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公開番号2024072305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183001
出願日2022-11-16
発明の名称電動三路シャッター
出願人タイム技研株式会社
代理人
主分類F24F 13/10 20060101AFI20240521BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】極端に温度が低い外気がボディ本体内に取り込まれても駆動部で結露の発生を抑止可能な電動三路シャッターを提供する。
【解決手段】第1ポート7と、第1ポート7の軸線と直交し、かつ、同軸上に対向して設けられた第2ポート8および第3ポート9と、各ポートの流路14、15、16と流路に個別に連通する各開口20、21、22が形成された弁室17とが形成されたボディ部2と、自軸周りに回動可能となるようボディ部2に支持され、弁室17内で回動する切換羽10と、通電により切換羽10を回動駆動させる駆動部3とを備えた電動三路シャッターにおいて、ボディ部2は、発砲スチロールで成形されたボディ4と、ボディ4を上下方向で狭持する金属製の天板5および底板6と、天板5と底板6とを連結する支柱11とから構成し、駆動部3は天板5に取り付けるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
全熱交換型換気システムに用いられる電動三路シャッターであって、該電動三路シャッターは、
室内空間に連通する第1のポートと、
前記第1のポートの軸線と直交し、かつ、同軸上に対向して設けられた外気に連通する第2のポートおよび換気装置に連通する第3のポートと、
前記各ポートの流路と個別に連通する各開口を設けた弁室が形成されたボディと、
自軸周りに回動可能となるよう前記ボディに支持され、前記弁室内で回動する弁体と、
通電により前記弁体を回動駆動させる駆動部とを備え、
前記ボディは、発砲スチロールで成形され前記弁室を備えたボディ本体と、該ボディ本体を上下方向で狭持する硬質部材の天板および底板と、該天板と該底板とを連結する連結部材とからなり、
前記駆動部は、前記天板及び前記底板の少なくともいずれか一方に取り付けられることを特徴とする電動三路シャッター。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記弁室の前記各ポートの各開口の外縁には、該各開口を囲むように、上面が前記弁体の外周端に当接する程度の高さに形成され、不織布で形成したブロックが、各々設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電動三路シャッター。
【請求項3】
前記ブロックは、前記第1のポートの流路と連通する開口と前記第2のポートの流路と連通する開口との間の設けられた第1のブロックと、前記第1のポートの流路と連通する開口と前記第3のポートの流路と連通する開口との間の設けられた第2のブロックと、前記第2のポートの流路と連通する開口の外周において前記第1のブロックと相対する位置に設けられた第3のブロックと、前記第3のポートの流路と連通する開口の外周において前記第2のブロックと相対する位置に設けられた第4のブロックとからなり、
少なくとも前記第1のブロックと第2のブロックは、前記弁体の外周端と当接する面が、回動する前記弁体の外周端が移動する円弧の接線に対して、前記第1のブロックは前記第2のポートに向かって、前記第2のブロックは前記第3のポートに向かって、それぞれ、内側(弁室内方向)に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電動三路シャッター。
【請求項4】
前記駆動部にはステッピングモータを用いて前記弁体の回動角度を調整可能にし、前記駆動部により、
前記弁体を前記第1のポートの流路の方向に回動して、前記弁体の外周端を前記第1のポートの流路に連通する前記開口の前記ブロックの上面に当接させて室内空間に連通する前記第1のポートの前記開口を略遮断して、外気と換気装置とを連通させる第1種換気状態と、
前記弁体を前記第3のポートの流路の方向に回動して、前記弁体の外周端を前記第3のポートの流路に連通する前記開口の前記ブロックの上面に当接させて換気装置に連通する前記第3のポートの前記開口を略遮断して、外気と室内空間とを連通させる第3種換気状態と、
前記弁体を前記第1のポートと前記第2ポートの中間位置に回動して、前記第1のポートの前記開口と前記第2のポートの前記開口とを各々一部開口して外気と室内空間の空気との混合気体を換気装置に送り込む室内空気再循環状態とを切換可能にしたことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電動三路シャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に開示の技術は、全熱交換型換気システムに用いられる電動三路シャッターに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、換気として取り込んだ外気を床下に設置した熱交換器によって、暖かい空気・冷たい空気として直接室内の各部屋へ送る24時間全熱交換型換気システムにおいて、空気の流路を切り替える電動三路シャッターが非特許文献1などに開示されている。
【0003】
