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公開番号2024085620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200226
出願日2022-12-15
発明の名称貫流ファンミスト発生装置
出願人個人
代理人
主分類F24F 6/14 20060101AFI20240620BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】暑さ対策として、散水孔パイプ内蔵の羽根車を、中空回転軸モータにより回転駆動するミスト発生機構部に、散水孔パイプへの加圧流体供給口を接続して一体化した構成の貫流ファンミスト発生装置を提供する。
【解決手段】中空回転軸モータ駆動による散水孔パイプを含む羽根車の回転機構部と、散水孔パイプへの加圧流体供給口部とを一体化したミスト貫流ファンにより、回転する羽根車内において、散水孔からの加圧流体の噴出流と羽根車内の旋回流れとの混流によりミストを発生し、ファン吐出口からの霧化されたミスト流が広範囲の空間に供給されることを特徴とする。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
特定の空間を冷房する暑さ対策として、ミスト貫流ファンと、
加圧液体、又は気液混合加圧液を供給するための加圧流体供給装置を、備え、
前記ミスト貫流ファンは、
吸込口と吐出口を有するファンケーシング本体と、
当該ファンケーシング本体内に回転体として取付けられ、複数の湾曲した羽根が外周部に配設された羽根車と、当該羽根車を駆動する中空回転軸モータと、
当該中空回転軸モータと前記羽根車とを接続し、中空部を有する中空回転軸シャフトと、
当該中空回転軸シャフト内に挿入され、ミストを発生するための散水孔パイプと、を備え、
前記散水孔パイプは、噴出孔となる小孔、ノズル、又は多孔質部材を備える散水孔部を有し、
前記加圧流体供給装置から、供給パイプを介して供給される前記加圧液体、又は気液混合加圧液が、前記中空回転軸モータの後端部から前記中空回転軸シャフト内の前記散水孔パイプに供給されるように構成されていることを特徴とする貫流ファンミスト発生装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続された密閉ブラケットを備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された散水孔パイプの後端部が、当該中空回転軸シャフト内に保持されて、前記羽根車と前記散水孔パイプが一体となって回転するように構成されおり、
前記密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記散水孔パイプ内に前記加圧液体、又は気液混合加圧液が供給されることを特徴とする請求項1に記載の貫流ファンミスト発生装置
【請求項3】
前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続されたパイプ保持密閉ブラケットを備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された散水孔パイプの後端部が、前記パイプ保持密閉ブラケット内に延伸して差込まれ保持固定され、前記散水孔パイプが回転しないように構成されており、
前記パイプ保持密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記散水孔パイプ内に前記加圧液体、又は気液混合加圧液が供給されることを特徴とする請求項1に記載の貫流ファンミスト発生装置
【請求項4】
前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続して取付けられた中空回転軸を有するサブモータと、当該サブモータの後端に備えた密閉ブラケットと、を更に備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された前記散水孔パイプの後端部が、前記サブモータの中空回転軸内まで延伸し差込まれて保持され、
前記散水孔パイプが、前記サブモータにより、前記羽根車の回転とは独立して回転可能に構成されており、
前記密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記散水孔パイプ内に前記加圧液体、又は気液混合加圧液が供給されることを特徴とする請求項1に記載の貫流ファンミスト発生装置
【請求項5】
前記ミスト貫流ファンは、前記羽根車内に、前記散水孔パイプの振れを防止するための振れ止めリングを、更に有し、
前記振れ止めリングは、前記羽根車中心線上で当該羽根車の延伸方向に設けられており、
前記散水孔パイプが前記振れ止めリング内を連通できるように構成されていることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の貫流ファンミスト発生装置。
【請求項6】
前記ミスト貫流ファンは、ファンケーシング本体内に複数の羽根車を含み、
前記複数の羽根車は、当該複数の羽根車間を、中間軸受を介して接続し連結して一体化されており、
前記散水孔パイプが、前記複数の羽根車の中心線上に連通され、前記散水孔パイプの噴出孔を有する前記散水孔部が、前記複数の羽根車内に位置するようにセットされていることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の貫流ファンミスト発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、暑さ対策として、対象となる特定の空間に、微細ミストを供給するミスト発生装置に係わり、イベント会場、体育施設、ハウス内野菜栽培などにおける所定の領域の冷房に使用することを目的とする。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来は、特許文献1に開示されているように、扇風機の吐出し面に取付けた複数のミストノズルから噴出した、霧化されたミストを扇風機の風圧で拡散させ、このミストの気化潜熱により、空間内を冷房する方法がある。
