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公開番号2024037558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142483
出願日2022-09-07
発明の名称加熱定着装置および画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240312BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 熱膨張係数が大きいメディアをプリントすると、発生し易い筋状光沢むらを抑制することができる定着装置を提供する。
【解決手段】 定着部材と、加圧部材と、加圧部材を定着部材に押圧してニップを形成する本加熱部と、未定着トナー画像が載ったメディアを予備加熱する予備加熱装置とを有する定着装置において、メディアはガラス転移温度Tgを有す樹脂を主成分とし、トナーは定着可能な最低温度をTmとしたとき、定着ニップに入る前にメディアの温度Tが Tg<T<Tm となるまで予備加熱する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
定着部材と、加圧部材と、加圧部材を定着部材に押圧することで形成されるニップを形成する本加熱部と、未定着トナー画像が載ったメディアを予備加熱する予備加熱装置を有する定着装置において、
前記メディアはガラス転移温度Tgを有す樹脂を主成分とし、
前記トナーは定着可能な最低温度をTmとしたとき、プリントモードで樹脂を主成分とするメディアが選択された際、前記予備加熱手段がメディアを温度Tまで予備加熱を行う定着装置であって、このときのメディアの温度Tは Tg<T<Tm であることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記本加熱に突入する前におけるメディアを搬送する搬送ベルトの内部に熱源を有し、熱源により加熱された搬送ベルトを介してメディアを予備加熱することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記予備加熱手段はメディアのトナー面を非接触に加熱することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合機、複写機、プリンタ、ファックス等の記録材上に画像形成可能な電子写真方式の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、PET等の樹脂を主成分とするメディアで画像形成を行うと筋状の筋状光沢むらが発生する場合がある。
【0003】
特許文献1で開示されている画像形成装置では、ニップ上流のシート材の浮き上がり量を計測する浮き上がり量検出手段を有し、その浮き上がり量に応じて定着部材と加圧部材の当接圧を変えることで画像不良の発生を抑制できる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-16769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PET等の樹脂を主成分とするメディア(例えばレーザーピーチ)は、ガラス転移温度以上になると線膨張係数が急激に大きくなるため、定着ニップ内で加熱されると膨張する。ただし、ニップ内ではメディアが拘束されているため、メディアに対してスラスト方向に圧縮力が働く。
【0006】
この圧縮力が閾値を超えると、メディアに座屈が生じ、波打つ。波打ったメディアがニップを出た後に定着部材と接したとき、メディアと定着部材の当接圧にむらが生じるため、筋状の光沢むらが発生するという課題がある。
【0007】
本発明の目的は、樹脂メディアの定着ニップ内での熱膨張を抑制することができ、筋状光沢むらを低減させることができる加熱定着装置および画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、定着部材と、加圧部材と、加圧部材を定着部材に押圧することで形成されるニップを形成する本加熱部と、未定着トナー画像が載ったメディアを予備加熱する予備加熱装置を有す定着装置において、前記メディアはガラス転移温度Tgを有す樹脂を主成分とし、前記トナーは定着可能な最低温度をTmとしたとき、プリントモードで樹脂を主成分とするメディアが選択された際、前記予備加熱手段がメディアを温度Tまで予備加熱を行う定着装置であって、このときのメディアの温度Tは Tg<T<Tm であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明を実施すると、樹脂メディアの定着ニップ内での熱膨張を抑制することができ、筋状光沢むらを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施例における画像形成装置の模式図である。
本実施例における画像形成装置の機能ブロック図である。
本実施例における画像形成装置の断面図である。
PETメディアの線膨張係数の温度依存性を示す図である。
定着装置の断面図である。
予備加熱ベルト温度とメディア温度の関係図である。
定着ローラ温度とグロス値の関係図である。
実施例2における定着装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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