非特許文献1には、三菱電機株式会社製の電動三路シャッター(中間取付形)P-183DUEの仕様が開示されている。非特許文献1に開示された電動三路シャッターのように、従来、24時間全熱交換型換気システムに用いられる電動三路シャッターの(弁室を有する)本体ボディは、亜鉛メッキ鋼板などの金属製の板金部品を組み付けて形成される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
三菱電機株式会社、“電動三路シャッター(中間取付形)P-183DUE納入仕様書”、[online]、2014年2月16日、[令和4年9月1日検索]、インターネット〈URL:https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/ldg/wink_doc/m_contents/wink/FAN_SN/p―183due_0_sn.pdf〉
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
24時間全熱交換型換気システムにおいて、空気の流路を切り替える電動三路シャッターは床下に配置される場合が多い。このような場合、非特許文献1に開示された電動三路シャッターのように本体ボディが亜鉛メッキ鋼板などの金属製の板金で形成された電動三路シャッターでは寒冷地で使用した場合、極端に温度が低い外気が電動三路シャッター内に取り込まれると、外気と温かく湿った室内や床下の空気との温度差で電動三路シャッターの本体ボディの金属表面が結露してしまい、金属部表面に組付けられたモータなどの駆動部に不具合が生じるおそれがあった。また、金属製の板金部品を組み付けて形成される本体ボディは、金型成型を用いて成型加工することが難しいことから製造コストを低減することが困難であった。
【0006】
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、本体ボディを、発泡スチロールで形成したボディと、ボディを上下方向に挟持する硬質部材の上板および底板と、上板と底板とを連結する連結部材とから構成して、結露を抑止する電動三路シャッターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため請求項1に係る電動三路シャッターは、全熱交換型換気システムに用いられる電動三路シャッターであって、電動三路シャッターは、室内空間に連通する第1のポートと、第1のポートの軸線と直交し、かつ、同軸上に対向して設けられた外気に連通する第2のポートおよび換気装置に連通する第3のポートと、各ポートの流路と個別に連通する各開口を設けた弁室が形成されたボディと、自軸周りに回動可能となるようボディに支持され、弁室内で回動する弁体と、通電により弁体を回動駆動させる駆動部とを備え、ボディは、発砲スチロールで成形され弁室を備えたボディ本体と、ボディ本体を上下方向で狭持する硬質部材の天板および底板と、天板と該底板とを連結する連結部材とからなり、駆動部は、天板及び底板の少なくともいずれか一方に取り付けられることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る電動三路シャッターは、請求項1に記載の電動三路シャッターであって、弁室の各ポートの各開口の外縁には、各開口を囲むように、上面が弁体の外周端に当接する程度の高さに形成され、不織布で形成したブロックが、各々設けられたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る電動三路シャッターは、請求項2に記載の電動三路シャッターであって、ブロックは、第1のポートの流路と連通する開口と第2のポートの流路と連通する開口との間の設けられた第1のブロックと、第1のポートの流路と連通する開口と第3のポートの流路と連通する開口との間の設けられた第2のブロックと、第2のポートの流路と連通する開口の外周において第1のブロックと相対する位置に設けられた第3のブロックと、第3のポートの流路と連通する開口の外周において第2のブロックと相対する位置に設けられた第4のブロックとからなり、第1のブロックと第2のブロックは、弁体の外周端と当接する面が、回動する弁体の外周端が移動する円弧の接線に対して、第1のブロックは第2のポートに向かって、第2のブロックは第3のポートに向かって、それぞれ、内側(弁室内方向)に傾斜して設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る電動三路シャッターは、請求項1から3の何れか一項に記載の電動三路シャッターであって、駆動部にはステッピングモータを用いて弁体の回動角度を調整可能にし、駆動部により、弁体を第1のポートの流路の方向に回動して、弁体の外周端を第1のポートの流路に連通する開口のブロックの上面に当接させて室内空間に連通する第1のポートの開口を略遮断して、外気と換気装置とを連通させる第1種換気状態と、弁体を第3のポートの流路の方向に回動して、弁体の外周端を第3のポートの流路に連通する開口のブロックの上面に当接させて換気装置に連通する第3のポートの開口を略遮断して、外気と室内空間とを連通させる第3種換気状態と、弁体を第1のポートと第2ポートの中間位置に回動して、第1のポートの開口と第2のポートの開口とを各々一部開口して外気と室内空間の空気との混合気体を換気装置に送り込む室内空気再循環状態とを切換可能にしたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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