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公開番号2024048174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154069
出願日2022-09-27
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20240401BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ドレン排出管による二次熱交換器及び排気トップと中和器との接続作業が支障なく行えるようにする。
【解決手段】中和器80は、給湯一次熱交換器の前側で且つ給湯二次熱交換器32の下方に配置されて、上部に、第1ドレン排出管70の接続口81aが横向きに形成されており、第1ドレン排出管70は、排気トップ36の後方に配置され、ドレン排出口67に接続されて後方へ引き出された後、下方へ曲げられる曲管部71と、曲管部71の下端から中和器80の上方で横向きに曲げられて左右方向に延びる直管部72とを有して、直管部72が中和器80の接続口81aと接続されている一方、給湯二次熱交換器32の上ケーシング19の下面に、第2ドレン排出管74の上端が接続されて、第2ドレン排出管74の下端は、第1ドレン排出管70の直管部72に接続されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
筐体内に、バーナが配置される燃焼室と、前記バーナの上方で前記燃焼室の同一空間内に併設されて前記バーナの燃焼排気が通過し、それぞれ異なる通水経路が接続される2つの一次熱交換器とが配置され、
前記燃焼室内で前記一次熱交換器の上方に、少なくとも一方の前記通水経路の上流側に接続される二次熱交換器が配置され、
前記燃焼室における前記二次熱交換器の収容部に、前記二次熱交換器を通過した燃焼排気の出口が設けられ、前記出口に、前記二次熱交換器で発生したドレンを受ける排気トップが設けられて、前記排気トップに設けたドレン排出口に、ドレン排出管を介して中和器が接続される給湯器であって、
前記二次熱交換器の収容部は、前記2つの一次熱交換器の収容部よりも前方へ突出して設けられ、前記二次熱交換器の収容部の前面に前記出口及び前記排気トップが設けられていると共に、前記排気トップの後面に前記ドレン排出口が形成されて、
前記中和器は、前記一次熱交換器の前側で且つ前記二次熱交換器の下方に配置されて、上部に、前記ドレン排出管の接続口が横向きに形成されており、
前記ドレン排出管は、前記排気トップの後方に配置され、前記ドレン排出口に接続されて後方へ引き出された後、下方へ曲げられる曲管部と、前記曲管部の下端から前記中和器の上方で横向きに曲げられて左右方向に延びる直管部とを有して、前記直管部が前記中和器の前記接続口と接続されている一方、
前記二次熱交換器の収容部の下面に、第2のドレン排出管の上端が接続されて、前記第2のドレン排出管の下端は、前記ドレン排出管の前記直管部に接続されていることを特徴とする給湯器。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記第2のドレン排出管の下端は、下方へ向かうに従って前記接続口から離れる方向へ傾斜して、前記直管部の一部を形成するT字管に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一次熱交換器と二次熱交換器とを備えた潜熱回収型の給湯器に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
給湯器は、バーナ及び熱交換器を収容する燃焼室と、バーナ等を制御するコントローラ等を筐体に収容している。特に、熱交換器として、バーナの燃焼排気から主に顕熱を回収する一次熱交換器と、一次熱交換器を通過した燃焼排気から主に潜熱を回収する二次熱交換器とを併設した潜熱回収型の給湯器も知られている。この潜熱回収型の給湯器では、二次熱交換器内で発生したドレンを排出するために、特許文献1に開示されるように、二次熱交換器の前面側に排気部(排気トップ)を設けて、二次熱交換器で発生したドレンを排気部へ流入させている。二次熱交換器の下方には、中和装置(中和器)が配置されて、二次熱交換器の下方で排気部の後側に配置された三つ叉状の接続部材(ドレン排出管)により、二次熱交換器と排気部とがそれぞれ中和装置と接続されている。
【0003】
この接続部材は、左右方向に傾斜して延びる管状部から、互いに異なる方向へ延びる3つの接続部を備えている。第1の接続部は、管状部の下端から下向きに形成されて中和装置の上面に接続されている。第2の接続部は、管状部の上端から前向きに形成されて排気部の背面に接続されている。第3の接続部は、管状部の中間部位から上向きに形成されて二次熱交換器の底面に接続されている。よって、二次熱交換器で発生したドレンは、第3の接続部から管状部を通過し、第1の接続部から中和装置に流入する。排気部で発生したドレンは、第2の接続部から管状部を通過し、第1の接続部から中和装置に流入する。中和装置に流入したドレンは、中和装置内で中和された後、筐体の外部へ排出されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6507840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の給湯器では、製造工程において、中和装置に接続部材を接続したアセンブリとすると、運搬や保管をする際に、斜め上方に突出する管状部及びその先端から突出する2つの接続部が邪魔になったり、他のものにぶつけて変形したりして、生産性を低下させるおそれがある。
