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公開番号2024061295
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169152
出願日2022-10-21
発明の名称空調システム
出願人株式会社熊谷組
代理人個人,個人
主分類F24F 5/00 20060101AFI20240425BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】簡易な構成で効率的な熱交換によって大温度差を確保する。
【解決手段】空調システム(1)は、室内の空調条件に応じて空調空気を室内に供給する。空調システムには、屋外から導入した外気に対して空調処理を施して室内に供給する外調機(12)と、室内から導入した還気に対して空調処理を施して室内に供給する空調機(13)と、外調機及び空調機に循環系統(14)を通じて熱媒体を供給する熱源機(11)と、が設けられている。循環系統において外調機の下流に空調機が直列に接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
室内の空調条件に応じて空調空気を室内に供給する空調システムであって、
屋外から導入した外気に対して空調処理を施して室内に供給する外調機と、
室内から導入した還気に対して空調処理を施して室内に供給する空調機と、
前記外調機及び前記空調機に循環系統を通じて熱媒体を供給する熱源機と、を備え、
前記循環系統において前記外調機の下流に前記空調機が直列に接続されていることを特徴とする空調システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記外調機が空調処理として外気に対して潜熱処理を施し、
前記空調機が空調処理として還気に対して顕熱処理を施していることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記熱源機から前記外調機に向けて熱媒体を送り出す第1の搬送ポンプと、
前記外調機から前記空調機に向けて熱媒体を送り出す第2の搬送ポンプと、
前記空調機から前記熱源機に向けて熱媒体を送り出す第3の搬送ポンプと、
前記外調機を通過する熱媒体の流量を動的に制御する第1の流量制御弁と、
前記空調機を通過する熱媒体の流量を動的に制御する第2の流量制御弁と、を備え、
前記外調機の吹出温度に応じて前記第1の流量制御弁の開度及び前記第1の搬送ポンプの搬送動力が調節され、
室内温度に応じて前記第2の流量制御弁の開度及び前記第2の搬送ポンプの搬送動力が調節されることを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記循環系統には、熱媒体に前記外調機を迂回させる第1のバイパス流路と、熱媒体に前記空調機を迂回させる第2のバイパス流路と、が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の空調システム。
【請求項5】
複数の室内の空調条件に応じて空調空気が各室内に供給されており、
前記外調機が、外気に空調処理を施して各室内に供給する複数の外調機であり、
前記空調機が、還気に空調処理を施して各室内に供給する複数の空調機であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調システム。
【請求項6】
前記循環系統には、前記複数の外調機を並列に接続した第1の並列流路と、前記複数の空調機を並列に接続した第2の並列流路と、が形成され、
前記第1の並列流路の下流に前記第2の並列流路が直列に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空調システムとして外調機と空調機を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空調システムには中温冷水及び低温冷水を作り出す熱源機が設けられており、熱源機から外調機及び空調機のそれぞれに中温冷水用及び低温冷水用の冷水系統が延びている。冷房負荷等に応じて外調機及び空調機に対する中温冷水及び低温冷水の供給状態が切り替えられている。そして、外調機では屋外から導入された外気に対して空調処理が施されて室内に供給され、空調機では室内から導入された還気に対して空調処理が施されて室内に供給されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-124396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の空調システムでは、中温冷水及び低温冷水を作り出す熱源機とこれに対応する配管経路が必要となることから構成が複雑になる。また、熱源機から外調機及び空調機に対して個別に冷水が供給されているため省エネルギー化を図る上で改善の余地があった。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で熱媒体を有効活用して省エネルギー化を図ることができる空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様の空調システムは、室内の空調条件に応じて空調空気を室内に供給する空調システムであって、屋外から導入した外気に対して空調処理を施して室内に供給する外調機と、室内から導入した還気に対して空調処理を施して室内に供給する空調機と、前記外調機及び前記空調機に循環系統を通じて熱媒体を供給する熱源機と、を備え、前記循環系統において前記外調機の下流に前記空調機が直列に接続されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様の空調システムは、熱源機から供給された熱媒体と屋外から導入された外気が外調機で熱交換され、外調機を通過した熱媒体と室内から導入された還気が空調機で熱交換される。外調機から空調機に熱媒体が送られることで、外調機の空調処理で生じた排熱が空調機の空調処理で利用されている。このため、熱媒体が有効活用されて空調システムの省エネルギー化が図られている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の空調システムの模式図である。
第2の実施形態の空調システムの模式図である。
比較例1の空調システムの模式図である。
比較例2の空調システムの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<比較例1>
先ず、第1の実施形態の空調システムについて説明する前に、比較例1の空調システムについて説明する。図3は、比較例1の空調システムの模式図である。また、以下の説明の空調条件、温度、湿度等は一例であり、空調条件、温度、湿度等は状況に応じて適宜変更可能である。
【0010】
図3に示すように、比較例1の空調システム90では、熱源機91、外調機92、空調機93が冷温水等の熱媒体の循環系統94を介して接続されている。熱源機91の下流では流路が2つに分岐しており、一方の流路には外調機92が設置されており、他方の流路には空調機93が設置されている。また、空調システム90には潜熱顕熱分離方式が採用されており、外調機92では屋外から導入した外気に対して潜熱処理が実施され、空調機93では室内から導入した還気に対して顕熱処理が実施されている。外調機92及び空調機93から空調処理後の空調空気が給気系統(不図示)を通じて室内に供給されている。
(【0011】以降は省略されています)

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