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公開番号2024087287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202030
出願日2022-12-19
発明の名称貯湯給湯システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 1/18 20220101AFI20240624BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】日によって給湯使用量が大きく変動する場合でも適量の貯湯を行うことができる業務用の貯湯給湯システムを提供すること。
【解決手段】熱源機(2)と、貯湯運転により熱源機(2)で加熱された湯水を貯湯する貯湯タンク(3)と、貯湯運転を制御する制御装置(4) とを備えた貯湯給湯装置(1)と、通信網(10)を介して制御装置(4)と貯湯給湯装置(1)の運転情報を通信する外部サーバ(11)とで構成された業務用の貯湯給湯システム(20)において、外部サーバ(11)は、貯湯給湯装置(1)が設置された施設の業務管理システム(12)から通信網(10)を介して送信される当日の業務予定データ及び過去の業務実績データと、この業務実績データに対応する過去の運転情報に含まれる給湯使用量データとの相関関係に基づいて必要貯湯量を予測し、制御装置(4)は、この必要貯湯量に応じて、貯湯運転を制御するように構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
熱源機と、貯湯運転により前記熱源機で加熱された湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯運転を制御する制御装置とを備えた貯湯給湯装置と、通信網を介して前記制御装置と前記貯湯給湯装置の運転情報を通信する外部サーバとで構成された業務用の貯湯給湯システムにおいて、
前記外部サーバは、前記貯湯給湯装置が設置された施設の業務管理システムから前記通信網を介して当日の業務予定データ及び過去の業務実績データを取得し、この業務実績データと前記運転情報に含まれる給湯使用量データとの相関関係と前記業務予定データに基づいて必要貯湯量を予測し、
前記制御装置は、前記必要貯湯量に応じて、前記貯湯運転を制御することを特徴とする貯湯給湯システム。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記業務予定データ及び前記相関関係が時間帯毎に設定され、
前記外部サーバは、前記業務予定データに対応する時間帯毎の前記相関関係基づいて時間帯毎に前記必要貯湯量を予測し、
前記制御装置は、前記時間帯毎に予測された前記必要貯湯量に応じて、前記貯湯運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、業務で使用する大量の湯水の給湯に対応可能なように、貯湯運転によって加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯しておき、この貯湯された湯水を給湯する貯湯給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、貯湯運転によって加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯タンクの湯水を給湯する貯湯給湯装置が一般家庭で利用されている。そして、過不足なく貯湯タンクに貯湯するために、例えば特許文献1のように、過去の給湯使用量に基づいて蓄熱量を制御する技術が知られている。
【0003】
一方、例えば工場や宿泊施設のように、業務において湯水が一度に大量に使用される場合がある施設では、少量の給湯から大量の給湯まで対応可能な給湯システムが利用されている。例えば複数の燃焼式の給湯器の作動台数を給湯要求能力に応じて増減させて給湯するマルチ給湯システムや、家庭用よりも規模が大きい業務用の貯湯給湯システムが利用されている。
【0004】
マルチ給湯システムの最大給湯能力は給湯器の台数で決まるので、最大給湯使用量に合わせて給湯器の台数を設定することになる。一方、貯湯給湯システムは、加熱された湯水が貯湯タンクに満たされるまで貯湯運転を行って、大量の給湯使用に備えることができるので、熱源機の給湯能力はマルチ給湯システムほど大きくなくてもよく、導入し易い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-125862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
業務用の貯湯給湯システムでは、給湯使用量が日毎に変動する場合に、貯湯運転によって貯湯されても使用されずに無駄になる湯水がある。そこで特許文献1のように、過去の給湯使用量に基づいて貯湯量を制御することが考えられる。しかし、使用人数が定まっている家庭用とは異なり、業務用の貯湯給湯システムでは日によって給湯使用量が大きく変動する場合が多いので、過不足がないように貯湯することは困難である。
【0007】
そこで、本発明は、日によって給湯使用量が大きく変動する場合でも適量の貯湯を行うことができる業務用の貯湯給湯システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明の貯湯給湯システムは、熱源機と、貯湯運転により前記熱源機で加熱された湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯運転を制御する制御装置とを備えた貯湯給湯装置と、通信網を介して前記制御装置と前記貯湯給湯装置の運転情報を通信する外部サーバとで構成された業務用の貯湯給湯システムにおいて、前記外部サーバは、前記貯湯給湯装置が設置された施設の業務管理システムから前記通信網を介して当日の業務予定データ及び過去の業務実績データを取得し、この業務実績データと前記運転情報に含まれる給湯使用量データとの相関関係と前記業務予定データに基づいて必要貯湯量を予測し、前記制御装置は、前記必要貯湯量に応じて、前記貯湯運転を制御することを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、外部サーバは、貯湯給湯装置が設置された施設の業務管理システムから当日の業務予定データ及び過去の業務実績データを取得し、業務実績データと運転情報に含まれている給湯使用量データとの相関関係と当日の業務予定データに基づいて、必要貯湯量を予測する。貯湯給湯装置の制御装置は、この予測された必要貯湯量に応じて貯湯運転を行う。業務予定データと業務実績データは、例えば工場では生産品目と生産数量に関するデータであり、例えば宿泊施設では利用人数に関するデータである。貯湯給湯システムは、当日の業務予定データと、業務実績データと対応する給湯使用量データとの相関関係を利用して、当日の必要貯湯量を予測し、この必要貯湯量を貯湯するので、日によって給湯使用量が大きく変動する場合でも適量の貯湯を行うことができる。
【0010】
請求項2の発明の貯湯給湯システムは、請求項1の発明において、前記業務予定データ及び前記相関関係が時間帯毎に設定され、前記外部サーバは、前記業務予定データに対応する時間帯毎の前記相関関係基づいて時間帯毎に前記必要貯湯量を予測し、前記制御装置は、前記時間帯毎に予測された前記必要貯湯量に応じて、前記貯湯運転を制御することを特徴としている。
上記構成によれば、外部サーバは、当日の時間帯毎の業務予定データと、これに対応する過去の業務実績データと給湯使用量との時間帯毎の相関関係に基づいて、時間帯毎の必要貯湯量を予測する。貯湯給湯装置の制御装置は、この予測された時間帯毎の必要貯湯量に応じて貯湯運転を行う。例えば工場では日によって且つ時間帯によって生産品目と生産数量が変わり、例えば宿泊施設では日によって利用人数が変わると共に時間帯によって利用人数のうちの実際に滞在している人数が変わる。貯湯給湯システムは、予測される時間帯毎の必要貯湯量を貯湯するので、日毎且つ時間帯毎に給湯使用量が大きく変動する場合でも適量の貯湯を行うことができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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