また、特許文献2に開示されているものは、送風用のファンとしてシロッコファンを使用し、ファンの吐出し口にミストノズルを取付けたもので、前記扇風機による冷房領域に比べて、特定の場所を冷房することができるが、吐出口幅が狭く、広範囲の冷房には不向きである。
特許文献3には、貫流ファンの羽根車内に挿入したノズルパイプよりミストを発生し、特定の空間を冷房する手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3068525号公報
特開2009-299995号公報
特開2019-86276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の特許文献3では、羽根車の駆動モータとして、充実回転軸モータを使用し、羽根車内でのミストを発生するノズルパイプへの液体の供給には、反駆動側のファンケーシング側面に設けられた供給口部から供給される。このため、羽根車の駆動部とノズルパイプへの供給口部が分離されているので作業効率が悪い。組立て、メンテナンスなどの作業効率の向上のためには、ミスト発生パイプを含む羽根車の回転機構部と羽根車内に挿入されたミスト発生パイプへの供給口部が一体となって構成されることが望ましい。
本発明は、このような従来のミスト発生装置の問題点を解決することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を解決するために、本発明に係わる貫流ファンミスト発生装置において、特定の空間を冷房する暑さ対策として、ミスト貫流ファンと、加圧液体、又は気液混合加圧液を供給するための加圧流体供給装置を、備え、
前記ミスト貫流ファンは、吸込口と吐出口を有するファンケーシング本体と、当該ファンケーシング本体内に回転体として取付けられ、複数の湾曲した羽根が外周部に配設された羽根車と、当該羽根車を駆動する中空回転軸モータと、当該中空回転軸モータと前記羽根車とを接続し、中空部を有する中空回転軸シャフトと、当該中空回転軸シャフト内に挿入され、ミストを発生するための散水孔パイプと、を備え、
前記散水孔パイプは、噴出孔となる小孔、ノズル、又は多孔質部材を備える散水孔部を有し、前記加圧流体供給装置から、供給パイプを介して供給される前記加圧液体、又は気液混合加圧液が、前記中空回転軸モータの後端部から前記中空回転軸シャフト内の前記散水孔パイプに供給されるように構成されていることを特徴としている。
【0006】
これにより、回転する羽根車内において、加圧した液体・気液混合液が散水孔パイプ内に供給され、散水孔からの噴出流と羽根車内の旋回流れとの混流によりミストを発生し、ファン吐出口からのミスト流が広範囲の空間に供給される。
また、中空回転軸モータ駆動による散水孔パイプを含む羽根車の回転機構部と、散水孔パイプへの加圧流体供給口部が一体化されてコンパクトになり、装置の組立て・メンテナンスなどが容易となる。
【0007】
また、本発明に係わる貫流ファンミスト発生装置において、前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続された密閉ブラケットを備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された散水孔パイプの後端部が、当該中空回転軸シャフト内に保持されて、前記羽根車と前記散水孔パイプが一体となって回転するように構成されおり、前記密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記散水孔パイプ内に前記加圧液体、又は気液混合加圧液が供給されることを特徴としている。
これにより、散水孔パイプが羽根車と一体となって回転し、散水孔からの回転を伴う噴出流と羽根車内の旋回流れとの混流により、ミストが微細化し、霧化が促進される。
【0008】
また、本発明に係わる貫流ファンミスト発生装置において、前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続されたパイプ保持密閉ブラケットを備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された散水孔パイプの後端部が、前記パイプ保持密閉ブラケット内に延伸して差込まれ保持固定され、前記散水孔パイプが回転しないように構成されており、前記パイプ保持密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記加圧液体、又は気液混合加圧液が前記散水孔パイプ内に供給されることを特徴としている。
これにより、回転する羽根車内に、散水孔パイプを回転しない状態で挿入することができる。
【0009】
また、本発明に係わる貫流ファンミスト発生装置において、前記ミスト貫流ファンは、前記中空回転軸モータの後端に接続して取付けられた中空回転軸を有するサブモータと、当該サブモータの後端に備えた密閉ブラケットと、を更に備え、
前記中空回転軸シャフト内に挿入された前記散水孔パイプの後端部が、前記サブモータの中空回転軸内まで延伸し差込まれて保持され、前記散水孔パイプが、前記サブモータにより、前記羽根車の回転とは独立して回転可能に構成されており、前記密閉ブラケットに接続した前記供給パイプを介して、前記加圧液体、又は気液混合加圧液が前記散水孔パイプ内に供給されることを特徴としている。
これにより、散水孔パイプがサブモータにより独自に高速回転可能となり、高速で回転する散水孔パイプの噴出口からの加圧流体の噴出による減圧・拡散と羽根車内流れとの混流により、霧化された極微細ミストが得られる。
【0010】
また、本発明に係わる貫流ファンミスト発生装置において、前記ミスト貫流ファンは、前記羽根車内に、前記散水孔パイプの振れを防止するための振れ止めリングを、更に有し、
前記振れ止めリングは、前記羽根車中心線上で当該羽根車の延伸方向に設けられており、前記散水孔パイプが前記振れ止めリング内を連通できるように構成されていることを特徴としている。
これにより、散水孔パイプが羽根車内の振れ止めリング内を連通されることにより、散水孔パイプの羽根車内での振れを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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