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公開番号2024068725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179278
出願日2022-11-09
発明の名称床暖房コントローラ
出願人タイム技研株式会社
代理人
主分類F24H 15/37 20220101AFI20240514BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】室外の温度変化による外乱の影響を受ける壁埋込型のコントローラであっても、求めた室温の誤差を許容範囲に収めることを可能にする床暖房コントローラを提供すること。
【解決手段】床暖房コントローラ1は、壁W内に埋め込まれるリア部20内に配置した第1温度センサ24と、フロント部10内の制御基板15に配置した第2温度センサ16と、制御基板15とは隔離された通気口18の直内側に配置した第3温度センサ17と、ヒータAおよびBの供給電力を制御するリレーAおよびBとを備え、第1温度センサ24、第2温度センサ16、第3温度センサ17、リレーAのON/OFF状態およびリレーBのON/OFF状態の、各々、現在の検出値とメモリに記憶された過去の検出値を用いて室温を推定する演算手段を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
室内温度を制御する壁埋込型の床暖房コントローラにおいて、該コントローラには、
前記コントローラ内において壁の内部位置に配置され、その位置における前記コントローラ内の温度を検出する第1温度センサと、
前記コントローラ内において壁外の室内側であって、前記コントローラの中央部に配置され、その位置における前記コントローラ内の温度を検出する第2温度センサと、
前記コントローラ内において壁外の室内側であって、前記コントローラの外周部に配置され、その位置における前記コントローラ内の温度を検出する第3温度センサと、
所定の時間間隔で複数検出した前記第1温度センサ、第2温度センサおよび第3センサの各々の過去の検出温度を記憶するメモリと、
(ヒータに流れる電流をON/OFFして)温度の制御を行う発熱性切換素子とを備え、
前記第1温度センサ、第2温度センサおよび第3センサの、前記メモリに記憶した各々の過去の検出温度と、各々の現在の検出温度と、前記発熱性切換素子のON/OFF状態信号とを用いて室温を推定する演算手段を備えたことを特徴とする床暖房コントローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に開示の技術は、室温を検出して発熱量を制御する床暖房コントローラに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から床暖房コントローラ内に備えた温度センサで検出した室温を補正する方法が、例えば、特許文献1などに開示されている。
【0003】
特許文献1には、コントローラ内の温度を検出する第1温度センサによる温度信号と雰囲気温度を検出する(外気に晒される)第2温度センサの温度信号に基づき演算手段によってその差を検出して、その差に基づき第2温度センサの補正を行い、本来の室温により近い室温を算出する方法の開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3162810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
床暖房装置おいて、室温を適値に制御するコントローラは居住者の邪魔にならないよう、その筐体の半分程度を内壁と外壁の中間部(以下「室外」と略称)に埋め込まれるのが一般的である。そして、壁に埋め込まれるコントローラにおいては、室外の温度変化による外乱を強く受ける。
【0006】
特許文献1に開示されたコントローラは壁に埋め込まれたものではない。そのため、室外の温度変化による外乱の影響を受ける上記のような壁埋込型のコントローラでは、文献1に開示されたような温度補正方法を用いることができず、室温の誤差を許容範囲に収めることは困難であるという問題があった。
【0007】
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、3つの温度センサをコントロール内の温度環境が異なる位置に配置し、各温度センサの値の過去の測定値、現在の測定値、およびコントール内のリレーのON/OFF状態の信号を用いて室温を求めてその誤差を許容範囲に収めることを可能にする床暖房コントローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため請求項1に係る床暖房コントローラは、室内温度を制御する壁埋込型の床暖房コントローラにおいて、該コントローラには、コントローラ内において壁の内部位置に配置され、その位置におけるコントローラ内の温度を検出する第1温度センサと、コントローラ内において壁外の室内側であって、コントローラの中央部に配置され、その位置におけるコントローラ内の温度を検出する第2温度センサと、コントローラ内において壁外の室内側であって、コントローラの外周部に配置され、その位置におけるコントローラ内の温度を検出する第3温度センサと、所定の時間間隔で複数検出した第1温度センサ、第2温度センサおよび第3センサの各々の過去の検出温度を記憶するメモリと、(ヒータに流れる電流をON/OFFして)温度の制御を行う発熱性切換素子とを備え、第1温度センサ、第2温度センサおよび第3温度センサの、メモリに記憶した各々の過去の検出温度と、各々の現在の検出温度と、発熱性切換素子のON/OFF状態信号とを用いて室温を推定する演算手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る床暖房コントローラでは、コントローラ内において壁外の室内側であって、コントローラの中央部(室温より高温になりやすい位置)に配置された第2温度センサとコントローラ内において壁外の室内側であって、コントローラの外周部(室温に近い位置)に配置された第3温度センサに追加して、コントローラ内において壁の内部位置(室外の温度変化を受けやすい位置)に第1温度センサを配置することにより、室外の温度変化による外乱の影響も加味した室温の推定が可能になる。さらに、これら3つの温度センサが所定の時間間隔で複数検出した過去の検出値やコントローラ内の温度の変化の大きな起因となる発熱性切換素子(リレーなど)のON/OFF状態信号を用いることにより、室外の温度変化による外乱の影響を受ける壁埋込型のコントローラであっても、より的確に室温を推定することが可能となり、(コントローラの)演算手段で求めた室温の誤差を許容範囲に収めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明にかかる一実施形態である床暖房コントローラの(A)正面、(B)側面の外観図である。
壁に埋め込み設置された床暖房コントローラの側面透視図である。
床暖房コントローラの内部回路を説明するダイヤグラムである。
床暖房コントローラにおける室温制御の手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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