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公開番号2024061004
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168635
出願日2022-10-20
発明の名称浴室暖房システム
出願人リンナイ株式会社
代理人個人
主分類F24D 15/00 20220101AFI20240425BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】浴室暖房システムで暖房運転における浴室の扉の開放を制限することなく、暖房運転よりも高温の加熱運転における機能の低下を抑制する。
【解決手段】浴室を暖房する暖房運転に加えて、暖房運転よりも高温に浴室を加熱する加熱運転(カビ抑制運転)の実行を運転制御手段で制御すると共に、浴室の扉の開放を扉開放検知手段によって検知可能とする。また、使用者に対して報知を実行可能な報知手段を備える。そして、加熱運転の実行中に扉の開放が検知されると、扉が開放状態である旨を表す扉開報知を報知手段で行う。一方、暖房運転の実行中は、扉の開放の検知の有無にかかわらず、報知手段で扉開報知を行わない。こうすれば、加熱運転の実行中は、扉の開放を検知して扉開報知を行うことで使用者に扉の閉鎖を促し、機能を維持することができ、暖房運転の実行中は、扉開報知を行わないことで使用者に対して扉の開放を制限するような誤報を回避できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
浴室を暖房する暖房運転に加えて、該暖房運転よりも高温に前記浴室を加熱する加熱運転を実行可能な浴室暖房システムにおいて、
前記暖房運転および前記加熱運転の実行を制御する運転制御手段と、
前記浴室の扉の開放を検知可能な扉開放検知手段と、
使用者に対する報知を実行可能な報知手段と
を備え、
前記加熱運転の実行中に前記扉の開放が検知されると、該扉が開放状態である旨を表す扉開報知を前記報知手段で行うのに対して、
前記暖房運転の実行中は、前記扉の開放の検知の有無にかかわらず、前記報知手段で前記扉開報知を行わない
ことを特徴とする浴室暖房システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浴室暖房システムにおいて、
前記浴室の温度を計測する温度センサを備え、
前記扉開放検知手段は、前記温度センサの計測温度を周期的に取得することによって基準温度を更新しながら、直近に取得した前記温度センサの計測温度が前記基準温度に対して所定温度以上低下したことに基づいて、前記扉の開放を検知する
ことを特徴とする浴室暖房システム。
【請求項3】
請求項2に記載の浴室暖房システムにおいて、
前記暖房運転の実行中は、前記扉開放検知手段による前記扉の開放の検知を行わない
ことを特徴とする浴室暖房システム。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の浴室暖房システムにおいて、
前記報知手段で前記扉開報知を行った後、所定時間が経過するまでは、前記扉開放検知手段による前記扉の開放の検知を休止する
ことを特徴とする浴室暖房システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室を暖房する暖房運転に加えて、暖房運転よりも高温に浴室を加熱する加熱運転を実行可能な浴室暖房システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
浴室に温風を送るなどして暖房する暖房運転を実行可能な浴室暖房システムが知られている。浴室の温度が低くなる寒い時期に起こり易いヒートショックの対策として、入浴前から予め暖房運転を開始することにより、入浴時の浴室の温度を設定温度に調整することが可能である。
【0003】
こうした浴室暖房システムでは、暖房運転だけでなく、暖房運転の設定温度よりも高温に浴室を加熱する加熱運転を実行可能としたものが提案されている(例えば、特許文献1)。加熱運転を実行することによって、例えば、浴室におけるカビの発生を抑制することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-183590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述のように暖房運転と加熱運転とを実行可能な浴室暖房システムでは、入浴を前提としている暖房運転の実行中に浴室の扉が開けられても特に支障はないのに対して、高温を必要とする加熱運転の実行中に浴室の扉が開けられると、熱が漏れ出てしまい加熱運転の機能を十分に発揮できないことがあるという問題があった。
【0006】
この発明は従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、浴室暖房システムで暖房運転における浴室の扉の開放を制限することなく、暖房運転よりも高温の加熱運転における機能の低下を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の浴室暖房システムは次の構成を採用した。すなわち、
浴室を暖房する暖房運転に加えて、該暖房運転よりも高温に前記浴室を加熱する加熱運転を実行可能な浴室暖房システムにおいて、
前記暖房運転および前記加熱運転の実行を制御する運転制御手段と、
前記浴室の扉の開放を検知可能な扉開放検知手段と、
使用者に対する報知を実行可能な報知手段と
を備え、
前記加熱運転の実行中に前記扉の開放が検知されると、該扉が開放状態である旨を表す扉開報知を前記報知手段で行うのに対して、
前記暖房運転の実行中は、前記扉の開放の検知の有無にかかわらず、前記報知手段で前記扉開報知を行わない
ことを特徴とする。
【0008】
このような本発明の浴室暖房システムでは、加熱運転の実行中に扉が開放されると、浴室から熱が漏れ出てしまい加熱運転の機能を十分に発揮できなくなるため、扉の開放を検知して扉開報知を行うことによって、使用者に扉の閉鎖を促し、加熱運転の機能を維持することが可能となる。一方、暖房運転の実行中は、もともと入浴を前提としているため扉が開放されても支障はなく、扉開報知を行わないことで、使用者に対して扉の開放を制限するような誤報を回避することができる。
【0009】
上述した本発明の浴室暖房システムでは、浴室の温度を計測する温度センサを備えることとして、扉開放検知手段は、温度センサの計測温度を周期的に取得することによって基準温度を更新しながら、直近に取得した温度センサの計測温度が基準温度に対して所定温度以上低下したことに基づいて、扉の開放を検知してもよい。
【0010】
浴室暖房システムでは、浴室の温度を把握するために温度センサを備えていることが多く、この温度センサを利用して扉の開放を検知できるので、扉の開放を検知する専用センサの追加が不要となり、浴室暖房システムの製品コストを低減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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