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公開番号2024035309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022139689
出願日2022-09-02
発明の名称送風装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類F24F 9/00 20060101AFI20240307BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】オイルミスト環境下で吊り下げて使用しても、筐体の下方をオイルで汚しにくい送風装置を得ること。
【解決手段】送風装置100は、吸込口と吹出口とを結ぶ風路が形成された箱状の筐体と、吸込口から吹出口へ向かう気流を風路に形成する羽根車と、羽根車を回転させる電動機と、を有して筐体内に並んで配置された複数の送風ユニットと、筐体から滴下するオイルを受けるオイルパン101と、オイルパン101を筐体の直下において水平に保持するとともに気流の吹出方向を上下方向において変更可能に筐体の側面を支持する取付脚10と、を備える。取付脚10は、気流の吹出方向と水平方向とのなす角度を変更可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
吸込口と吹出口とを結ぶ風路が形成された箱状の筐体と、
前記吸込口から前記吹出口へ向かう気流を前記風路に形成する羽根車と、前記羽根車を回転させる電動機と、を有して前記筐体内に並んで配置された複数の送風ユニットと、
前記筐体から滴下するオイルを受けるオイルパンと、
前記オイルパンを前記筐体の直下において水平に保持するとともに前記気流の吹出方向を上下方向において変更可能に前記筐体の側面を支持する取付脚と、
を備え、
前記取付脚は、前記気流の吹出方向と水平方向とのなす角度を変更可能であること、
を特徴とする送風装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記風路の上面における前記吹出口側の上端部の下部に配置され、前記風路に付着したオイルを前記オイルパンに誘導するための第1ガイドプレートを備えること、
を特徴とする請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記第1ガイドプレートは、
前記筐体の高さ方向に延在する縦プレート部と、前記筐体の幅方向に延在する横プレート部とにより構成されるL形状を有し、
前記縦プレート部が、複数の前記送風ユニットの間に配置され、
前記横プレート部が、前記吹出口側の上端部の下部に配置されていること、
を特徴とする請求項2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記横プレート部は、前記縦プレート部との接続部側に向かうにしたがって下がる方向に傾斜する傾斜面であること、
を特徴とする請求項3に記載の送風装置。
【請求項5】
前記第1ガイドプレートは、前記吸込口から前記吹出口に向かう方向において筐体から離れる方向における前記縦プレート部の端部が前記縦プレート部の一面側に折り曲げられた端部折曲部を有すること、
を特徴とする請求項4に記載の送風装置。
【請求項6】
前記第1ガイドプレートは、前記第1ガイドプレートの外側側面と平行に延在する凹部を前記第1ガイドプレートの他面に有すること、
を特徴とする請求項5に記載の送風装置。
【請求項7】
前記風路の上面における前記吸込口側の上端部の下部に配置され、前記風路に付着したオイルを前記オイルパンに誘導するための第2ガイドプレートを備えること、
を特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吊り下げられて使用される送風装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エアー搬送ファンとも称される帯状の気流を形成する送風装置が開示されている。帯状の気流を形成する送風装置は、背面側に吸込口を有し、正面側に吹出口を有する本体箱体と、本体箱体の内部に設置される電動機と、電動機のシャフトに取り付けられたファンと、を備えている。帯状の気流を形成する送風装置は、本体箱体の側面に取り付けられた天吊脚を用いて天吊ボルトに固定され、天井から吊り下げて用いられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-28926号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記構成の送風装置は、オイルミスト環境下で使用すると、本体箱体の周囲にオイルミストが集まりやすい。このため、上記構成の送風装置は、オイルミスト環境下で天井から吊り下げて使用すると、本体箱体の天面および風路に付着していたオイルがオイル滴となって運転中または運転停止後に滴下し、送風装置の下方の床面または送風装置の下方に設置された物品を汚してしまうことがあった。また、送風装置は、気流の吹出方向を水平方向として使用するだけでなく、気流の吹出方向を斜め上方あるいは斜め下方といった方向として使用されることがある。この場合、上記のようなオイルに起因した送風装置の下方の床面または送風装置の下方に設置された物品の汚れが悪化する。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、オイルミスト環境下で吊り下げて使用しても、筐体の下方をオイルで汚しにくい送風装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる送風装置は、吸込口と吹出口とを結ぶ風路が形成された箱状の筐体と、吸込口から吹出口へ向かう気流を風路に形成する羽根車と、羽根車を回転させる電動機と、を有して筐体内に並んで配置された複数の送風ユニットと、筐体から滴下するオイルを受けるオイルパンと、オイルパンを筐体の直下において水平に保持するとともに気流の吹出方向を上下方向において変更可能に筐体の側面を支持する取付脚と、を備える。取付脚は、気流の吹出方向と水平方向とのなす角度を変更可能である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、オイルミスト環境下で吊り下げて使用しても、筐体の下方をオイルで汚しにくい送風装置が得られる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる送風装置を吸込口側から見た図
実施の形態1にかかる送風装置を吹出口側から見た図
実施の形態1にかかる送風装置を側面側から見た側面図
実施の形態1にかかる送風装置の吸込口から吹出口に向かう方向と平行な断面図
実施の形態1にかかる送風装置の取付脚を示す斜視図
実施の形態1にかかる送風装置のオイルパンを示す斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における第1ガイドプレートの斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における複数の第1ガイドプレートの配置状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における第2ガイドプレートの斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における複数の第2ガイドプレートの配置状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における気流の吹出方向が斜め下方である場合の送風装置の斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における気流の吹出方向が斜め上方である場合の送風装置の斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における気流の吹出方向が水平方向に平行な方向である場合における送風装置の吸込口から吹出口に向かう方向と平行な断面図
実施の形態1にかかる送風装置における気流の吹出方向が斜め下方である場合における送風装置の吸込口から吹出口に向かう方向と平行な断面図
実施の形態1にかかる送風装置における気流の吹出方向が斜め上方である場合における送風装置の吸込口から吹出口に向かう方向と平行な断面図
実施の形態1にかかる送風装置を正面側から見た要部正面図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートの斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における複数の他の第1ガイドプレートの配置状態を示す斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートの側面図
図19におけるXX-XX線に沿った断面図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートをオイル滴が流れる状態を示す他の第1ガイドプレートの断面図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートをオイル滴が流れる状態を示す他の第1ガイドプレートの側面図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートの斜視図
実施の形態1にかかる送風装置における他の第1ガイドプレートをオイル滴が流れる状態を示す他の第1ガイドプレートの断面図
実施の形態1にかかる第1ガイドプレートを筐体に取り付けるための固定板の側面図
実施の形態1にかかる送風装置を吹出口側から見た斜視図
実施の形態1にかかる送風装置を吸込口側から見た斜視図
実施の形態1にかかる第2ガイドプレートの取付部を示す要部断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態にかかる送風装置を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる送風装置を吸込口側から見た図である。図1においては、送風装置100の全体構成の理解の容易のため、第2ガイドプレート106の図示を省略している。図2は、実施の形態1にかかる送風装置を吹出口側から見た図である。図3は、実施の形態1にかかる送風装置を側面側から見た側面図である。図3では、図2における矢視Aの方向から見た状態を示している。図4は、実施の形態1にかかる送風装置の吸込口から吹出口に向かう方向と平行な断面図である。なお、図4においては、第1ガイドプレート105、第2ガイドプレート106およびオイルパン101の図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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