また、接続部材は、直線状の短い管状部に互いに異なる方向を向く3つの接続部が形成される構造であるため、各接続部を対応する中和装置、排気部、二次熱交換器にそれぞれ接続する作業がやりにくく、組み付けに手間や時間がかかってしまう。
【0006】
そこで、本開示は、ドレン排出管による二次熱交換器及び排気トップと中和器との接続作業が支障なく行える給湯器を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本開示は、筐体内に、バーナが配置される燃焼室と、バーナの上方で燃焼室の同一空間内に併設されてバーナの燃焼排気が通過し、それぞれ異なる通水経路が接続される2つの一次熱交換器とが配置され、
燃焼室内で一次熱交換器の上方に、少なくとも一方の通水経路の上流側に接続される二次熱交換器が配置され、
燃焼室における二次熱交換器の収容部に、二次熱交換器を通過した燃焼排気の出口が設けられ、出口に、二次熱交換器で発生したドレンを受ける排気トップが設けられて、排気トップに設けたドレン排出口に、ドレン排出管を介して中和器が接続される給湯器であって、
二次熱交換器の収容部は、2つの一次熱交換器の収容部よりも前方へ突出して設けられ、二次熱交換器の収容部の前面に出口及び排気トップが設けられていると共に、排気トップの後面にドレン排出口が形成されて、
中和器は、一次熱交換器の前側で且つ二次熱交換器の下方に配置されて、上部に、ドレン排出管の接続口が横向きに形成されており、
ドレン排出管は、排気トップの後方に配置され、ドレン排出口に接続されて後方へ引き出された後、下方へ曲げられる曲管部と、曲管部の下端から中和器の上方で横向きに曲げられて左右方向に延びる直管部とを有して、直管部が中和器の接続口と接続されている一方、
二次熱交換器の収容部の下面に、第2のドレン排出管の上端が接続されて、第2のドレン排出管の下端は、ドレン排出管の直管部に接続されていることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、第2のドレン排出管の下端は、下方へ向かうに従って接続口から離れる方向へ傾斜して、直管部の一部を形成するT字管に接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ドレン排出管の左右方向に延びる直管部が中和器に接続されるので、中和器にドレン排出管を接続したアセンブリとしても、曲管部を除いて突出部分が少なくなる。よって、運搬や保管をする際にドレン排出管が邪魔になったり、他のものにぶつけて変形したりするおそれが少なくなる。
また、ドレン排出管が曲管部を有するので、曲管部の弾性を利用して、曲管部をドレン排出口に、直管部を中和器の接続口にそれぞれ容易に接続することができる。よって、ドレン排出管の接続を簡単且つ短時間で行うことができる。すなわち、ドレン排出管による二次熱交換器及び排気トップと中和器との接続作業が支障なく行え、生産性を維持することが可能となる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、第2のドレン排出管の下端は、下方へ向かうに従って接続口から離れる方向へ傾斜して、直管部の一部を形成するT字管に接続されているので、曲管部と第2のドレン排出管の下端とによって位置関係の誤差を吸収できる。よって、直管部と第2のドレン排出管との接続及び、直管部と中和器の接続口との接続をそれぞれ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
給湯器の正面図である。
フロントカバーを取り外した給湯器の正面図である。
図1のA-A線断面図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を左後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右後方から見た斜視図である。
フロントカバー及び箱本体の左右の側板、背板、樹脂シートを省略して筐体内部を右前方から見た斜視図である。
図2のB-B線拡大断面図である。
図2のC-C線拡大断面図である。
排気トップの前方からの分解斜視図である。
排気トップの後方からの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(給湯器の全体構成の説明)
図1は、給湯器の一例を示す正面図である。図2は、フロントカバーを取り外した状態の正面図である。図3は、図1のA-A線断面図である。
給湯器1は、縦長箱状の筐体2を有する。筐体2は、箱本体3とフロントカバー4とを備えている。箱本体3は、前面を開口して前後に深底となっている。フロントカバー4は、箱本体3に前方からネジ止めされて前面を閉塞する。フロントカバー4の上部には、後述する上ケーシング19の前側に設けられた円筒状の排気口37が貫通している。
箱本体3は、天板5及び底板6、左右の側板7A,7B及び背板8を備えている。底板6には、外部の水道管に接続するための水入口9と、外部の給湯栓に接続するための湯出口10と、外部の浴槽に接続するための風呂戻り口11と風呂往き口12とが設けられている。底板6の中央部には、外部のガス配管に接続するためのガス入口13と、後述する中和器80に接続される排水口14とが設けられている。背板8の上下には、壁面等へ設置するための取付板15,15が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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