器の一例を示す正面図である。図2は、フロントカバーを取り外した状態の正面図である。図3は、図1のA-A線断面図である。
給湯器1は、縦長箱状の筐体2を有する。筐体2は、箱本体3とフロントカバー4とを備えている。箱本体3は、前面を開口して前後に深底となっている。フロントカバー4は、箱本体3に前方からネジ止めされて前面を閉塞する。フロントカバー4の上部には、後述する上ケーシング19の前側に設けられた円筒状の排気口37が貫通している。
箱本体3は、天板5及び底板6、左右の側板7A,7B及び背板8を備えている。底板6には、外部の水道管に接続するための水入口9と、外部の給湯栓に接続するための湯出口10と、外部の浴槽に接続するための風呂戻り口11と風呂往き口12とが設けられている。底板6の中央部には、外部のガス配管に接続するためのガス入口13と、後述する中和器55に接続される排水口14とが設けられている。背板8の上下には、壁面等へ設置するための取付板15,15が設けられている。
【0010】
箱本体3内の奥側には、燃焼室16が設けられている。燃焼室16は、上下方向に連通する下ケーシング17と中ケーシング18と上ケーシング19とを備えている。
下ケーシング17には、複数のバーナユニット20,20・・が収容されている。各バーナユニット20は、前後方向に延びる扁平なバーナ21を左右方向に複数並設してなる。バーナ21の数は、バーナユニット20毎に異なっている。
下ケーシング17の下面には、図4に示すように、燃焼ファン22が連結されている。燃焼ファン22は、後面側に設けたファンモータ23により、前後方向を軸として回転する。燃焼ファン22は、バーナユニット20に燃焼用空気を供給する。
下ケーシング17の前側には、ガス分配ユニット25が設けられている。ガス分配ユニット25は、複数の電磁弁を備えて、各電磁弁の開閉により燃焼させるバーナユニット20を切替可能となっている。バーナユニット20の上流端には、元弁及び比例弁を備えたガス配管26が接続されている。ガス配管26は、ガス入口13に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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