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公開番号2024085154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199532
出願日2022-12-14
発明の名称空気清浄機
出願人個人,株式会社ベリカ
代理人個人,個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20240619BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】本発明は、空気に含まれる有害物質を簡単かつ確実に検知することができる有害物質用空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】外部の空気を吸引するための第1の吸引駆動部1と、第1の吸引駆動部1により外部の空気が吸引される吸気部2と、吸気部2から吸引された空気に含まれる有害物質を除去するフィルタ部3と、フィルタ部3により有害物質が除去された空気を外部に排出する排気部4と、フィルタ部3を通過した空気に含まれる有害物質を検知するセンサ部5と、外部の空気をフィルタ部3を通過させずに吸引するための第2の吸引駆動部9と、各部が設けられる基枠7とを備える。センサ部5は、第1の吸引駆動部1により外部の空気が吸引される前段階において、第2の吸引駆動部9により吸引された外部の空気が接触することにより初期化される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気中に含まれる有害物質を吸引して除去する空気清浄機であって、
外部の空気を吸引するための第1の吸引駆動部と、
前記第1の吸引駆動部により外部の空気が吸引される吸気部と、
前記吸気部から吸引された空気に含まれる有害物質を除去するフィルタ部と、
前記フィルタ部により有害物質が除去された空気を外部に排出する排気部と、
前記フィルタ部を通過した空気に含まれる有害物質を検知するセンサ部と、
前記第1の吸引駆動部、前記吸気部、前記フィルタ部、前記排気部および前記センサ部が設けられる基枠とを備え、
外部の空気を前記フィルタ部を通過させずに吸引するための第2の吸引駆動部が基枠に設けられ、
前記センサ部は、前記第1の吸引駆動部により外部の空気が吸引される前段階において、前記第2の吸引駆動部により吸引された外部の空気が接触することにより初期化されることを特徴とする空気清浄機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
一端部が前記基枠の外部に露出状態に配置され、他端部が前記センサ部の付近に配置される吸引管が前記基枠の内部に設けられ、
前記センサ部は、前記第2の吸引駆動部により前記吸引管を介して吸引された外部の空気が接触することにより初期化される請求項1に記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記フィルタ部は、前記基枠に設けられた駆動機構により前記第1の吸引駆動部に気密状態で接続される請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項4】
前記駆動機構は、前記フィルタ部の下方において平面方向に延びる態様で前記基枠に設けられた回転軸と、該回転軸の両端部に偏心状態に設けられた回転板と、前記回転軸の一端部に設けられたハンドル部とを備え、前記ハンドル部の操作により前記回転軸が軸回転するのに伴って前記回転板が上方に突出する態様で回転することによって、前記フィルタ部が上方に押し上げられながら前記第1の吸引駆動部に気密状態で接続される請求項3に記載の空気清浄機。
【請求項5】
前記フィルタ部は、前記基枠内の吸引側に配置された第1のフィルタ部と、前記基枠内の排出側に配置された第2のフィルタ部とを備え、前記基枠に着脱可能に装着される請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項6】
前記センサ部は、前記第1のフィルタ部と前記第2のフィルタ部の間に配置され、前記第1のフィルタ部を通過した空気に含まれる有害物質を検知する第1のセンサ部と、前記排気部から排出される空気に含まれる有害物質を検知する第2のセンサ部とを備える請求項5に記載の空気清浄機。
【請求項7】
一端部が前記排気部に配置され、かつ他端部が前記第2のセンサ部の付近に配置される送気管が基枠内に設けられ、
前記第2のセンサ部は、前記排気部から前記送気管を介して送られてきた空気の有害物質を検知する請求項6に記載の空気清浄機。
【請求項8】
前記基枠は、前記フィルタ部が設けられる第1の収容部と、電子回路が設けられる第2の収容部とを備え、前記第1の収容部と前記第2の収容部が気密状態で分離されている請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。
【請求項9】
