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公開番号2024078738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191250
出願日2022-11-30
発明の名称貯湯給湯システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 1/18 20220101AFI20240604BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】断水時に給湯栓から貯湯タンクの湯水を使用することができる貯湯給湯システムを提供すること。
【解決手段】熱源機(4)と、熱源機(4)の貯湯運転によって加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク(2)と、この貯湯タンク(2) の上部の湯水を出湯する出湯通路(12)と、貯湯運転を制御する制御手段(18)を有する貯湯給湯システム(1)において、貯湯タンク(2)からの湯水と上水とを混合するために出湯通路(12)に装備された混合弁(14)と、貯湯運転時に貯湯タンク(2)の下部の湯水を熱源機(4)に送る貯湯ポンプ(7)が装備された貯湯通路(8)と、貯湯通路(8)の貯湯ポンプ(7)と熱源機(4)の間に装備された流路切替弁(8a)と、流路切替弁(8a)で貯湯通路(8)から分岐されて出湯通路(12)の混合弁(14)よりも下流側部分に接続された補助出湯通路(10)を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
熱源機と、前記熱源機の貯湯運転によって加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンクの上部の湯水を出湯する出湯通路と、前記貯湯運転を制御する制御手段を有する貯湯給湯システムにおいて、
前記貯湯タンクからの湯水と上水とを混合するために前記出湯通路に装備された混合弁と、
前記貯湯運転時に前記貯湯タンクの下部の湯水を前記熱源機に送る貯湯ポンプが装備された貯湯通路と、
前記貯湯通路の前記貯湯ポンプと前記熱源機の間に装備された流路切替弁と、
前記流路切替弁で前記貯湯通路から分岐されて前記出湯通路の前記混合弁よりも下流側部分に接続された補助出湯通路を有することを特徴とする貯湯給湯システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記制御手段が前記流路切替弁を前記補助出湯通路側に切替えて前記貯湯ポンプを駆動することにより、前記貯湯タンクの湯水を前記出湯通路に供給することができるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。
【請求項3】
前記出湯通路の前記補助出湯通路の接続部よりも下流側部分に流量検知手段を有し、
前記制御手段は、前記貯湯ポンプの駆動中に前記流量検知手段の検知流量が予め設定された基準流量以下に低下した場合に、前記貯湯ポンプを停止することを特徴とする請求項2に記載の貯湯給湯システム。
【請求項4】
前記出湯通路の前記補助出湯通路との接続部よりも下流側部分に湯水温度検知手段を有し、
前記制御手段は、前記貯湯タンクの上部の湯水の出湯時に前記湯水温度検知手段で予め設定された基準温度以上の温度を検知した場合に、前記流路切替弁を前記補助出湯通路側に切替えて前記貯湯ポンプを駆動することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱源機で加熱して貯湯した湯水を給湯に使用する貯湯給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、加熱運転効率が高い熱源機として例えばヒートポンプユニットで加熱された湯水を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯タンクの湯水を給湯に使用する貯湯給湯システムが広く利用されている。例えば特許文献1の貯湯給湯システムは、貯湯タンクの下部からヒートポンプユニットに湯水を導入し、ヒートポンプユニットで加熱した湯水を貯湯タンクの上部に戻して高温の湯水を貯湯する貯湯運転を行う。給湯時には、貯湯タンクの上部から出湯される湯水に混合弁で上水を混合して温度調整した湯水を給湯する。
【0003】
ところで、例えば災害又は事故によって上水道の断水が発生したときには、短期間で復旧しない場合がある。このような場合、貯湯給湯システムの貯湯タンクには湯水が貯留されているので、この貯湯タンクの湯水を取り出して使用することができる。貯湯タンクの下側には排水栓が設けられ、重力を利用して流下する湯水が取り出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5654841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
貯湯給湯システムは、通常、屋外に設置されているので、断水時に貯湯タンクの湯水を使用するためには屋外の貯湯タンクまで湯水を取り出しに行く必要がある。また、取り出した湯水を受ける容器が必要であり、この容器に入れた湯水を使用する場所まで運搬する必要がある。そのため、断水時の貯湯タンクの湯水の使用は手間がかかり不便なので、断水時でも普段の給湯使用場所で湯水を使用することができる技術が望まれていた。
【0006】
そこで、本発明は、断水時に給湯栓から貯湯タンクの湯水を使用することができる貯湯給湯システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明の貯湯給湯システムは、熱源機と、前記熱源機の貯湯運転によって加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンクの上部の湯水を出湯する出湯通路と、前記貯湯運転を制御する制御手段を有する貯湯給湯システムにおいて、前記貯湯タンクからの湯水と上水とを混合するために前記出湯通路に装備された混合弁と、前記貯湯運転時に前記貯湯タンクの下部の湯水を前記熱源機に送る貯湯ポンプが装備された貯湯通路と、前記貯湯通路の前記貯湯ポンプと前記熱源機の間に装備された流路切替弁と、前記流路切替弁で前記貯湯通路から分岐されて前記出湯通路の前記混合弁よりも下流側部分に接続された補助出湯通路を有することを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、貯湯ポンプと熱源機の間の流路切替弁で貯湯通路から分岐された補助出湯通路が、出湯通路の混合弁よりも下流側部分に接続されている。従って、貯湯タンクの下部から補助出湯通路を介して出湯通路に湯水を供給することができるので、断水時に貯湯タンクに貯留されている湯水を給湯栓に供給することができ、便利である。
【0009】
請求項2の発明の貯湯給湯システムは、請求項1の発明において、前記制御手段が前記流路切替弁を前記補助出湯通路側に切替えて前記貯湯ポンプを駆動することにより、前記貯湯タンクの湯水を前記出湯通路に供給することができるように構成されたことを特徴としている。
上記構成によれば、制御手段が流路切替弁を補助出湯通路側に切替えて貯湯ポンプを駆動することにより、補助出湯通路を介して貯湯タンクの湯水を利用することができる。従って、断水時には貯湯タンクに貯留されている湯水を給湯栓に供給することができる。また、断水していなくても、貯湯運転及び出湯をしていないときには、貯湯給湯システムの通路の凍結防止のために貯湯タンクの湯水を循環させることができる。
【0010】
請求項3の発明の貯湯給湯システムは、請求項2の発明において、前記出湯通路の前記補助出湯通路との接続部よりも下流側部分に流量検知手段を有し、前記制御手段は、前記貯湯ポンプの駆動中に前記流量検知手段の検知流量が予め設定された基準流量以下に低下した場合に、前記貯湯ポンプを停止することを特徴としている。
上記構成によれば、補助出湯通路を介して貯湯タンクの湯水を出湯しているときに、出湯通路から出湯される湯水の流量が基準流量以下に低下した場合に貯湯ポンプを停止する。従って、断水時に貯湯タンクに貯留されている湯水を給湯栓に供給し、貯湯タンクが空になったとき又はユーザが給湯栓6を閉栓したときに、貯湯ポンプを停止することができる。それ故、貯湯ポンプの摩耗及び故障、給湯栓までの通路の圧力上昇による漏水を防ぐことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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