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公開番号2024039105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143410
出願日2022-09-09
発明の名称排気口部材
出願人リンナイ株式会社
代理人個人,個人
主分類F24H 9/02 20060101AFI20240314BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】排気口部材の前端開口部から飛散するドレンが排気口部材の下面を伝って前カバーに向かって流れるのを防止する。
【解決手段】燃焼装置本体1を収容する外装ケース100内から前カバー102に開設された排気口部材挿通口104を通って前方に突出する排気口部材5であって、前方に突出する突出部51aは、下面561bから下方に延びる垂下部80と、垂下部80と前カバー102との間に上方に凹入する凹溝部82とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼装置本体を収容する外装ケース内から前記外装ケースの前カバーに開設された排気口部材挿通口を通って前方に突出し、燃焼排ガスを外部に排出する排気口部材であって、
前記前カバーの前記排気口部材挿通口から前方に突出する突出部は、前記突出部の下面から下方に延びる垂下部と、前記垂下部と前記前カバーとの間に上方に凹入する凹溝部とを有する排気口部材。
続きを表示(約 82 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気口部材において、
前記垂下部の後面は、下端から上方に向かって後方に傾斜する後傾斜面部を有する排気口部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置本体を収容する外装ケース内から前カバーに開設された排気口部材挿通口を通って前方に突出し、燃焼排ガスを外部に排出する排気口部材に関する。特に、本発明は、排気口部材の下面を伝って前カバーに向かうドレンの流れを防止するための排気口部材の改良に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ガス燃焼装置では、バーナの燃焼により燃焼排ガスが生成され、この燃焼排ガスによって燃焼筐内の顕熱熱交換器及び潜熱熱交換器が加熱される。そして、顕熱熱交換器によって燃焼排ガスの顕熱が吸収され、潜熱熱交換器によって顕熱が吸収された後の燃焼排ガスから潜熱が吸収される。このとき、燃焼排ガス中の水蒸気が露点以下に冷却されて含有水蒸気が凝縮されることにより、酸性のドレンが生成される。そのため、燃焼筐内のドレンが燃焼排ガスの流れに乗って、排気口である排気口部材の前端開口部から外部に飛散する。このような前端開口部からのドレンの飛散が生じると、前端開口部周辺に付着するドレンが排気口部材の下面を伝って前カバーに向かって流れ、前カバーにドレンが付着したり、前カバーの排気口部材挿通口から外装ケース内にドレンが侵入したりする。その結果、前カバーが汚れたり、外装ケース内の金属部品が腐食したりするという問題がある。
【0003】
排気口部材の前端開口部からのドレンの飛散を防止するため、排気口部材内の排気通路の下壁部を前方に向かって上方に傾斜する傾斜面とすることが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
しかしながら、小さな傾斜角度を有する下壁部では、排気口部材内に流入するドレンが多いとき、排気口部材の前端開口部からのドレンの飛散を十分に防止することができない。特に、燃焼筐と排気口部材とが長い排気ダクトで接続される燃焼装置では、燃焼筐内だけでなく、排気ダクト内でも燃焼排ガスが露点以下に冷却されて、多量のドレンが生成するため、前端開口部からドレンが飛散しやすい。一方、大きな傾斜角度を有する下壁部を設けると、前カバーの排気口部材挿通口から前方に突出する排気口部材の突出部を高くしなければならず、デザイン性に劣る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-57464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、排気口部材の前端開口部から飛散するドレンが排気口部材の下面を伝って前カバーに向かって流れるのを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、
燃焼装置本体を収容する外装ケース内から前記外装ケースの前カバーに開設された排気口部材挿通口を通って前方に突出し、燃焼排ガスを外部に排出する排気口部材であって、
前記前カバーの前記排気口部材挿通口から前方に突出する突出部は、前記突出部の下面から下方に延びる垂下部と、前記垂下部と前記前カバーとの間に上方に凹入する凹溝部とを有する排気口部材が提供される。
【0008】
上記排気口部材によれば、前カバーの排気口部材挿通口から前方に突出する突出部は、突出部の下面から下方に延びる垂下部を有するから、排気口部材の前端開口部から流れてくるドレンを下方に流下させることができる。そして、上記排気口部材によれば、垂下部と前カバーとの間には上方に凹入する凹溝部が形成されているから、ドレンを垂下部から滴下させることができる。これにより、排気口部材の前端開口部からドレンが飛散しても、ドレンが排気口部材の下面を伝って前カバーに向かって流れるのを防止することができる。
【0009】
好ましくは、上記排気口部材において、
前記垂下部の後面は、下端から上方に向かって後方に傾斜する後傾斜面部を有する。
【0010】
上記排気口部材によれば、垂下部の後面は下端から上方に向かって後方に傾斜する後傾斜面部を有するから、垂下部の下端まで流下したドレンが垂下部の後面を伝って後方に流れるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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