前記排気部は、前記フィルタ部を通過した空気を一時的に貯留する貯留空間部と、前記貯留空間部に一時的に貯留した空気を排出する排気口とを備える請求項1または請求項2に記載の空気清浄機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中に含まれる有害物質を吸引して除去するための有害物質用の空気清浄機に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類にのぼり、その中には、危険性や有害性が指摘されていたり、不明とされたりする物質が多く含まれており、化学物質を原因とする労働災害は年間数百件程度も報告されている。このような中、国を初めとする公的機関では、屋内作業場等において有機溶剤業務に労働者を従事させるときは、その作業場所に有機溶剤の発生源を密閉する設備、局所排気装置、あるいはプッシュプル型換気装置等を設けることを義務付けるようになっている。
【0003】
このうち、局所排気装置として、空気中に含まれる有機溶剤等の有害物質を吸引して除去するための有害物質用の空気清浄機が使用されている。この空気清浄機は、一般に基枠内に外部の空気を吸引する吸引部と、吸引部により吸引された空気に含まれる有害物質を除去するフィルタ部と、フィルタ部により有害物質が除去された空気を外部に排出する排気部と備える。そして、最近では、空気に含まれる有害物質が所定濃度(例えば、国に申請した物質の管理濃度の1/10の濃度)を超える濃度を検知するセンサ部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
ところで、このセンサ部は、空気に含まれる有害物質の濃度を絶対的に計測することにより有害物質を検知するものと、有害物質の濃度の変化を計測することにより有害物質を検知するものが存在している。このうち、後者の有害物質の濃度の変化を検知するセンサは、センサ抵抗が直列に接続され、固定あるいは可変負荷抵抗の両端の出力電圧変化を検知するものであり、価格面等から空気清浄機に広く用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-254239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、有害物質の濃度の変化を計測することにより検知するセンサの場合、検知開始時において既に空気清浄機内の空気の有害物質が充満していると(例えば、フィルタ部を過度の使用したことによりフィルタ部から有害物質が自然に生じている場合など)、検知開始時から所定時間経過後において空気清浄機内の空気の有害物質の濃度が概ね同じや少ししか変化しないことになって、有害物質が実質的に基準値を超えているにもかかわらず、有害物質を検知しない虞があるという問題があった。
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、空気に含まれる有害物質を簡単かつ確実に検知することができる空気清浄機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために、空気中に含まれる有害物質を吸引して除去する空気清浄機であって、外部の空気を吸引するための第1の吸引駆動部と、前記第1の吸引駆動部により外部の空気が吸引される吸気部と、前記吸気部から吸引された空気に含まれる有害物質を除去するフィルタ部と、前記フィルタ部により有害物質が除去された空気を外部に排出する排気部と、前記フィルタ部を通過した空気に含まれる有害物質を検知するセンサ部と、前記第1の吸引駆動部、前記吸気部、前記フィルタ部、前記排気部および前記センサ部が設けられる基枠とを備え、外部の空気を前記フィルタ部を通過させずに吸引するための第2の吸引駆動部が基枠に設けられ、前記センサ部は、前記第1の吸引駆動部により外部の空気が吸引される前段階において、前記第2の吸引駆動部により吸引された外部の空気が接触することにより初期化されることを特徴とする。
【0009】
これによれば、第1の吸引駆動部により外部の空気を吸引する前段階において、前記第2の吸引駆動部により空気をフィルタ部を通過させることなく吸引し、センサ部が該空気に接触することにより初期化されるため、空気に含まれる有害物質の濃度の変化を外部のきれいな空気を基準として計測することとなり、空気に含まれる有害物質を簡単かつ確実に検知することができる。
【0010】
また、一端部が前記基枠の外部に露出状態に配置され、他端部が前記センサ部の付近に配置される吸引管が前記基枠の内部に設けられ、前記センサ部は、前記第2の吸引駆動部により前記吸引管を介して吸引された外部の空気が接触することにより初期化されてもよい。これによれば、外部の空気をフィルタ部を通過させることなくセンサ部に確実に簡単かつ確実に接触させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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